グラス TG Glass Heat-resistant Glass Cup Curved

深澤直人さんが監修した
日常に溶け込む「ふつう」なグラス

こちらは「TG Glass Heat-resistant Glass Cup Curved（ティージー グラス ヒートレジスタントグラス カップカーブド）」というグラス。特に目を引くような演出はなく、非常にシンプルなデザインが特徴です。

リセノでお取り扱いしている食器はどれもシンプルで「料理がおいしそうに見える」「料理を主役にする」というコンセプトのもと、選定をしています。

それはTGも例外ではなく、この「ふつう」なデザインが食卓に溶け込み、料理を際立たせるのに一役買っています。

どうしてここまで「ふつう」に見えるのに、TGでないといけなかったのか。

とある展示会に参加した時のこと。たくさん出店がある中で、無意識にTGのブースに吸い寄せられたのを覚えています。

当時はこのブランドの事を知らず、担当者にお話を聞いていると、プロダクトデザイナーの深澤直人さんがプロデュースをされているとのこと。深澤さんと言えば、無印良品のプロダクトデザインを担当されているのは、有名なお話です。

「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」などの言葉でデザイン哲学を表現しながら、人の思いを可視化するデザインの実践を続けておられます。

使い心地を考え抜かれているのが細部にまで宿っているのを感じ、知るほどに「ふつうではない」ことに気付かされ、そこに魅了されてしまいました。

使い心地を考え抜かれたデザインは
「ふつう」とは違うものでした。

ここまで「ふつう」を主張してきましたが、実は「ふつうではない」技術と使い心地が備わっています。

まずはこの薄さ。レーザーカッターを使うことで、厚み1.5mmまでの薄さを実現しています。繊細な飲み口はグラスを感じることがなく、ダイレクトに飲み物を飲んでいる感覚に。香りや舌触りも最大限に引き立ててくれます。

また、この薄さによって、見た目の存在感もさり気ないものになっています。

そして、手に持った瞬間「柔らかい」「気持ちいい」といった感覚に驚きます。

もちろん、ガラスなので柔らかくはありませんが、滑らかな「くびれ」の曲線に指が自然とフィットして、手に触れる感覚がとても優しく感じるのです。この感触と使い勝手の良さで、ついつい手に取って使いたくなります。

TGのグラスにはラインナップがたくさんありますが、今回リセノで選定したのは350mlタイプ。一回の食事に飲む量として、満足できる容量です。

また、ロング缶（500ml）のビールが泡を含めてちょうど二杯分、綺麗に入ります。夫婦での晩酌時などで程よく分け合えるので、飲みすぎ防止の目安にもなるかもしれません。

「くびれ」は持ちやすさだけでなく、スタッキングするためのものでもあります。

重ねておくことで収納スペースを節約できますので、家族の分や来客用など、ぜひ複数で揃えていただきたいグラスです。

この薄さで耐熱グラス。
電子レンジでもオーブンでも使用できます。

もうひとつ驚きのポイントは、耐熱グラスということ。400℃まで耐えられ、150℃の範囲での急激な温度変化にも対応しているので、熱湯を注いでも大丈夫。

清涼感漂う透明なグラスは、冷たいドリンクを夏場に飲むイメージですが、TGグラスは一年を通して活躍します。

また、耐熱グラスでも電子レンジは不可が多い中、TGは電子レンジでもオーブンでも使用することができます。ただし、持ち手が付いていないので、持つ際には火傷に十分にご注意いただければと思います。

もちろん、食洗機での使用も可能です。毎日「ふつう」に行う食器洗いのストレスも軽減してくれます。

ドリンク以外にもおすすめ。
様々な使い方をご紹介します。

ドリンク用のグラスではありますが、使ってみて良かった使い方をご紹介します。

まずはこちらの「カップ寿司」。透明なので層が綺麗に見えて、食卓が華やぎます。パーティーなど特別な集まりでおすすめのレシピです。

上半分が広がっているデザインなので、具材をたっぷり載せられるのも、喜ばれるポイントです。

プリンの容器としても。

混ぜて冷やすだけの簡単なプリンはもちろん、トースターやオーブンを使って作る、焼きプリンでも活躍します。

蒸し器で使っても問題ないので、蒸しパンづくりにも。

朝食やスイーツタイムに、ひと味違った食卓が楽しめそうです。

TGシリーズのボウルもございます。

TGグラスと同じ機能性を備えた、ボウルもございます。

500mlと1100mlの2サイズ展開で、夏場にピッタリな清涼感のある料理から、機能性を活かした料理まで、幅広く活躍します。

スタッフ・愛用者の使用レビュー

【わたしの愛用品】耐熱なのに、美しい。TGグラス&ボウルを自宅に迎えました。

カメラマン　辻口