センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「ディスプレイ」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-09-06.php公開日 2025年09月29日(月)
更新日 2025年10月07日(火)
小さな子どもとインテリアを楽しむコツ。
雑貨をディスプレイする際の注意点とは?
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
「インテリアは好きだけど、子どもがいると
つい『暮らしやすさ』を優先しがちで...」
先日、お客さまからこんなお悩みをいただきました。
お子さまと暮らすお家では、
「安全性」や「イタズラ防止」など、
気を配らなきゃいけないことが増えますよね。
インテリアの見た目と暮らしやすさの
両立は、どうすれば叶うのでしょうか。
今回は、お子さまと暮らすお家での
安全性とデザイン性を両立する
「ディスプレイのコツ」を取り上げます。
おすすめのディスプレイアイテムもご紹介します。
ぜひ最後までお楽しみください。
子育てインテリアのディスプレイのポイント
お子さまと暮らすお客さまの中には、
こんなお悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
- お部屋を飾りたいけれど、子どもが壊してしまわないか不安。
- 子どもがケガをしないか心配で、見た目の美しさは諦めている。
- 友人やご家族を招いたときに「素敵」と思ってもらえるお家にしたい。
子育てとインテリアの両立は難しく、
皆さま試行錯誤されています。
今回は、「アート」や「雑貨」などを飾る
ディスプレイのポイントがテーマ。
お部屋に見どころを作るアクセントアイテムについて、
注意点をご紹介します。
① 子どもの手が届かない高さに飾る
小さなお子さまがいるご家庭では、
背の低い棚やテーブルの上に雑貨を置くと、
どうしても触ったり倒されたりする心配があります。
そのためディスプレイの位置は、
お子さまの手が届かない
大人の視線の高さを意識するのがおすすめです。
たとえば、
- キャビネットの上
- 背の高いシェルフの中
- 視線の高さの壁
などは、お子さまの安全を守りながら、
ディスプレイを楽しむのに最適な場所です。
反対に、
- 床の上
- 背の低いスツールの上
- サイドテーブルの上
などは、お子さまがぶつかって倒してしまう
可能性があるので避けるとよいでしょう。
「視線の高さ」にアイテムを飾ることは、
お子さまの安全だけでなく、
実はインテリアの見心地の観点でも効果的です。
視線の高さは普段目に留まりやすい場所なので、
そこを彩ることでお部屋の印象が大きく変わります。
お部屋にディスプレイをつくる際には、
「目に留まりやすい高さかどうか」を
意識してみてください。
② 大きさ、重さ、形状をチェック
飾る位置について理解いただいたら、
次は「アイテム選び」のポイントです。
小さな雑貨はお子さまの手に収まりやすく、
誤飲や落下のリスクがあります。
大きすぎても圧迫感が出てしまうため、
20〜30cm前後の安定感あるサイズがおすすめ。
ガラスや陶器などの重い素材のものは、
万が一落下したときに危険です。
木やラタン、プラスチックなどの
軽量アイテムを選ぶことで、
心の安心につながります。
さらに、尖った角や不安定な細長い形状は、
転倒やケガのもとになります。
丸みのある花瓶や底の広いカゴなど、
安定感があって倒れにくい形を選ぶことで、
安全性が高まります。
最後に、アイテム選びのポイントをまとめます。
- 大きすぎず小さすぎず、20~30cm前後のサイズ感
- 木、ラタン、プラスチックなどの軽い素材
- 丸みを帯び、底が広く安定した形状
③ 「飾る+収納」を兼ねた工夫を取り入れる
子育て中のご家庭では、
おもちゃや絵本、日用品などが増えて、
どうしても「生活感」が出やすくなります。
そんなときは、飾ると収納を
組み合わせたディスプレイを取り入れてみましょう。
もっともおすすめなのが、
腰高くらいの収納家具 +
その上にアートや雑貨をディスプレイする方法。
扉付きの収納家具を選ぶことで、
隠したい日用品を収納しながら、
その上に見どころを作ることができます。
「お子さまの手の届かない高さ」と「収納アップ」の
両方を叶える、おすすめのディスプレイです。
子供が自分で片付けられるアイデアと収納をご紹介いたします。
https://www.receno.com/pen/storages/u14/2025-08-22.php④ 観葉植物も置き場所にひと工夫を
大きな観葉植物を床に直接置くと、
子どもが倒したり土を触ったりするリスクがあります。
また、ポトスやアイビーなど、
よく出回っている種類であっても、
実はお子さまが誤食すると危険な植物も。
お子さまが小さなうちは、なるべく
手の届かない場所で育てるのがいいでしょう。
たとえば、収納家具の上に小鉢を置いたり、
吊るすタイプのハンギンググリーンを
活用したりするのがおすすめです。
もしくは、リアルな「フェイクグリーン」や
「水耕栽培タイプ(ハイドロカルチャー)」など、
土を使わないグリーンを検討するのもいいですね。
暮らしの空間をちょっぴり素敵にしてくれるグリーンアレンジメント「ハンギングプランター」の作り方をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/diy/u18/2017-07-14.phpおすすめのディスプレイアイテム
続いては、お子さまと暮らすお家のディスプレイに
おすすめなアイテムをご紹介します。
ここでは、「壁掛け」や「高い位置」で楽しめる
アイテムを中心にピックアップしました。
① 「アートポスター」で視線の高さを彩る
「アートポスター」は、お子さまの手が届かない
「視線の高さ」を彩るのにぴったりなアイテムです。
賃貸でも使えるフックやピクチャーレールなどで
壁に固定できるため、お子さまがいても安全。
または、高さのあるキャビネットなどの上に
立てかけて置くだけでもOKです。
「アートポスターを取り入れるのはハードルが高い...」
そのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
取り入れてみると、効果の高さを実感いただけます。
50×70cm以上の大きなアートポスターは、
思い切って取り入れてみることで、
お部屋の雰囲気をグッと格上げしてくれます。
一度フレームを購入すれば、気分に合わせて
ポスターを交換することで、手軽な模様替えも◎
リセノでは、A3~A5サイズのミニアートも
取り扱っていますので、まずはそちらからでもOKです。

デンマーク・コペンハーゲンに拠点を置くポスター専門店「the poster club(ポスタークラブ)」。
https://www.receno.com/art2/tpc-art.php
コペンハーゲンに拠点を置くポスター専門店「the poster club(ポスタークラブ)」。ちょっとしたスペースに飾れて、暮らしに取り入れやすい小さなアートポスターをご用意しました。
https://www.receno.com/art2/tpc-mini.php② 「フォトフレーム」で思い出を飾る
「アートポスターよりも気軽に始めたい」
「狭い壁のスペースを彩りたい」
そのような方には、「フォトフレーム」がおすすめです。
卓上に置くタイプが一般的ですが、
壁掛けもできるタイプを選ぶことで、
ちょっとした壁にもディスプレイが可能です。
アートフレームに比べて重量が軽く安全なので、
もっとも気軽に取り入れられるアイテムのひとつ。
ただ、お子さまが小さなうちは、
フレームの角の部分には注意しましょう。
また、お子さまとの思い出の写真や、
お絵描きしたイラストなどを飾ることで、
唯一無二のディスプレイが作れることも魅力です。

アンティークのような佇まいの「フォトフレーム comu-le(コミュレ)」。家族の写真やお気に入りのポストカードが、インテリアとしてお部屋を彩ります。
https://www.receno.com/photoframe2/comu-pf.php
木の温もりを感じる「フォトフレーム チークウッド」。まるでアンティークのような素朴な佇まいが魅力です。
https://www.receno.com/photoframe2/tewo-pf.php③ 「ウォールシェルフ」で小さな雑貨をまとめる
お気に入りの「小さな雑貨」を飾りたい方には、
「ウォールシェルフ」がおすすめです。
こまごました雑貨がたくさんあるけれど、
子どもが触ってしまうと危ないかも...というときに、
雑貨をまとめて飾る場所として重宝します。
壁掛けタイプのアイテムですので、
お子さまの手の届かない位置に、
雑貨を美しくディスプレイすることができます。
こちらの写真のように、キャビネット上の壁に
ウォールシェルフを飾るのもおすすめです。
ウォールシェルフが目線の高さを彩るアクセントになり、
こだわりの雑貨が視界に入りやすくなります。

良いものを掘り起こし、現代の暮らしに受け継ぐ「H/A(エイチエー)シリーズ」。 アンティーク意匠を復刻した、Re:CENOオリジナルのウォールシェルフです。
https://www.receno.com/shelf/hawsh.php④ 「ブラケットライト」で安全にあかりをプラス
壁掛けタイプの照明「ブラケットライト」は、
美しいデザインに加えて、
「あかり」という実用性も兼ね備えたアイテム。
フロアライトやテーブルライトなどの照明は、
お子さまがぶつかったり、
コードに足を引っかけて転んだりする危険があります。
その点、壁に浮かせて設置するブラケットライトなら、
下の空間がすっきり空いて、動線を確保できます。
リセノのブラケットライト「Lumoa」は、
取り付け工事やコードがいらない「ポータブル式」。
630gと非常に軽量で、市販のフックやピンを使って
好きな場所に飾っていただけます。
円形のシェードは、ガラスではなくポリエチレン製。
万が一落下したときも、割れる心配はありません。

賃貸でも使えるポータブルブラケットライト「Lumoa(ルモア)」。やさしいあかりで、空間に上質な安らぎをもたらしてくれる照明です。
https://www.receno.com/brlight/lumoa-sh.php⑤ 「モビール」で上空をおしゃれに演出
「モビール」とは、空気の流れによって
ゆらゆらと動く姿が美しいオブジェのこと。
天井に吊るして飾るので、
お子さまの手に触れることなく安心です。
モビールのメリットは、やはり一般のお家では
なかなか見られない「特別感」でしょう。
1つ吊るすだけで、インテリア上級者のような
ディスプレイを楽しんでいただけます。
友人をお家に招いたときに
「素敵」と思ってもらえるお家を目指す方は、
モビールを選んでみてはいかがでしょうか。

雲を抽象化したウッドパーツで構成された、デンマーク製のモビール「Flensted(フレンステッド)ドリフティングクラウド」。雲が風に乗って漂うような姿は、日常に穏やかな空気をもたらします。
https://www.receno.com/ornament/fl-dc-mb.php
ぽっかり空いたスペースを彩る、木製オーナメント「Kito(キト)」。物足りなくなりがちなお部屋の上空間に飾るだけで、心地よい空間に変化します。
https://www.receno.com/ornament2/kito-mb.phpお子さまと一緒でも、インテリアは楽しめる。
リセノスタッフにご相談ください。
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
▼子育てインテリアのディスプレイのポイント
- 子どもの手が届かない高さに飾る
- 大きさ、重さ、形状をチェック
- 「飾る+収納」を兼ねた工夫を取り入れる
- 観葉植物も置き場所にひと工夫を
▼おすすめのディスプレイアイテム
- アートポスター
- フォトフレーム
- ウォールシェルフ
- ブラケットライト
- モビール
もしインテリア作りに迷われた際は、
リセノの店舗スタッフ、
プロサポートにご相談ください。
お子さまと一緒に理想の暮らしを叶えるために、
お客様に合ったインテリアプランを
ご提案させていただきます。
今回のマガジンが、
皆さまのインテリアづくりのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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商品部 大原
リセノ制作部
編集部 江上
元京都店 戸田