センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「空間配置」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-06-28.php公開日 2025年12月17日(水)
更新日 2026年01月12日(月)
キャビネット上をおしゃれにディスプレイする方法!
「3つのセオリー」で誰でも簡単に。
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
「キャビネットの上をきれいに飾りたいけれど、どうすればいいかわからない...。」
お客さまから、このようなお声をよく頂戴します。
こだわって買ったキャビネット。
せっかくなら、美しくディスプレイしたいですよね。
ありがちなのは、物を置きすぎてしまったり、
逆に少なすぎたりして、
全体のバランスが崩れてしまうこと。
キャビネット上のディスプレイは、
3つのセオリーを意識することで、
バランスの取れた美しい仕上がりになります。
ということで今回は、
キャビネットの上をおしゃれに
ディスプレイする方法をご紹介します。
そもそも「キャビネット」とは?
はじめに、そもそも「キャビネット」とは
どのような家具なのかご説明します。
① キャビネット = 扉付きの収納家具
上:キャビネット / 下:シェルフ
収納家具は、大きく「扉があるもの」と
「扉がないもの」に分かれます。
- 扉付きの収納家具 = キャビネット
- 扉なしの収納家具 = シェルフ
と呼ばれ、キャビネットは
扉や引き出しの付いた収納家具の総称です。
扉や引き出しがあるため、中身が物理的に見えず、
片付けがしやすいというメリットがあります。
② キャビネットの上を「物置き」にするのはもったいない!
キャビネットの上にカゴやボックスを積んで、
中に入りきらないものを収納している方も
いらっしゃるかもしれません。
ですが、リビングやダイニングなど
暮らしの中心にキャビネットを置く場合、
上を「物置き」にするのは少しもったいないです。
キャビネットの上は、実は絶好のディスプレイ場所。
ここを彩ることで、お部屋の印象が大きく変わります。
その理由は、
キャビネット上の高さにあります。
腰高くらいのキャビネットの上は、
お部屋を「上・中・下」の3つの空間に分けたとき、
「上~中」の高さにあたります。
この高さは、大人の目線の高さに近く、
自然と視界に入りやすい場所になります。
そのため、キャビネット上のディスプレイは
注目を集めやすく、効果が非常に大きいのです。
空間を「上・中・下」に分けて
スタイリングするポイントは、
こちらのマガジンをぜひご参照ください。
キャビネット上をディスプレイする「3つのセオリー」
ではいよいよ、キャビネット上をディスプレイする
「3つのセオリー」をご紹介します。
① 三角構図
1つ目のセオリーは「三角構図」です。
三角構図とは、「大・中・小」の
3つの高さの異なるアイテムを使い、
三角形をつくるテクニックです。
高さの違うアイテムで三角形を作ると、
3つのアイテムの関係性にリズムが生まれ、
美しく感じる「1つのかたまり」ができあがります。
プロのスタイリストが作る美しいディスプレイも、
実は三角構図がベースになっていることが多いです。
三角形を構成する「大・中・小」のアイテムは、
- 大 : 垂直
- 中 : 立体
- 小 : 平面
と、それぞれに役割があります。
・「大(垂直)」アイテム
三角形の頂点を担う「大」は、
もっとも高さのある垂直アイテムを配置します。
代表的なアイテムは、
- アート
- ミラー
- 大きめの花瓶
などです。
・「中(立体)」アイテム
三角形の中間の高さを担う「中」は、
立体的な奥行きのあるアイテムを配置します。
代表的なアイテムは、
- 中サイズの花瓶
- 中サイズのオブジェ
- テーブルライト
などです。
・「小(平面)」アイテム
最後にもっとも高さの低い「小」は、
平面的なトレーや本に
小物・オブジェを飾るとまとまります。
「大アイテム=垂直」「中アイテム=立体」
「小アイテム=平面」はアイテム選びの
指針になりますが、それほど神経質に
考えすぎなくても問題ございません◎アイテムをディスプレイし、全体として
三角形に見えていれば美しくまとまります。あくまでアイテム選びやサイズ感の
参考にしていただけますと幸いです。
「三角構図」のテクニックをさらに深く学びたい方は、
こちらをぜひご参照ください。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「ディスプレイ」のセオリー後編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-09-07.php② レピテーション
2つ目のセオリーは「レピテーション」です。
レピテーションとは、同じ色や素材、
形状のアイテムを繰り返し配置するテクニックです。
アイテム同士に共通点を持たせることで、
統一感のある美しいディスプレイに仕上がります。
「大・中」アイテムは粘土のオブジェ、「小」アイテムは真鍮のトレー
具体的には、
「大・中・小」の3アイテムのうち、2つをレピテーションさせる(共通点を持たせる)
ことがポイントです。
そうすることで、統一感を演出しつつ、
遊び心も感じる三角構図をつくれます。
- 3アイテムともレピテーションさせる : まとまりすぎて面白みに欠ける
- 3アイテムともレピテーションさせない : バラバラな印象になる
ということで、2アイテムを同じ色や素材で揃え、
1アイテムを異なる色・素材にするのがコツです。
「レピテーション」のテクニックを
さらに深く学びたい方は、こちらをご参照ください。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レピテーション」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-07-19.php③ ステージグルーピング
3つ目のセオリーは
「ステージグルーピング」です。
ステージグルーピングとは、トレーなどの
「ステージ(舞台)」となるアイテムを下に敷き、
小物をまとめるテクニックです。
バラバラした印象になりがちな小物も、
下にステージを敷いてグルーピングすれば、
まとまった印象に変わります。
ステージグルーピングは、
三角構図の「小(平面)」アイテムに
活用するのがおすすめです。
まずはトレーや本・雑誌などの平らなアイテムを敷き、
その上に小物をディスプレイすれば、
簡単に「小」アイテムが完成します。
キャビネット上のおしゃれなディスプレイ方法
それでは実際に、キャビネット上の
おしゃれなディスプレイ方法をご紹介します。
三角構図の「大・中・小」のアイテムを変えながら、
3パターンのディスプレイをつくります。
① アートポスターが中心のディスプレイ
1つ目のディスプレイはこちらです。
- 大(垂直)アイテム : アートポスター
- 中(立体)アイテム : 花瓶 + 植物
- 小(平面)アイテム : 本 + 小物
アートポスターを頂点に、中くらいの花瓶+植物、
本+小物で三角構図をつくっています。
こちらのディスプレイは、
三角構図の高さのバランスが取りやすく、
初心者の方にもおすすめです。
上:アートフレームと器で「ウッド素材」をレピテーション
下:アートポスターとキャンドルで「グリーン」をレピテーション
アートフレームと器で「ウッド素材」を、
アートポスターとキャンドルで「グリーン」を、
それぞれレピテーションしています。
さらに「小」アイテムは、
大きめの本の上に時計やキャンドルを飾り、
ステージグルーピングを取り入れています。
このように、3つのセオリーに沿って
アイテムを配置するだけで、
美しいディスプレイに仕上がります。
② ミラーが中心のディスプレイ
2つ目のディスプレイはこちらです。
- 大(垂直)アイテム : ミラー
- 中(立体)アイテム : テーブルライト
- 小(平面)アイテム : トレー + 小物
「大」アイテムには、
壁掛け式のミラーを取り入れています。
ミラーは、お部屋の様子を映し出したり、
窓の外や光を反射したりして、
お部屋を広く見せてくれる効果があります。
窓の近くや、コンパクトなお部屋に
キャビネットを置く場合におすすめです。
少し背の高いテーブルライトは、
三角構図の「中」アイテムにぴったりです。
テーブルライト1つだと
寂しい印象になってしまうことも多いので、
テーブルライトを頂点にして、
小さな三角構図をつくると良いでしょう。
このように細々したアイテムを飾る場合は、
トレーの上に乗せることでひとまとまりになります。
「小さな雑貨が散らかってしまう...」という方は、
少し大きめのトレーやケーキスタンドなどで
整理いただくのがおすすめです。
③ ウォールシェルフが中心のディスプレイ
3つ目のディスプレイはこちらです。
- 大(垂直)アイテム : ウォールシェルフ
- 中(立体)アイテム : オブジェ
- 小(平面)アイテム : オーディオ機器 + 小物
少し上級者向けになりますが、
「大」アイテムにウォールシェルフを飾っています。
ウォールシェルフは、このように小さな雑貨を
美しくまとめるのに重宝するアイテムです。
飾り方にセンスが必要そうに感じますが、
こちらのマガジンをお読みいただければ、
セオリーに沿って誰でもディスプレイ可能です。
アンティーク意匠を復刻したウォールシェルフをリリースします。
https://www.receno.com/pen/receno-product/u7/2023-12-25.php「中」アイテムには、背の高いオブジェを
2サイズ並べてディスプレイしています。
このように同じアイテムをサイズ違いで並べると、
自然な三角形をつくりやすく、また必然的に
レピテーションも取り入れられます。
本やトレーの他に、上部が平たいオーディオ機器も
ステージグルーピングの土台として活躍します。
高音質で音楽を楽しめるのはもちろん、
インテリアになじむデザインの機器を選ぶことで、
ディスプレイのアクセントにもなってくれます。
こんなときはどうする? ディスプレイのQ&A
最後に、「こんなときはどうする?」という
キャビネット上のディスプレイの疑問にお答えします。
① キャビネットの後ろに壁がない場合は?
今回は、キャビネットを壁付けして
ディスプレイする実例を中心にご紹介しました。
ですが、キャビネットの後ろが窓だったり、
お部屋の間仕切りに使ったりする場合、
「壁にアートを掛けられない...」ということも。
もしくは、壁がコンクリート造などで
ピンやフックが刺さらない場合も、
壁面を活用することができません。
そんなときは、「大(垂直)」アイテムに
卓上に置けるアートフレームを活用しましょう。
A3サイズなど、少し大きめサイズのアートであれば、
卓上に置けるフレームで立てて飾ることができます。
そちらを三角形の頂点にして、「中・小」の
アイテムをバランスよく配置してみてください。
② キャビネットの横幅が大きい場合は?
今回は、横幅160cmの一般的なキャビネットで
ディスプレイ実例をご紹介しました。
ですが、それより横幅が長いキャビネットや、
壁一面の造り付け収納の場合、
ディスプレイのバランスを取りづらくなります。
そんなときでも、ディスプレイの基本は同じです。
「三角構図」をつくることを意識します。
横幅の大きいキャビネットは、
複数の三角形を重ねることに
挑戦してみてください。
「三角構図A」「三角構図B」のように、
三角形のディスプレイを複数つくり、
それらをキャビネット上で重ね合わせます。
大きな三角形を並べるように配置することで、
横幅が大きいキャビネットにも対応できます。
ポイントは、キャビネットが大きくなればなるほど、
ディスプレイアイテムも大きめのサイズを選ぶこと。
そうすることで、遠くから見ても
バランスの良いディスプレイをつくりやすくなります。
3つのセオリーを理解して、
キャビネット上のディスプレイを楽しみましょう。
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
▼キャビネット上をディスプレイする3つのセオリー
- 三角構図 : 「大・中・小」アイテムを組み合わせる
- レピテーション : 3つのアイテムのうち2つに共通点を持たせる
- ステージグルーピング : 「小」アイテムは平面+小物でつくる
▼こんなときはどうする?
- キャビネットの後ろに壁がない場合 : 「大(垂直)」アイテムに「卓上に置けるアートフレーム」を活用
- キャビネットの横幅が大きい場合 : 複数の三角構図を重ねてディスプレイ
今回のマガジンが、
皆さまのお部屋づくりのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ディスプレイするアイテム選びに迷ったら、こちらのマガジンをぜひご参照ください。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「ディスプレイ」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-09-06.php【お知らせ】 リセノ公式アプリをリニューアルしました。
リセノの公式がアプリが新しくなりました!
新しいアプリでは、
- 全22回の無料インテリアレッスン動画(無料)
- 体験型レッスンの予約
- AIインテリアシミュレーター(無料)
- Re:CENO Mag
を無料でご利用いただけます。
このアプリで手軽にインテリアを学んだり、
シミュレーターでお部屋イメージを確かめたり
していただけます。
アプリについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
無料アプリのダウンロードは、以下から
動画の無料講座や、体験型レッスンの予約、そして最新AIを利用したお部屋シミュレーターなど無料でご利用いただけます。









































商品部 大原
青山店 人見
福岡店 林田
編集部 江上
元京都店 戸田