
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レイアウト」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-08-09.php公開日 2025年10月01日(水)
みなさん、こんにちは。
商品部の大原です。
コンパクトな住まいが多い、日本。
お部屋を素敵に整えたいけれど、
家具を増やすスペースがなかったり、
窓や梁の位置が思い通りでなかったり。
私も都内の1LDKマンションで、
夫と二人暮らしをしていますが
「ここさえ、どうにかなれば...」と
もどかしさを感じることがあります。
同じようなお悩みをお持ちの方も、
きっと少なくないのではないでしょうか。
今回は、限られたスペースでも
空間の印象を大きく変えられる
壁の使い方やおすすめのアイテムをご紹介します。
我が家でもインテリアを楽しめるかも...!と
そんな可能性を感じていただければ嬉しいです◎
冒頭のとおり、日本の住まいは
コンパクトなつくりが多く、
「置けるかどうか」だけで家具を選びがち。
仮に十分なスペースがあったとしても、
金銭面やコーディネート面から
すぐに新しい家具を迎える難易度は高いですよね。
そんな場面で、手軽に
お部屋の印象を変えることができるのが
ずばり、壁を活用する方法です。
コンパクトなお部屋では、
家具をたくさん置くことができなかったり、
決まった配置しかできなかったりと
どうしても平面的な印象になりがち。
そんなときに壁を上手に活用すると、
目線の高さに動きが生まれ、
空間に立体感や奥行きを持たせられるようになります。
アートやウォールシェルフを取り入れるだけで、
視線が自然と上に抜けて
部屋全体が広く見える効果も。
小さな工夫が、限られたスペースを
のびやかに見せてくれる助けになります。
家具を増やすと必然的に
通り道が狭くなったり、
生活の動きが制限されることも。
その点、壁を使ったディスプレイであれば
床面を塞ぐことなく印象を変えることができるため、
いつもの動線が遮られることがありません◎
毎日の支度や家事の流れをスムーズに保ちながら、
お部屋の見心地を整えることができるのも、
壁を上手に活用する大きな魅力です。
気分に合わせて、
手軽に印象を変えられるのも、
壁を活用する大きな魅力のひとつ。
家具を動かさずともさっとアートや
アイテムを飾り替えるだけで、
手軽に模様替えを楽しめるのも嬉しいポイントです。
「壁の使い方がよくわからない」
という方も多いはず。
ここでは、押さえておきたいポイントを
「場所」「位置」「方法」に分けてご紹介します。
フォーカルポイントとは、「注視点」のことで
お部屋の中で最も興味を惹き、
注目を集める場所のことです。
例えば、扉を開けて正面の壁や
ソファーに座っていると自然に視線を向けてしまう
コーナーなどがそれにあたります。
人の目が集まりやすい場所にアイテムを配置すると、
空間に自然な視線の流れを生むことができ
お部屋全体の印象がぐっと引き締まります。
「どこから手を付けたらいいのかな...」という方は、
まずはフォーカルポイントを探してみましょう◎
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レイアウト」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-08-09.php家具のほとんどは、
床~腰高の範囲に配されます。
そのため、空間を「上・中・下」に分割してみると
必然的に下空間(足元)に物が集まり
中空間や上空間がぽっかり寂しい印象に...
アートなどを取り入れて上空間を埋めるだけで、
お部屋の物足りなさが解消され、
空間全体に落ち着きと安定感が生まれます。
家具やアイテムなど、
配置の「偏り」をなくすことを意識し、
美しいバランスの取れた空間に仕立てましょう。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「空間配置」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-06-28.php「レピテーション」とは、
色や素材、形などの要素を繰り返すことで、
空間に統一感を生み出す手法のことです。
例えば、お気に入りのブランケットと
同じカラーの時計を壁に飾ってみたり。
壁に飾るアイテムもお部屋に置いてある
家具や雑貨と同じ色や素材を意識すると
自然とまとまりが感じられる空間になります◎
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レピテーション」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-07-19.php壁の大きさは、
それぞれの暮らしによってさまざま。
広々とした壁もあれば、
窓や扉に囲まれて小さな面積しかない壁もあります。
ディスプレイを楽しむときは、
その壁の「広さ」に合わせて工夫をすることで、
より心地よいバランスをつくることができます。
ここからは、壁の広さに応じた
飾り方のヒントをご紹介します。
窓が少ないお部屋やソファー上など
壁のスペースが十分な場所では、
大きめのアートやウォールシェルフを取り入れると、
空間の印象をぐっと引き締めることができます。
広い面積を活かして、
フォーカルポイントをつくると
お部屋全体にメリハリが生まれ、
空間が一気に洗練された印象に。
複数のアイテムを組み合わせる場合は、
高さや色のバランスを意識するのがポイントです。
大きな壁を生かしてディスプレイすることで、
家具を増やさなくても豊かで
印象的なインテリアを楽しめます。
扉や窓があるなど壁の面積が限られている場合は、
小さめなアイテムを飾るのがおすすめです。
限られた面積でも、フォトフレームや
ブラケットライトなどのアイテムを飾ることで
ぽっかり空いた空間が埋まり、
お部屋の雰囲気を引き立てる
ディスプレイが実現できます◎
ここからは、すぐにでも取り入れられる
壁のディスプレイにおすすめのアイテムをご紹介します。
「Swallow(スワロー)」は、
その名のとおり鳥がモチーフの
ウォールデコレーションです。
陶器のような柔らかい光沢と質感ですが、
実はアクセサリーや小物づくりにもよく使われる
「レジン(樹脂)」でできています。
ブラックのシェーカーボックスと「レピテーション」。空間にまとまりが生まれます◎
Mサイズでも約200gと軽量なので、
「虫ピン」で飾れるのも嬉しいポイント。
レジンは、強度に優れた素材のため
万が一落としてしまっても、
なかなか割れないのが安心です◎
手のひらに乗るほどの絶妙なサイズ感。
リビングだけでなく廊下やお手洗い、洗面所など
想像以上にさまざまなシーンで活躍します。
ディスプレイをピタッと決めたい方は、
サイズ違いで2つ並べて飾るのがおすすめです。
鳥モチーフのウォールデコで北欧風のお部屋に変身。飾り方のポイントもご紹介。
https://www.receno.com/pen/display/u78/2024-12-10.phpお部屋の飾りを気軽に楽しみたい方へおすすめしたい、小さな鳥のデコレーションです。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u57/2025-01-20.php暮らしの中で、必需品の時計。
スマホでも事足りますが、
やっぱりあると視認性と快適性が違います。
ただ、掛け時計はデザインによって
お部屋の印象を左右してしまうこともあり、
意外と悩ましいアイテムでもありますよね。
「掛け時計 MOHEIM HORN」は、
時を経ても古びることのない
ミニマルでシンプルなデザインが魅力。
シンプルながらも品のある佇まいは、
今のお部屋の雰囲気を崩さずに
さらりと空間に馴染みます。
生活スタイルにあった、時計の選び方とは?
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デンマークのコペンハーゲンを拠点とした
ポスター専門店である「the poster club」。
北欧の文化や、ライフスタイルなどから
インスピレーションを得たポスターを展開しており、
1枚取り入れるだけで一気に空間が華やぎます。
ホテルのロビーやカフェの一角、
おしゃれで洗練された空間のほとんどには
アートポスターが飾られています。
それは、視覚的なアクセントにより
空間の印象を整えたり、
壁面に奥行きやリズムを加える効果があるからです。
言うなれば、空間のクオリティを
一気に上げてくれるアイテムなのです。
その効果は、ふつうのおうちでも。
ぽっかりと寂しい印象の壁を埋め、
見ごたえのある場所に変えてくれます。
存在感抜群な大きなサイズから
手に取りやすいミニサイズまで幅広く展開しているので
壁の広さに合わせてお選びいただければと思います。
小さなダイニングでも楽しめる!1枚のアートで、ギャラリーのような空間をつくる「飾り方のコツ」
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u18/2025-09-01.phpブルーのアートポスタで、味気ない印象のお部屋から彩りのあるお部屋へ。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u62/2025-08-12.phpアノニマス(作者不詳)なフランスの
アンティーク家具をイメージソースに
復刻したウォールシェルフです。
特徴的な支柱を組み合わせた
意匠性を持つシェルフは壁に掛けるだけで、
お部屋に複雑性と趣きをプラスできます◎
サイズ違いのキャンドルホルダーやゴールドの小物で、形状とカラーを用いた「レピテーション」
例えば、サイドボード上や広い壁など...
インテリアの一等地ともいえる、
「フォーカルポイント」となる場所に飾ると
一気にインテリア上級者のようなお部屋に。
棚板を1段外すことで、
コンパクトなサイズ感も楽しめるため
玄関や階段の踊り場などの、
ぽっかり空いた場所にも飾ることができます。
「H/Aシリーズ」は、Hommage to anonymous(匿名意匠への敬意・尊敬)と
Hommage to antiques(アンティークへの敬意・尊敬)を由来に名付けられています。
ウォールシェルフを取り入れると、見心地が向上しました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u86/2025-01-28.php物足りなさを感じていた壁にウォールシェルフを取り入れただけで、お部屋の見心地がぐんっとアップしました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u33/2025-04-24.phpウォールシェルフと同様に
アノニマス(作者不詳)なスウェーデンの
ヴィンテージミラーを基に製作した「ミラーH/A」。
よくあるシンプルで角ばったミラーとは異なり、
角や表面にはなめらかなカーブが付いているため
お部屋にやわらかな印象を与えます。
部屋の映り込みによって奥行きが生まれたり、
光を反射して明るさが増したり...
ミラーには、空間に抜け感をもたらし、
お部屋を広く見せる視覚的な錯覚の効果も。
Sサイズは、2kgととても軽量。市販のホッチキスフックなどでも簡単に取り付け可能です◎
「ミラー H/A」は、現代の日本の住宅事情や
生活スタイルに合うように3サイズの展開があるので、
自分の暮らしに馴染むサイズを妥協せずに
選べるのは嬉しいポイントです◎
ヴィンテージな意匠のミラーが、新居の見心地・使い心地を向上してくれました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u19/2024-12-27.php壁を彩るアートの代わりにお出迎え。北欧ヴィンテージな空間にぴったりなミラーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u38/2024-12-05.php名作のような美しい見心地の「ミラー」を飾って、憧れの北欧ヴィンテージな玄関に。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u70/2024-11-29.phpおしゃれなカフェやホテルでよく見かける
壁掛け式の「ブラケットライト」。
一般住宅でも取り入れること自体は可能ですが、
そのほとんどが取り付け工事を要し、
なかなかハードルの高いアイテムでした。
そこでブラケットライトを、
賃貸でも取り入れられるように開発したのが、
ポータブルブラケットライト「Lumoa」です。
設置工事もコードも不要で、
市販のピンで簡単に付け外しできるのが最大の魅力。
壁掛け時計と同じ要領で壁に取り付けられます◎
台座はオーク無垢材を採用しているため、
点灯せずともオブジェとして美しく、
上質な空間に仕立て上げるアイテムです。
賃貸契約の場合、管理会社の規定によっては壁に穴を開ける行為は原則NGの場合も。
事前に契約先にお問い合わせいただくと安心です◎
壁に取り付けて、空間をおしゃれに演出する「ブラケットライト」。メリット・デメリットや、初心者の方でも迷わない取り入れ方をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/lightings/u85/2025-09-18.php「ブラケットライト」を初めて自宅に取り入れたリアルレビューをお届けします。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u32/2025-09-11.phpそれでは、今回のおさらいです。
▼ 壁を活用するメリット
▼ 壁をディスプレイするテクニック
スペースに制限があっても、
諦めずに暮らしを楽しむ工夫のひとつとして
ぜひ取り入れていただけたらうれしいです。
それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。
フックを上手に使いこなして、お部屋の壁を飾りましょう。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-01-30.php画鋲であいた無数の穴をキレイにしませんか。ネジで穴をあける前にしておくべきこともお伝えします。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-07-11.php小さなお子さまと一緒にインテリアを楽しむコツ。~ディスプレイのポイント編~
お子さまにとって安全で美しいディスプレイ作りは、「視線の高さ」を意識いただくことがポイントです。