「どこに」「何を置く」の2点を押さえて、フォーカルポイントをつくりましょう!
https://www.receno.com/pen/coordinate/u19/2022-02-21.php公開日 2025年11月05日(水)
一人暮らし・1Kのレイアウト術!
暮らしを快適にする7つのアイデアと実例集
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
今回は、リセノのプロサポートに
お客様からよくご相談いただく
1Kのレイアウトについてです。
一人暮らしをされている方の多くは、
1Kまたはワンルームのお家にお住まいかと思います。
「寝る・食べる・くつろぐ・収納する」などを
ひとつの空間で行うので、
- 「どうしても手狭な印象になってしまう...」
- 「生活感が出ておしゃれにならない...」
といったお悩みをよくお聞きします。
そこで今回は、
一人暮らし・1Kのレイアウトのコツを、
リセノスタッフの実際のお部屋を見ながら解説します。
これから一人暮らしを始める方や、
お部屋の模様替えをお考えの方は、
ぜひご参考にしてみてください◎
そもそも「1K」とは?
はじめに、「1K」とはどのような間取りかを
おさらいしておきましょう。
「1K」とは、
「1部屋 + キッチン」の間取りです。
「1K」のうち、
「1」が衣食住などを行う1部屋を、
「K」がキッチンを意味しています。
よく混同しがちな「ワンルーム(1R)」との違いは、
キッチンが独立しているかどうかです。
「1K」は、お部屋からキッチンが独立しています。
対して「ワンルーム」は、
1部屋の中にキッチンも含まれる間取りです。
「1K」の方が、
キッチンが独立しているため制約が少なく、
家具をレイアウトしやすい傾向にあります。
一人暮らし・1Kのレイアウトのポイント7選
続いて、一人暮らし・1Kのお部屋の
レイアウトのポイントをご説明します。
① 「ベッドの配置」から考える
「食べる、休む、寝る」をすべて1部屋で行う1Kでは、
お部屋の中でも大きな面積を占める
ベッドから配置するのがおすすめです。
後からベッドを置こうとすると、
動線を圧迫しやすく、レイアウトが難しくなります。
1Kにおけるベッドの配置は、
以下の3つに注意してみてください。
- キッチン側からなるべく離す
- 朝日がまぶしすぎない場所を選ぶ
- エアコンの直風を避ける
なお、布団や折り畳み式のマットレスを使い、
広いスペースを確保する案もあります。
その場合も、ポイントは同じ。
ソファーやテーブルなど、面積の大きい家具
からレイアウトを考えましょう。
② 「フォーカルポイント」を美しく彩る
見た目も過ごしやすさも叶えるレイアウトのコツ。
それは、フォーカルポイントを彩ることです。
フォーカルポイントとは、
お部屋の中で自然と視線が集まりやすい場所のこと。
1Kの場合、お部屋の入り口から真っ先に視界に入る
対角線上の壁が主なフォーカルポイントです。
この対角線上の壁に、
アートポスターやフロアライトなど、
デザイン性の高いインテリアアイテムを配置しましょう。
「目線と同じくらいの高さ」にアイテムを置くと、
より効果的に彩ることができます。
また、対角線上の壁に
「大きな窓」があるお家もあるかと思います。
そんなときは、
天然素材の美しい見た目のカーテンを取り入れたり、
天井から植物やモビールを吊るしたりして、
見どころをつくりましょう。
③ 「ゾーニング」で空間を区切る
1Kのお部屋では、眠るためのベッド、
食べるためのテーブル、休むためのソファーを、
1つの空間に配置する必要があります。
ごちゃごちゃした状態になりやすいので、
ゾーニングを取り入れるのがおすすめです。
「ゾーニング」とは、暮らしの行動にあわせて、
お部屋のスペースを区切る考え方です。
とはいえ、
限られた空間で物理的にスペースを区切ると、
どうしても圧迫感が生まれてしまいます。
そこでおすすめなのが、
床にラグマットを敷いて、
視覚的にゾーニング効果を得る方法です。
ソファーを置く「くつろぎスペース」や、
テーブルを置く「食事スペース」に、
エリアを区切るようにラグマットを敷いてください。
それだけで、
お部屋がかなりすっきりとして見えると思います。
お部屋をまとまめるテクニック、「ゾーニング」についてお伝えします。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u35/2022-07-19.php④ 「収納家具」をうまく仕込む
狭い1Kの間取りでは、
収納場所も限られていることがほとんどです。
備え付けのクローゼットや押し入れだけでは
足りないことも多いため、
収納家具をうまく仕込むことで、
整理整頓が楽になります。
ポイントは、なるべく
奥行きがコンパクトな収納家具を選ぶこと。

奥行きが小さいことで、動線を確保しやすく、
視覚的にもすっきりとして見えます。
参考として、
広く普及しているA4サイズの横幅は「21cm」。
ですので、奥行きが30cm前後の収納家具であれば、
コンパクトかつ日常的にも使いやすいです。
コンパクトな部屋でも大丈夫。暮らしが快適になる収納家具とレイアウトのヒントをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/storages/u77/2025-04-02.php⑤ 「お部屋を広く見せる工夫」を取り入れる
狭い1Kの間取りでも、
家具の選び方などの工夫によって、
視覚的にお部屋を広く見せることができます。
以下のマガジンで詳しく解説していますが、
次のようなポイントをチェックしてみてください。
- 「ニュートラルカラー」を多く使う
- 「線の細い」家具を選ぶ
- 「背の低い」家具を選ぶ
- 「縦のライン」を出す
- 壁と天井に「光をまわす」
同じお部屋の広さであっても「広く感じさせる」スタイリングをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2025-04-11.php⑥ 「主役の家具」を絞る
1Kのレイアウトがうまくいかない理由の1つに、
「家具を詰め込みすぎている」ことが挙げられます。
ソファー、テーブル、ベッド、収納家具と、
なんでも置きすぎてしまうと、
窮屈で暮らしにくさを感じるお部屋に。
そんなときは、
レイアウトにおける主役の家具を決めて、
それ以外を思い切って削ってみてください。
食事や作業などを快適に行いたいなら、
テーブルやデスクを。
寝転んだりしてゆったりくつろぎたいなら、
ソファーやデイベッドを。
理想の暮らしを思い浮かべて、
その実現に必要な家具だけを厳選することで、
レイアウトがグッとやりやすくなります。
⑦ 「兼用アイテム」を活用する
1Kのような小さな間取りでは、
1つで2役以上をこなす
兼用アイテムを活用するのもおすすめです。
たとえば、テレビを置きたい方は、
収納家具をテレビ台として使ったり。
椅子にもサイドテーブルにもなるスツールも、
汎用性の高い兼用アイテムのひとつです。
必要な家具を洗い出した後に、
それらを1つでまかなえるアイテムがないか、
一度検討してみてください。
省スペースで快適に。暮らしを助けるスツール活用術をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/chairs/u77/2025-08-04.phpリセノスタッフの1Kレイアウトの
実例をご紹介します。
ここからは、
実際に一人暮らし・1Kのお部屋でインテリアを楽しむ
リセノスタッフの実例をご紹介します。
① 1K・8畳 メディアチーム|碇宅
まずは、メディアチーム・碇宅です。
1K・8畳ほどの間取りになります。
碇宅に取り入れられているレイアウトのポイントは、
次の3つです。
- 「フォーカルポイント」を美しく彩る
- 「ゾーニング」で空間を区切る
- 「主役の家具」を絞る
「フォーカルポイント」を美しく彩る
お部屋の入り口の対角線上に、
大きな観葉植物やアートポスターで
美しい見どころをつくっています。
フォーカルポイントを彩ることで、
お部屋の奥へと視線を誘導し、
8畳でも広がりを感じられる空間に。
ディスプレイには、腰高ほどのキャビネットを使用。
収納も得られて一石二鳥です。
「ゾーニング」で空間を区切る
ソファーを配置したリビングスペースに
大きめのラグマットを敷くことで、
「くつろぎ空間」をゾーニングしています。
また、ラグマットはゾーニングだけでなく、
ガランと空きがちな足元にアクセントを添えて、
お部屋の見心地をアップさせる効果もあります。
「主役の家具」を絞る
リビングスペースでのくつろぎを重視して、
大きめのテーブルなどは配置せず、
座面の広いソファーを選んでいます。
主役をソファーに定めることで、
1K・8畳とは思えない広々としたお部屋に。
テレビの代わりに小さめのカフェテーブルを置くなど、
いろいろと応用が利きそうなレイアウト実例です。
▼詳しいレイアウトのポイントは、こちらの動画でご確認いただけます!
② 1K・10.5畳 元動画チーム|樋口宅
続いて、元動画チーム・樋口宅です。
1K・10.5畳ほどの間取りになります。
樋口宅に取り入れられているレイアウトのポイントは、
次の3つです。
- 「フォーカルポイント」を美しく彩る
- 「収納家具」をうまく仕込む
- 「お部屋を広く見せる工夫」を取り入れる
「フォーカルポイント」を美しく彩る
入り口の対角線上に大きな窓がある樋口宅では、
天井からモビールや観葉植物を吊るして、
視線が留まる場所をつくっています。
また、窓の左右の「角」には
フロアライトや背の高いドライフラワーを置き、
美しく彩っています。
「収納家具」をうまく仕込む
見た目が美しく、容量もたっぷりの
サイドボードを取り入れています。
天板の上に、オブジェやミラー、
テーブルライトなどをあしらうことで、
ディスプレイとしての役割も兼ねています。
「お部屋を広く見せる工夫」を取り入れる
フローリングにニュートラルカラーの
カーペットを敷くことで、
お部屋を広く見せる工夫をしています。
また、家具は腰高くらいのもので統一し、
全体的に高さを抑えることで、
さらに開放的な空間になっています。
▼詳しいレイアウトのポイントは、こちらの動画でご確認いただけます!
③ 1K・7畳 青山店|人見宅
最後に、青山店・人見宅です。
1K・7畳ほどの間取りになります。
人見宅に取り入れられているレイアウトのポイントは、
次の3つです。
- 「フォーカルポイント」を美しく彩る
- 「主役の家具」を絞る
- 「兼用アイテム」を活用する
「フォーカルポイント」を美しく彩る
入り口の対角線上のお部屋の角に、
シェードの形が美しいフロアライトや、
個性的なアートポスターを飾っています。
手前にベッドがあり限られたスペースですが、
壁をうまく使うことでフォーカルポイントを彩れます。
「主役の家具」を絞る
7畳のお部屋でも広いソファーでくつろげるように、
大きな家具はソファーとベッドの2つに厳選。
コンパクトなサイドテーブルを選ぶことで、
2人掛けソファーを置くことができています。
ソファー自体も線の細い軽やかなデザインで、
お部屋に圧迫感を与えない工夫をしています。
「兼用アイテム」を活用する
テーブルがない...と思われたかもしれませんが、
こちらのヴィンテージの「ビューロー」が、
テーブルと収納の2役を兼ねています。
上段の扉を手前に開くと、
その扉がそのままテーブルになり、
食事やお化粧ができるスペースに。
椅子には横のスツールを活用するなど、
狭いお部屋でも快適に過ごす工夫が施されています。
▼詳しいレイアウトのポイントは、こちらの動画でご確認いただけます!
インテリア選びに迷ったら。
リセノのプロサポートにご相談ください。
リセノでは、独自に研究を重ねた
「インテリアのセオリー」に基づき、
プロによるアドバイスを行っています。
難しい「インテリア選び」だからこそ、
インテリアのプロが寄り添って相談に乗り、
アドバイスをすることが必要と考えています。
セオリーがあるから迷わないし、
センスがなくても取り入れられる。
ぜひ、みなさまのインテリア選びが
楽しいものになるように、
サポートできればと思います。
ご興味がありましたら、リセノの各店舗や、
こちらのページからお気軽にお申し込みください。
レイアウトのコツを押さえて、
お部屋を美しく整えましょう。
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
▼一人暮らし・1Kのレイアウトのポイント7選
- 「ベッドの配置」から考える
- 「フォーカルポイント」を美しく彩る
- 「ゾーニング」で空間を区切る
- 「収納家具」をうまく仕込む
- 「お部屋を広く見せる工夫」を取り入れる
- 「主役の家具」を絞る
- 「兼用アイテム」を活用する
今回のマガジンが、
皆さまのお部屋づくりのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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