
暮らしに合ったソファーを選ぶための基礎知識と、選ぶときに注意するべきポイントをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/sofas/u71/2023-08-18.php公開日 2024年06月19日(水)
更新日 2025年09月02日(火)
こんにちは。
プロサポートの中島です。
プロサポートでご相談をお寄せいただく際、
よく目にするのが15畳程度のLDKの間取り。
2人暮らしや、3~4名のご家族が住まわれるのに、
ちょうどよいサイズのお部屋です。
「リビングとダイニングは、
それぞれどんな風に家具を配置しよう...」
「できるだけお部屋を広く見せるには、
どうしたらいいだろう...」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、実例を交えて、
15畳LDKのレイアウトのコツをお伝えします。
これからお引越し予定の方や、
現在のお住まいを見直したいとお考えの方に、
お役立ていただけたら嬉しいです。
「1畳」とは、その名の通り、畳一枚分の広さですが、
不動産業界では「1畳=1.62㎡以上」と
定義されています。
15畳の広さは24.3m²の広さとなり、
正方形のお部屋であればおおよそ5m四方、
長方形のお部屋では8m×3mほどの広さになります。
一見、広そうに思えますが、
キッチンも畳数に含まれる場合は、
3畳ほどをキッチンが占めるため、
リビングとダイニングは合わせて
12畳ほどの広さとなるでしょう。
1~2人で住まう場合、
家具のサイズは比較的コンパクトで済むため、
不自由さや窮屈さは感じにくい傾向にあります。
3~4人で住まう場合、
家具のサイズもアップするため、間取りの形によっては
レイアウトに悩むこともあるかもしれません。
では、15畳LDKのレイアウトを検討する際、
どんなことに気を付けると良いでしょう。
15畳LDKのレイアウトのコツを、
5つピックアップしてご紹介します。
15畳LDKの場合、
リビングスペースとダイニングスペースを
それぞれ設けることがスタンダードであり、
間取りの形やテレビ配線・電気配線も、
基本的にはその想定で設定されています。
リビングとダイニング、
それぞれに思い通りの大きさの家具を
配置できればいいのですが、15畳LDKの場合、
そうもいかない場合もあります。
まずは、自宅での過ごし方を思い浮かべ、
リビングとダイニング、
どちらで過ごす時間が長いか想像しながら、
お部屋のテーマをなんとなく考えておきましょう。
そして、リビングとダイニング以外に、
必要となるスペースやアイテムがないかも
予め考えておきましょう。
例えば、LDKにリモートワークのスペースが必要、
お子様が遊んだりおもちゃを収納するスペースが必要
など、
お部屋での過ごし方や、お部屋のテーマをもとに、
置きたい家具を洗い出してみましょう。
リビングで過ごす時間が長い方は、
リビングの主役であるソファー選びに
こだわりましょう。
テレビを設置する場合は、まず配線の位置をもとに、
テレビやTVボードの配置を検討するのが先決です。
プロジェクターの場合は、
映像を映し出す壁面の対面にソファーを配置すると、
快適な視聴が叶います。
ソファーの向きが決まれば、続いて
ソファーの形とサイズを検討しましょう。
お部屋の幅に余裕があれば、大人数座れる幅広のもの、
奥行きに余裕があればL字タイプなど、
間取りに合わせた形とサイズを選ぶと、
収まりの良いレイアウトになります。
すでにソファーをお持ちの場合は、
ソファーの形やサイズを鑑みて、
先に配置を決めましょう。
暮らしに合ったソファーを選ぶための基礎知識と、選ぶときに注意するべきポイントをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/sofas/u71/2023-08-18.phpこれからソファーをご購入される方に向けて、各タイプの特徴やどういった方に適しているのかを、解説します。
https://www.receno.com/pen/sofas/u6/2023-08-09.php
ダイニングテーブルは、大きければ便利ですが、
設置スペースに見合ったサイズを選ぶことも大切です。
人数に合わせた適切な大きさがありますので、
まずはサイズの目安を把握しましょう。
1人あたりに必要なサイズを基に、ゆとりあるダイニングテーブルの選び方についてご紹介します。
https://www.receno.com/pen/diningrule/u4/2021-11-19.phpダイニングは、基本的にキッチンのそばに
配置する想定の間取りが多いので、キッチンに対して
「垂直」「並行」「横付け」どの配置にするか、
ダイニングまわりに必要なスペースも考慮しながら
検討しましょう。
ダイニング配置の基本を、実例を交えて解説します。
https://www.receno.com/pen/dinings/u44/2023-09-14.phpお部屋の広さにかかわらず、レイアウト検討の際に
生活動線を確保できるかは、確認必須事項です。
人1人が通行するための動線は、60cmが目安。
リビングスペースとダイニングスペースの間は、
少なくとも60cm以上の空間を確保することで、
詰め込んだ印象になることを防ぎます。
お部屋の「動線」をもとに、最適な家具のレイアウトを導きましょう!
https://www.receno.com/pen/livings/u19/2022-06-07.php適正な寸法を知ることで動線を確保しやすくなり、ダイニングでより快適に過ごすことができます。
https://www.receno.com/pen/diningrule/u4/2021-12-02.php洗濯物を干す時に、入口扉からバルコニーへ
スムーズに行き来ができるかなど、
間取図の中で自分が歩き回ることを
イメージしてみてください。
適切な動線の確保が心地よい空間を生むと言っても
過言ではありませんので、入念に確認しましょう。
感覚やセンズは不要。簡単なルールで、余白上手さんになりましょう。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u40/2022-05-24.php15畳程度のLDKがあるお住まいの場合、
LDKに隣接するお部屋がある間取りも
少なくありません。
隣接するお部屋がある場合は、間仕切り扉を開放し、
そのお部屋も広いLDKとして活用すれば、
15畳以上の空間を確保することができます。
既存のLDKだけでは、窮屈になりそうな場合、
ぜひ続き間のLDKをご検討ください。
ここからは、
「縦長タイプ」「横長タイプ」「正方形タイプ」
3つの間取りタイプ別の
レイアウト実例をご紹介いたします。
縦長の間取りの場合、窓までの距離は遠くなりますが、
リビングとダイニングが一続きとして視界に入ります。
空間にメリハリが付くように、
リビングとダイニングを家具の配置やラグマットで
ゾーン分けをするレイアウトがおすすめです。
お部屋をまとまめるテクニック、「ゾーニング」についてお伝えします。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u35/2022-07-19.phpただし、ソファーの背もたれで空間を分ける方法は、
部屋に圧迫感を与えやすくなるので、
できるだけ避けた方が無難です。
開放感のあるレイアウトにするには、壁付けかつ
ロータイプのソファーを選ぶのがおすすめです。
リビングとダイニングの間に、
広いスペースを作るだけでも、
自然に空間を分けることができます。
キッチンやお部屋の入り口から見て、
見通しが良くなるよう、レイアウトを検討しましょう。
2人暮らしのため、ダイニングはカウンターへ寄せ、
コンパクトに収めています。
リビングでくつろぐことを重視したレイアウトなので、
ソファーはたっぷりとした広さの3人掛けを選び、
入口の対角線上にレイアウトすることで、
「フォーカルポイント」としても華やかな印象に。
お部屋の中でよく目にとまる場所「フォーカルポイント」を意識的に作ることで、印象をグッとあげることができます。
https://www.receno.com/pen/coorderule/u4/2022-06-16.php横長の間取りの場合、視界が左右に広がるため、
抜け感を意識したレイアウトがおすすめです。
窓までの距離も近いので、なるべく窓を遮らず、
床が抜けて見えるタイプの家具を選ぶのが吉。
また、縦長のお部屋よりも、
窓が多いもしくは窓が大きいお部屋が多いので、
適度に光を取り入れることができる
天然素材のカーテンを用いると、
お部屋を優しく明るい雰囲気にすることができます。
リネンカーテンが多くの方から愛される理由とは? 機能的なおすすめポイントもご紹介。
https://www.receno.com/pen/windows/u80/2024-05-22.php家具が壁付けではないレイアウトの場合、
毎日家具の後ろ姿を目にすることになります。
後ろ姿も素敵なデザインの家具を選ぶことで、
より愛着の湧くお部屋となるでしょう。
横長の間取りなので、3人掛けソファーに加えて、
サイドにオットマンを置ける余裕もあります。
ご来客時はスツール代わりに使用したり、
映画を見る時はソファーにオットマンを付け、
足を伸ばしてのんびり過ごすなど、
オットマンを取り入れることで、
暮らしの幅も広がります。
ダイニングも幅170cmと大きなサイズですが、
カウンターに寄せて垂直に設置することで、
無理のないレイアウトが叶いました。
正方形の間取りの場合、
幅と奥行きが同程度となるので、
レイアウトの自由度が高くなります。
生活動線は、廊下から窓まで
直線上に確保することを念頭に置き、
大きな家具は壁に沿わせて配置することで
お部屋がすっきりと見えます。
リビングとダイニングの一体感を出したい場合、
正方形はおすすめの間取りです。
グレーやベージュのように
淡いトーンのカラーを選ぶと、
大きな家具でも存在感を出さずに設置できます。
また、ブラックカラーをアクセントに加えると、
空間もぐっと引きしまった空間に。
小さなお子様がいらっしゃる3人家族のお住まいです。
来客の機会も多いので、リビング・ダイニングともに
大きなサイズの家具を導入していますが、
リビングとダイニングを一体の空間とすることで、
圧迫感のないレイアウトが叶っています。
リビング前も大きなテーブルは置かず、
スペースを広く取ることで、
お子様がゆったりと遊ぶスペースも確保できています。
それでは、最後におさらいです。
15畳LDKをレイアウトする時の5つのコツがこちら。
今回ご覧いただいた実例はあくまで一例で、
お部屋の形や扉・窓位置は千差万別です。
お客様のお部屋に合った、
最適なレイアウトをお知りになりたい場合は、
お気軽にオンラインのプロサポートや
店頭スタッフへご相談くださいませ。
ヒアリングを行いながら、
お客様のための最適なプランをご提案いたします。
リセノでは、インテリアに関するお悩みを気軽にご相談いただける、「プロサポート」をご用意しております。
https://www.receno.com/pen/work/u44/2023-07-10.phpプロサポートへ相談するための事前準備とは?
https://www.receno.com/pen/news/u35/2022-08-22.php「ふつうのお家を、美しく」というテーマのもと、お部屋を美しくスタイリングするためのセオリーを提唱し、オリジナルの家具や雑貨を展開するインテリアブランドです。
https://www.receno.com/prosupport/いつでもご相談をお待ち申し上げております!
小さなお子さまと一緒にインテリアを楽しむコツ。~家具選びのポイント編~
家具選びのポイントは、「安全性」「汚れ対策」「色選び」の3つ。子育て中のリセノスタッフ宅の実例もご紹介します。
「ナチュラルヴィンテージ」スタイリングのメリットと、実践ポイントを紐解きます。
リセノが目指すインテリアスタイル「ナチュラルヴィンテージ」スタイルについてメリットや、実践術をまとめておこうと思います。
センス良く見せるカラーコーディネート術、7 : 2.5 : 0.5の法則をご紹介します。
インテリアを買い足す、引っ越しをする方は必見!家具のお色選びのコツを披露します。