
写真のような3Dで、お部屋の完成イメージを再現。初心者でもかんたんに始められます。
https://www.receno.com/pen/knowhow/u4/2025-04-25.php【お知らせ】 お盆の営業と配送について
公開日 2025年08月01日(金)
更新日 2025年08月05日(火)
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
今回は、リセノのプロサポートにお客様から
よくご相談いただく
「10畳LDKのレイアウト」についてです。
1人暮らし~2人暮らしにおすすめの
コンパクトな10畳LDK。
今回は、
「どうしても動かせない家具があって、
レイアウトが難しい...」
というお悩みにお答えします。
たとえば、テレビなどの電化製品。
電源を入れるためには、
コンセントが近くに必要です。
ですが賃貸や建売住宅の場合、
欲しい場所にコンセントがないことも。
その場合、置き場所が制限されてしまいます。
実は私も10畳ほどのLDKに住んでいるのですが、
まさに同じ悩みにぶつかりました...。
「置きたい場所に家具が置けない...」
そんな壁に直面したとき、
どうすればよいのでしょうか。
今回のマガジンでは、我が家の10畳LDKを例に、
動かせない家具があるときのレイアウト方法をご紹介。
このマガジンをお読みいただければ、
どのような手順で暮らしやすいレイアウトを
作っていけるのか、実例とともに学んでいただけます。
ぜひ最後までお読みいただけるとうれしいです。
「本当はここに家具を置きたいのに、
どうしても置けない...」
賃貸や注文住宅の場合、
このような問題がよく発生します。
これらの理由で、
「欲しい場所に家具を動かせない...」という方も
いらっしゃると思います。
我が家の場合、
テレビを置く場所に制限がありました。
LDKの中で、
テレビのアンテナ線がついているコンセントが、
こちらの1か所のみ。
そのため、どうしてもテレビを
左上に寄せて配置する必要がありました。
このように「動かせない家具」がある場合、
レイアウトの難易度が上がります。
好きな家具を好きな場所に置くことができず、
レイアウトの自由度が下がるためです。
ですが、ここで諦めることはありません。
制限がある中でも、最適解を見つけることはできます。
むしろ、
「レイアウトの条件が増えて方向性が定まった」
とプラスに考えて、
暮らしやすい配置を考えていきましょう。
我が家のLDKのレイアウトは、
このような配置に落ち着きました。
5~6畳ほどのリビングには、ソファー、
センターテーブル、テレビボードを並べて配置。
2~3畳ほどのダイニングには、
コンパクトな半円形テーブルを置きました。
一見すると、ダイニングスペースが窮屈で
不便なように見えますが、
我が家では「これが最適」と考えています。
それでは、どうしても動かせない家具があるときの
LDKレイアウトのコツをご紹介します。
レイアウトは、
以下のような流れで考えていくと進めやすいです。
特に重要なのがこちら。
レイアウトを始める前に、
LDKでの過ごし方のテーマを決めましょう。
たとえば、LDKの中でも
「リビング中心」なのか「ダイニング中心」なのか。
リビングで過ごす時間が長いなら、
ゆったりくつろげるソファーを置きたいですよね。
ダイニングで過ごす時間が長いなら、
大きめのテーブルや質の良いチェアを置いて、
食事や作業をしやすい環境を整えたいです。
またリビングなら、
「テレビを観るかどうか」も重要なポイント。
スマホで動画を観る生活が中心という方は、
「テレビは要らないかも」という結論も取りえます。
また、リビングで食事や勉強をするなら
大きめの「センターテーブル」を、お部屋の広さを
取るなら「サイドテーブル」を置きたいですね。
10畳という限られた空間で、
すべての希望を叶えることはなかなか難しいもの。
ですので、その中でも
自分が大切にしたいことを明確にして、
優先度をつけていくことが重要です。
過ごし方のテーマを決めるうえで、
考えておきたいチェックリストはこちらです。
ぜひレイアウト検討の際にご活用ください。
過ごし方のテーマが決まったら、
次に制限のある家具を配置します。
コンセントの位置やお部屋の形状などの都合で、
置き場所が限られる家具を先に置きます。
制限があるので、
比較的簡単に場所を決められると思います。
また、ここで「本当に制限はあるのか?」と
一度立ち止まって考えてみることもポイント。
たとえばテレビのアンテナ端子の位置が問題なら、
「延長コード」を使うことで、
テレビの置き場所をある程度は変えられるでしょう。
「延長コードの見た目が気になる」、
「足を引っかけそうで怖い」など、
さまざまな考え方があると思います。
ご自身の優先度と照らし合わせながら、
家具のレイアウトを決めていきましょう。
制限のある家具を置いたら、
その他の家具も置いていきます。
このときに役に立つのが、
①で決めた「過ごし方のテーマ」です。
自分が置きたい家具を、
10畳のLDKにすべて思い通りに配置するのは、
おそらく難しいのではないかと思います。
「テレビの正面にソファーを置けない」
「ダイニングテーブルの置き場所がない」など、
何かしら制限が生まれます。
そこで、①で決めた優先度の高い順番に、
必要な家具を必要な場所に置いていきます。
すべての希望が叶わなくても、
実現したい暮らしが明確になっていれば、
心地よい暮らしを得られるはず。
家具をいろいろな場所に置いてみて、
あれこれ悩むこの段階は、
大変ですが、一番楽しい時間でもあります。
ぜひ、納得のいくまでレイアウトの可能性を
広げていただければと思います。
最後に、実際に10畳LDKのレイアウトを
作っていく様子をご紹介します。
先ほどご説明した流れに沿って、
2人暮らしのレイアウトを作っていきました。
今回の実例を参考いただき、皆さまの
レイアウト検討にもお役立ていただければ幸いです。
話し合いの結果、
我が家で実現したい暮らしは、以下の3つでした。
我が家は奥さんがテレビを観ることが好きで、
リビングでまったりくつろぎながら
テレビ鑑賞や食事ができる暮らしが理想でした。
「リビング中心」の暮らしをしたいという点と、
「ソファー」「テレビ」「センターテーブル」が
欲しいという点が、明確になりました。
我が家で制限のある家具は、テレビ(テレビボード)。
アンテナ端子の位置により、
左上に寄せて置かざるを得ませんでした。
本当は、リビングからもダイニングからも
テレビが観られるこんな配置をしたかったのですが...!
「延長コードもちょっと危ないよね」ということで、
左上の位置に落ち着きました。
続いて、テレビ以外の家具を配置していきます。
このとき、とにかく考えうるレイアウト案を
たくさん検討しました。
ここで重要になってくるのが、
「リビング中心」という過ごし方のテーマ。
リビングスペースを広々取りたいということで、
リビングとダイニングを次のように区分けしました。
そして、テレビを観やすいように、
テレビの正面にソファーを配置。
このとき、間にセンターテーブルを置けるように、
充分に距離を取りました。
遠すぎるとテレビを見づらくなってしまうので、
ソファーは後ろの壁から離して置くことに。
ダイニングはコンパクトになってしまいましたが、
リビング中心の我が家には問題なし。
実際、ほとんどの時間を
ソファーに座ってゆったり過ごしています。
このように、ご自身が実現したい
暮らしに沿って家具を配置していけば、
制限があっても暮らしやすいレイアウトが叶います。
リセノでは、独自に研究を重ねた
「インテリアのセオリー」に基づき、
プロによるアドバイスを行っています。
難しい「インテリア選び」だからこそ、
インテリアのプロが寄り添って相談に乗り、
アドバイスをすることが必要と考えています。
セオリーがあるから迷わないし、
センスがなくても取り入れられる。
ぜひ、みなさまのインテリア選びが
楽しいものになるように、
サポートできればと思います。
ご興味がありましたら、リセノの各店舗や、
こちらのページからお気軽にお申し込みください。
今回のマガジンで作成したレイアウトは、
無料の3Dシミュレーションツール
「Homestyler(ホームスタイラー)」で作成しました。
とても直感的な操作で、どなたでも
お部屋の3Dモデルを作っていただけるツールです。
リセノでは、初心者の方でもHomestylerを
使っていただけるように解説動画を公開しています。
興味がございましたら、ぜひあわせてご覧ください。
写真のような3Dで、お部屋の完成イメージを再現。初心者でもかんたんに始められます。
https://www.receno.com/pen/knowhow/u4/2025-04-25.php
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
今回のマガジンが、
皆さまのお部屋づくりのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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