リセノで人気のテレビボードは?過ごし方別のおすすめをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/tvs/u64/2023-12-06.php公開日 2025年08月29日(金)
更新日 2025年09月08日(月)
【動画】リビングテレビのレイアウトと生活感問題。
解決する5つのテクニックとは?
こんにちは、リセノ制作部です。
お部屋づくりの相談でとても
多いのが、実は「テレビ周り」のお悩み。
黒くて四角、存在感はバツグン。テレビがあると
大きな画面で動画も映画も楽しめるけれど、
置き方ひとつで生活感が前に出てしまうんですよね。
「テレビがあるとお部屋が残念になる」
「テレビボードのサイズ選びが分からない」
「ボード上、何を飾ればいい?」
今回はそんなよくあるお悩みについて、
2人のプロがコーディネートで提案対決。
インテリアのプロが使う
テレビ周りの必須テクニックを
まとめていますので、
「より詳しく知りたい方は動画」で、
「サクッと知りたい方はこのマガジン」
をお読みください。
テレビの生活感を馴染ませる
必須テクニック5選
テレビがあってもお部屋を素敵に見せるには、
- テレビボードの「正しい選び方」
- 「テレビのレイアウト」で最も優先すること
- 「テレビボード上」の飾り方
- 「テレビボード周り」の飾り方
- 「お部屋全体」でテレビを馴染ませるテクニック
の「5つの基本とテクニック」が大切です。
1つずつ解説していきます。
① テレビボードの正しい選び方
まずは、土台となる「テレビボードの正しい選び方」
について。
ここを押さえらていると、その後の
お部屋づくりがグンとやりやすくなります。
結論はシンプルで、テレビ本体よりも
「広いサイズ」を選びましょう。

テレビボードより狭いサイズ、もしくは
同じくらいのサイズを選んでしまうと、
頭でっかちで不格好な印象になります。
ですので、左右にそれぞれ約30cmの余白が取れる
サイズを選ぶと、バランスもよく、さらに左右に飾る
スペースも確保できます。
たとえば、テレビが「43V(幅約95cm)」なら、
「150cm前後のボードが扱いやすいバランス」です。
テレビボードの選ぶ方については。
こちらのマガジンでさらに詳しく解説していますので、
気になる方はぜひご覧ください。
② 「テレビのレイアウト」で最も優先すること
「テレビをどうレイアウトするか」は、
つまづきやすいポイント。
テレビのレイアウトを決める上で気をつけたい
ポイントは、
- 視聴距離を確保する
- 窓の前を避ける
- 目立つ場所に置かない
の3つが挙げられます。
といっても、ご自身のライフスタイルやお部屋の
間取りによっては、すべての条件をクリアするのは
難しいことの方が多いですよね。
なので、そうした場合は
視聴距離を確保する
ことを優先しましょう。
なぜかというと、「窓の前」は眩しくてテレビが
見えにくくなるので避けるべきですが、カーテンや
ブラインドでフォローすることができます。
また、テレビが目立つ場所に来る場合は、
この後にも解説する「飾り方やコーディネートの
テクニック」でカバーすることができます。
しかし、視聴距離は、基本的にレイアウトによって
しかカバーすることができません。
ですので、まずは視聴距離を優先して
レイアウトを決めると、シンプルで
分かりやすくなります。
そして、視聴距離の基準は「画面の縦寸法×3」
と覚えていただけたら大丈夫です。
43Vなら縦約50cmなので約1.5m、
55Vなら約2.0m、65Vなら約2.4mといった具合に、
ご自宅のテレビの縦幅から計算して、視聴距離を
設定するのがおすすめです。
また「お部屋の畳数別のレイアウト例」は
他のマガジンでも解説していますので、
よければご覧くださいね。
リビングとダイニングのバランスが難しい「縦長LDK」のレイアウト。 ライフスタイル別に事例をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u85/2025-07-11.php「コンセントの位置や間取りの制限で、どうしても動かせない家具がある...」そうお悩みの方へ、レイアウトのコツをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u85/2025-08-01.php「6畳のリビングにソファーは置ける?」「お部屋を広く見せる方法を知りたい!」そんなお悩みにお答えします。
https://www.receno.com/pen/livings/u85/2025-06-27.php③ 「テレビボード上」を飾る3つのテクニック
さて、先ほど「テレビの存在感は飾り方や
コーディネートのテクニックでカバーできる」と
お伝えしました。
ここからテレビの生活感を馴染ませる方法を
解説していくのですが、まずは
「テレビボード上の飾り方」から。
「テレビボードはテレビより広い幅を選ぶ」という
基本が押さえられていたら、テレビボードの左右には
それぞれ30cmほどの余白ができます。

テレビボードの左右を飾ると、そちらに
目線が逸れたり、「高さのギャップ」が埋められるので、
テレビの生活感を軽減することができます。
テレビボード上を飾るには、
「3つの飾り方のテクニック」を知っていると
簡単で素敵に飾ることができます。
① 大きいアイテムを飾る
ディスプレイのありがちな間違いとして、
「小さなアイテムをたくさん置いてしまい、
バラバラとした印象になる」というケースが
よくあります。
ですので、大きさのあるものや、まとまりに
見えるものを飾るほうが、簡単で
より洗練された印象に。
おすすめしたいアイテムの1つが「照明」です。
照明は適度に大きさや高さがあり、テレビ横に
飾るのにぴったりなことが多いです。
もう1つおすすめしたいアイテムが
「フラワーベースや植物」です。
テレビは形の整然とした無機質な存在なので、
植物のような「複雑な形」をしたものを隣に置くと、
テレビの存在感が中和されます。
フラワーベースや植物もサイズにバリエーションが
あるので、テレビ横に収まるものを探し出すのが
簡単なアイテムでもあります。
② 2点セット+1の三角構図
2つ目におすすめしたいのが
「2点セット+1の三角構図」です。
1つ目のテクニックでテレビ横には
「大きさのあるものがおすすめ」とお伝えしましたが、
小さなものでも「三角形に飾ること」で、1つの
まとまりとして大きく見せることができます。
「2点セット+1の三角構図」は、簡単に三角形を
作れる方法の1つで、「2つセットになったアイテム」
と「異素材のアイテム」の3つを組み合わせることで、
プロっぽく仕上げることができます。
これは、例えばファッションで「ジャケットや
スラックスのフォーマルに、あえてスニーカーの
ようなカジュアルをあわせる」という「外し」の
テクニックと同じものです。
ちなみに、テレビボードのディスプレイに限らない
飾り方のコツは、以下のマガジンでも詳しく
解説しています。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「ディスプレイ」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-09-06.php③ ステージング
もう1つ、小さなアイテムでも大きなまとまりとして
見せるテクニックとして「ステージング」が
挙げられます。
ステージングとは、本やトレー、ファブリックなどを
敷いてステージを作り、その上にアイテムを
飾ることでまとまり感を作るテクニック。
アイテムにステージとなる土台を追加するだけなので、
スペースが限られたテレビ横に
ぴったりのテクニックです。
④ 「テレビボード周り」を飾るテクニック
テレビの生活感を馴染ませるには、テレビボード上
だけでなく、「テレビボード周り」も飾ることが
大切です。
テレビボードの左右が飾られていないと、
全体がテレビを頂点とした三角形の形になり、
テレビの生活感が目立ってしまいます。
なので3つのテクニックを使って、テレビを
「大きな三角形で包み込む」ということを
意識すると、テレビの生活感は格段に軽減されます。
①シンボルツリーを取り入れる
テレビを大きな三角形で包み込むには、
テレビよりも高さのあるアイテムを取り入れる
必要があります。
おすすめのアイテムの1つが「シンボルツリー」です。
シンボルツリーは高さがあるだけでなく、
「複雑な形」をしているので、整然としたテレビの横に
置くと、その存在感を中和することができます。
また、室内でも育てやすいシンボルツリーについては
こちらの動画でも解説していますので、
迎え入れる植物をお探しの際はご参考ください。
初心者の方でも育てやすい3つのシンボルツリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/knowhow/u4/2023-04-12.php②「壁に掛けるアイテム」を使う
テレビより高さを出すアイテムとして、
「時計」「アート」「ウォールデコレーション」と
いった「壁に掛けるアイテム」もおすすめです。
とくに「時計」のような丸いアイテムは、
四角形が際立つテレビの近くに配置すると、角の
緊張感のある印象を和らげられます。
③スツールや椅子を使う
三角形のバランスを取るには、頂点と底辺の
間にくる「中くらいの高さ」のアイテムも
必要です。
テレビボード周りであれば、スツールや
チェアが最適。

高さのギャップがまろやかになって、
三角形のバランスが整います。

このように、テレビボードの周りの
「全体の三角形」を意識してアイテムを
配置することで、テレビの生活感を
馴染ませることができます。
⑤ お部屋全体でテレビを馴染ませるテクニック

さらにテレビの生活感を軽減するには、
お部屋全体のコーディネートも意識してみましょう。
テレビをお部屋全体で馴染ませるのに有効な
テクニックがレピテーションです。
レピテーションというのは、
「同じ素材、色、形を繰り返して使うことで、
統一感を出したり、目立つものを馴染ませる」
というテクニックです。
テレビは、黒くて大きな塊がドンとお部屋の中に
あるのが、生活感を感じる要因の1つ。

その「黒い」という部分に注目して、
お部屋の中に「黒いアイテム」を散りばめると、
視覚的に「仲間」ができるので、テレビの
存在感を馴染ませることができます。
プロのテクニックで、
テレビの生活感を馴染ませよう。
いかがでしたでしょうか。
テレビの生活感を馴染ませる方法をおさらいしますと、
- テレビボードは「テレビより幅の広いもの」を選ぶ
- テレビのレイアウトは「視聴距離」を優先する
- テレビボードの上には「大きさのあるもの」を飾る
- テレビボードの周りを「三角形」を意識して飾る
- 「レピテーション」で、テレビの仲間を作る
となります。
「テレビを置くとお部屋が残念になる」と
お考えになる方も多いですが、コーディネートの
工夫次第でテレビがあっても素敵な
お部屋を作ることはできます。
テレビの生活感で悩んでいる人は、ぜひ
今回紹介したテクニックを試してみてください。
ちなみに、テレビがあるお部屋に住んでいる
スタッフのテレビボード使用レビューもたくさん
公開していますので、よければご参考くださいね。
テレビを手放すか悩んでいた私に、ぴったりなテレビボード。その理由を詳しくご紹介します。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u62/2024-08-01.php脇役のようなテレビボード。でも「脇役選び」にこそ、心地よいお部屋づくりのヒントが隠されていました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u32/2024-01-12.phpテレビボード周りを彩るために取り入れた「3つのセオリー」もご紹介します。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u71/2025-01-23.php
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






























編集部 辻口
編集部 増田
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編集部 江上