千葉県　T様邸

コーディネート概要

お食事をするダイニングエリア、カウチソファーでくつろぐリビングエリア、収納やドレッサースペースを設けたエリアと、空間を3つのエリアに分け、レイアウトいたしました。

おうち時間を心身ともにリラックスしておくつろぎいただけるように、自然素材を多く用いた、あたたかみのあるコーディネートに仕上げています。

レイアウト

4人用のダイニングを置くと、狭くなることをご心配いただいていましたが、キッチンカウンターの壁面付けにてテーブルを配置し、ソファーはカウチタイプを選ぶことで、無理のないレイアウトが叶いました。

サービスルームは、幅の広い収納キャビネットとコンパクトなデスクを壁面に並べ、空きスペースには一人がけのリラクシングチェアーをご用意しました。

間仕切り扉を開いて1つの空間としてお使いいただくと、約15帖の広々とした贅沢空間としてお過ごしいただけます。

天然素材が心地よい、くつろぎのリビングスペース

ここからは、それぞれのエリアについて、詳しくご案内していきます。

空間全体では、明るいナチュラルカラーのウッドを基調とし、カーテン・ラグ・ソファーなどのファブリックは、アイボリーやベージュといった淡いカラーで統一し、ナチュラルでさわやかな空間となるようにいたしました。

リビングは、幅が大きいソファーを置くと、ダイニングテーブルとの間が狭くなり、窮屈さを感じる懸念がございます。

ただ、奥行きには余裕がある間取りでしたので、今回はTVボードに対して縦長となるカウチソファーをご提案いたします。

「カウチソファー」は、L字で繋げた状態で目にすることが多いソファーですが、単体でもお使いいただるので、実は一人暮らしにおすすめのソファーです。

幅はコンパクトになりますが、なんといっても足を伸ばしてくつろぐことができるのが、最大のメリットです。

▼カウチとソファーの違いとは？　実例を交えて解説します。

【カウチソファー culum unit sofa／NA】は、畳のようなハリのある硬めの座り心地で、長時間座っていても疲れにくいソファーです。

▼リセノの人気ユニットソファー「culum」と「rect」の違いをご紹介します。

奥行きが155cmございますので、将来的にお引越しされた場合でも、横向けにして2人掛けソファーとしてもお使いいただけますし、他のサイズのソファーとも組み合わせて、拡張いただくことも可能です。

丸みを帯びた脚部や、リネン100％の生地など、ナチュラルな雰囲気が漂うやさしい印象のソファーです。

TVボードは、シンプルな格子状の前扉が特徴の【TVボード LINE 幅150cmタイプ】です。

カラーは「ナチュラル」、3種選べる高さはソファーから視聴しやすい高さの「14cm脚」を組み合わせています。

50インチのテレビを置いた場合でも、左右に約20cmの余白ができ、三角形のバランスが取れた見た目になります。

▼【動画】センスのいらないインテリア｜「テレビボード」の最適な大きさを知りましょう。

リビングをやさしい印象の空間に見せるのが、ラグマットやカーテン、クッションなどのファブリック類です。

カラーはトーンを統一した淡いカラーで揃え、素材もリネンやウール、コットンといった天然素材を多用することで、ナチュラルさを際立たせています。

▼【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方｜ Vol.3 面積の大きいインテリアも、トーンを合わせましょう。

【WOOL CROSS RUG】は、生地の折り方で模様を付けているので、柄ほど主張は強くないものの、無地よりもアクセントとなり、さりげなく彩りを添えることができます。

カーテンも【リネンカーテン Mar】【リネンカーテン Utena】と、ドレープとレースいずれもリネン素材のものを組み合わせています。

適度な透け感があるので、光を遮りすぎずに気持ちよくお過ごしいただける素材感です。

▼【わたしの愛用品】ナチュラル家具のお部屋に、リネンカーテンがおすすめな理由

▼カーテンは天然素材・化学繊維のどちらがいい？メリット・デメリットをご紹介します。

クッションも天然素材で揃えていただくと、よりナチュラルかつ清廉なイメージが加わります。

【リネンクッションカバー ナトゥーラボンボン】【リネンクッションカバー ナトゥーラ】は、ソファーと同じくリネンを使用した生地で、空間のアクセントとなるようなアースカラーを取り揃えています。

ファブリックはベージュやアイボリーで統一していますが、面積の小さなクッションに色彩を加えていただくと、程よく空間を引き締めることもできます。

▼【わたしの愛用品】上質なアースカラーのクッションで、空間に遊びを取り入れました。

心地よい空間づくりには、照明計画も欠かすことができません。

▼居心地のいいお家は「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。

リビングダイニングには、光源高さの異なる照明を3つ取り入れて、空間に奥行き感や陰影を与え、リラックス空間を演出しています。

▼【動画】センスのいらないインテリア｜リビングにはシーリングを。ダイニングにはペンダントを。

リビングは、ボール型の電球に紙布（しふ）という素材を組み合わせた、ナチュラルな印象の【シーリングライト SHIF】を選びました。

▼【動画】レトロで素朴な雰囲気に。コロンと丸いシーリングライト

ダイニングは、シェードから漏れる光が美しい【ペンダントライト LinenMix】を。

▼【わたしの愛用品】お部屋に馴染む照明「ペンダントライト LinenMix」を迎えました。

そしてリビングとダイニングの間には、フロアライト【Oak＆LinenMix／NA】を取り入れています。

▼【動画】やわらかな光で、居心地の良いお部屋に。｜あったら、いいもの。フロアライト編

3点ともにベージュ×アイボリーの色遣いで、共通点を持たせています。

「見心地」と「使い心地」にこだわった、ダイニングキッチン

続いて、ダイニングとキッチンのご紹介です。

ダイニングテーブルは【ダイニングこたつテーブル FAM／NA 長方形】、ダイニングチェアーには【ダイニングチェア folk】【ダイニングチェア folk round arm】を2脚ずつ合わせています。

【ダイニングこたつテーブル FAM／NA 長方形】は、幅 150cm × 奥行き 80cmと、天板も広々とお使いいただけるサイズです。

ご来客の際や、資料を広げての作業など、さまざまなシーンに対応いただけます。

オーク材を使用した天板には、自然素材の証の節がところどころに入っており、シンプルなデザインの中にも力強さや趣を感じさせます。

そして、こちらのテーブルならではの特徴として、天板裏にヒーターが搭載されています。

空調を付けるほどではない肌寒い時や、冬場にダイニングで長時間過ごす際など、冷える足元をほんわかと暖めることができます。

ヒーターは厚みもそれほどないので、ほとんど見えない仕様となっておりますが、取り外すことも可能です。

▼【動画】「ダイニングこたつテーブル」の魅力

背もたれ高さのあるアームレスタイプが、【ダイニングチェア folk】です。

フレームにはオーク材、座面にはペーパーコードを使用した、異素材をかけ合わせたデザインです。

ペーパーコードは北欧名作チェアにも多く採用される素材・デザインで、クラフト感を感じる意匠と、しなやかで快適な座り心地と、「見心地」と「使い心地」を見事に両立させています。

▼ペーパーコードの椅子が人気な理由。特徴や使い心地、お手入れ方法を解説します。

▼【お家で使ってみた。】リセノスタッフ3名が、新作「folk」チェアをレビューします。

背もたれが低く、ハーフアーム付きのタイプが【ダイニングチェア folk round arm】です。

素材や座面意匠は【ダイニングチェア folk】と同じですが、背もたれ部分のデザイン異なるので、2脚ずつミックスすることで動きのあるこなれた印象のダイニングになります。

▼【動画】センスのいらないインテリア｜ダイニングチェアの選び方「ミックススタイリング」

また、アーム付きのタイプは、天板にアームを引っ掛けることができますので、お掃除の時に大変重宝します。

ダイニング後方壁面には、お部屋のフォーカルポイントとして、アートを飾っています。

フォーカルポイントとは、お部屋の中でよく目につく、インテリアとして重要な場所となります。

▼【動画】センスのいらないインテリア｜「フォーカルポイント」を学びましょう。

今回は、50cm×70cmの【アートフレーム Oak round frame】に、ベージュ系の抽象画アート【アートポスター The Clearing】を組み合わせています。

※画像は70cm×100cmです。

「アートは難しそう...」とお感じの方も多いですが、大きいものを1つだけ飾るだけで、お部屋の印象を手軽に変えることができます。

▼暮らしにあったアートの選び方

キッチン収納には、オープン収納と扉付き収納を組み合わせた【R.U.S おすすめセット #57／ガラスキャビネットセット】がおすすめです。

幅92cm・高さ165cmと大きなサイズですが、細身のフレームや抜け感のあるデザインで、圧迫感を感じにくくしています。

【R.U.S ユニットシェルフ】は、サイズやパーツのバリエーションが豊富な、組み合わせ自由のユニットタイプのシェルフです。

お引越しやライフスタイルの変化にも柔軟に対応が可能なため、永くご愛用いただけるアイテムです。

▼MORE FUN with R.U.S

▼ユニットシェルフ「R.U.S」シリーズに関する、よくある質問に回答します。

サービスルームは第二のリビング空間に。

最後に、サービスルームのご案内です。

比較的収納の充実したお住まいかと存じますが、本や日用品など、すぐに手に取りたいアイテムを置く場所があると、何かと便利です。

そこで、サービスルームはリビング・ダイニングの収納と、お化粧や書き物など軽作業に便利なデスク、そしてソファーとは異なる座り心地の折りたたみ式リラクシングチェアーを導入いたしました。

【3ドアサイドボードwithガラス silta】は、幅160cmの大容量の収納力を備えています。

素材は他のアイテムとも共通するオーク材を用いており、またアールを描いた脚部や真鍮製の丸い取っ手など、細部までこだわり抜いたデザインです。

3枚扉のうち1枚がガラスなので、大型家具でも圧迫感は感じにくく、「飾る収納」もお楽しみいただけます。

▼【わたしの愛用品】 6畳ダイニングに、サイドボード「silta」を迎えて感じた変化とは？

デスクは、キッチンに導入した【R.U.S ユニットシェルフ】と同じシリーズの【R.U.S おすすめセット #44】をご用意しました。

カラーはお部屋の雰囲気に合う「ホワイト×ナチュラル」や「グレー×ナチュラル」がおすすめです。

▼ユニットシェルフ R.U.S でつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

ミラーはお部屋にあると何かと便利なアイテムです。

身支度を整える用途としてはもちろん、光を反射してお部屋を広く見せたり、明るく見せる効果も。

【MOEBE ウォールミラー】は、真鍮のワイヤーに、フレームレスの丸いミラーをのせたシンプルなデザインで、アートのような洗練された佇まいです。

▼【動画】ひとつあると便利なインテリア｜あったら、いいもの。ミラー編

インテリアは基本的に床に置くものが多いので、空間の重心がどうしても下に集中しがちです。

白壁は空間を広く見せますが、何もないとどこか寂しさが漂うこともしばしば。

そんなときは、ミラーやアートのように、壁面を飾るアイテムが活躍します。

【ウォールシェルフ H/A】も、壁面を飾るアイテムの1つですので、ぜひフォーカルポイントにご検討ください。

▼【お家で使ってみた。】スタッフ3名が、復刻家具「ウォールシェルフ H/A」をレビュー

サービスルームとリビングダイニングの間には、かなりゆとりがございましたので、折りたたみ式の【ラウンジチェア Nychair X ＋オットマン】を導入しています。

▼【動画】体をやさしく包み込む、日本の名作チェア。50年愛され続ける「Nychair X」を紐解きます。

人間工学に基づいたデザインで、後ろに傾斜したデザインは、ソファーとは全く異なる座り心地です。

頭までしっかりとカバーされていますので、読書がしやすいチェアーでもあります。

折りたたみができる軽量なチェアーなので、天気の良い日はバルコニーに持ち出し、飲み物片手に読書などもおすすめの使い方です。

▼疲れない読書向け椅子の選び方をご紹介します。

【ラウンジチェア Nychair X ＋オットマン】の下には【ラグマット BIANCA LINE-DOT 円形タイプ／直径135cｍ】を敷いています。

※画像は直径200cmです。

ラグマットには、床の傷防止や歩行性の向上以外にも、空間を緩やかに仕切る「ゾーニング」の効果もございます。

▼お部屋にまとまりが無いと感じたら...簡単に取り入れられる「ゾーニング」を試してみませんか？

家の中には家具や家電など、四角形のアイテムが多くなりがちなので、部分的に円形のアイテムを加えることで、緊張感を和らげ、やわらかな印象を空間にもたらすこともできます。

▼【動画】センスのいらないインテリア｜暮らしに「円形家具」を取り入れましょう。

担当：プロサポート　中島