
ドライクリーニング推奨のソファーカバーを、洗濯機で丸洗い。気になる生地の変化とは。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-04-27.phpこんにちは。商品部の大原です。
ソファーは、お部屋でのリラックス度を
格段に上げてくれる存在。
多くのひとの生活に溶け込み
気づけばそこに、という家の中の
居場所のひとつだと思います。
ですが、大型家具という印象から
ラグや寝具などのアイテムと比べると
「日常的なお手入れ意識」があまりない方も
多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ソファーを快適な状態に保つ
定期的に実践したいお手入れを解説します。
冒頭のとおり、ソファーは大型家具のため
まるっと全体のお手入れするのは難しいアイテム。
そのため、パーツごとにお手入れ方法を分けて、
部分的なケアをこまめに行うのが大切です。
日常的に発生してしまうほこりや毛髪、
小さな食べかすなど。
これらは、知らず知らずのうちに
カバーに付着していたり、
クッションとソファー本体の隙間に
入り込んでいたりします。
ソファーの基本メンテナンスとして、
まずは、細かなゴミを掃除機で吸い取りましょう。
ざらっとした引っ掛かりがなくなり、
これだけでもぐんと快適度が増すので
週に1回や2週に1回などと
習慣的に取り入れるのがおすすめです◎
掃除機で細かなゴミを取り除いた後は、
カバーを外して、臭いや汚れのケアをしましょう。
フェイスタオルや寝具などと同じように
カバーもお肌に触れる繊細なアイテムなので、
可能な限り清潔感を保ちたいもの。
カバーリングタイプのソファーは、
素材特性や購入元で推奨されている方法に従って
定期的に洗濯やドライクリーニングをしましょう。
カバーリングタイプでない場合も、
部分洗いや重曹などケアアイテムで
十分にお手入れが可能です。
部屋全体が見渡せる右側、
照明の位置がちょうどいい真ん中など
「いつもの場所」は誰にでもあるもの。
ですが、一か所に座り続けると
その部分だけ中材が早くへたってしまい、
座り心地に影響が出てきてしまいます。
ソファーを長持ちさせるには、
中材の劣化を遅らせることがポイント。
荷重がかかる箇所を分散させて、
部分的な座り心地のムラを防ぎましょう。
ソファーカバーのお手入れ方法について、
リセノで取り扱いのある素材を中心にご紹介します。
リセノで採用しているリネン生地は、
ご自宅の洗濯機で丸洗いすることが可能です。
リネンは、さらっとした肌触りから
夏向きな素材のイメージがありますが、
保湿性にも優れた万能な生地。
通年使える素材だからこそ、
家でいつでも気兼ねなく洗濯できるのは、
うれしいポイントです。
風合いを損なわないためにも、
洗濯時は以下の3点を意識しましょう。
コーデュロイとクリンプ生地は、
ドライクリーニングを推奨しています。
ドライクリーニングとは、
水を使用しないため縮みや毛羽立ちを
最小限に抑えられる洗濯方法。
ソファーカバーは本体(フレーム)やクッションに
フィットするサイズ感に仕立てられているため、
丸洗いすると縮んでしまい
「カバーが装着しづらい...」なんてことも。
生地を傷めないというメリットはもちろんのこと、
着脱のしやすさをキープするためにも
ドライクリーニングでお手入れしましょう。
ただ、コーデュロイ、クリンプ生地ともに
素材的には水洗いが可能です。
液体状の食べこぼしの応急処置や
比較的、装着負担の少ないクッションのカバーなどは
部分的な手洗いでのお手入れも有効です◎
品質管理チームが、ドライクリーニング推奨の
2つの生地を丸洗い検証したマガジンがございますので、
合わせてご参考ください。
ドライクリーニング推奨のソファーカバーを、洗濯機で丸洗い。気になる生地の変化とは。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-04-27.php使うほどに馴染み深い風合いに変化する
セミアニリン仕上げのレザー(本革)。
インテリア全体の「見心地」も
格段に上げてくれる上質な素材です。
革製品の場合は、半年に1度
専用のメンテナンスキットを使用しましょう。
しっかりとお手入れすることによって表面の汚れや
乾燥によるひび割れを防ぐことができます◎
専用メンテナンスは半年に1度のため、
上記でご紹介した掃除機でのお手入れを
習慣的に取り入れましょう。
フルカバーリングタイプでないソファーを
ご愛用中の方には重曹を使用した
お手入れをご紹介します。
こちらは、中まで染み込んでしまった汚れを
取り除くお手入れ方法です。
経過時間や汚れの原因により、
完全な除去が難しい場合もありますが
「洗えないから...」と諦めていた汚れにも
ぜひ一度お試しください◎
ソファーについてしまった、食べ飲みこぼしの汚れを、ご自宅でキレイに落としましょう。
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こちらは、手洗い不可の
ラグマットなどにも用いる方法で、
主に消臭に特化した効果を得られます。
ソファーの形状やカバーの素材によっては、
掃除機で吸いきれず残ってしまう場合があるため、
注意が必要です。
ソファーを長く愛用していると
日々の体圧の蓄積によりクッションの中材が潰れ、
購入当時のふっくらとした印象を
感じにくくなる状態のことも。
素材別のへたり対策をご紹介します。
フェザーソファーにおけるへたりは、
クッションの中のフェザーの偏りによる
型崩れがほとんど。
クッションカバーを外して、
クッションの四方に偏ったフェザーを
中央に戻すように叩きましょう。
このとき、フェザーを揉みほぐしながら
ばふっばふっと空気を送り込むことを意識すると
綺麗な形に復元できます。
ウレタンのへたりに有効な対策は、
座る位置を定期的に変えるです。
ウレタンは、密度の高いスポンジの一種で
跳ね返し(反発性)が座り心地に直結します。
素材特性上、ご愛用年月が長くなるほどに、
ウレタン内の気泡が潰れ
最終的にクッションのへたりとして現れます。
そのため、へたりの発生を遅らせる(=長持ち)には
カバーを外し、クッションの上下左右の向きを変える
荷重の箇所を分散させる対策が有効です。
それでは、今回のおさらいです。
日常的に取り入れたいメンテナンスはこちらの3つ。
素材別のお手入れによって家具寿命が延びることや、
「洗えないもの」にも、できるケアがあること。
少しでもみなさんの「いつもの場所」が
より快適になるヒントになればうれしいです。
それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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