
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
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公開日 2025年06月10日(火)
こんにちは。料理家の松山たけしです。
あっという間に、夏ですね。
スーパーに並ぶ野菜も少しずつ顔ぶれを変えますが、
とうもろこしの姿を見かけると、
「ああ、夏が来たな」と感じます。
とうもろこしは、炊き込みご飯にしてもいいし、
焼いてもいいし、スープにしても抜群においしい。
どんな料理でも活躍する、夏にぴったりの食材です。
今回は、同じく今が旬の
ヤングコーンとあわせて、
フリット(かき揚げ)を作るレシピをご紹介します。
香りづけにローズマリーを加えて、
夏らしいさわやかなフリットに仕上げます。
とうもろこしの甘みが口いっぱいに広がる
やさしいフリット、ぜひお試しください。
「とうもろこし」は、
そのままで「甘み」も「旨み」もある、
すでに完成されたような食材ですよね。
だからこそ、
シンプルに調理するのがいちばん良いのです。
変にいじらず、素材の良さを
そのまま活かすのが正解だと思っています。
そしてもうひとつ、
この時期によく見かけるのが「ヤングコーン」。
とうもろこしより少しだけ早く旬を迎える
「皮付きのヤングコーン」は、
水煮やパックで売っているものとはまったく別物。
しゃきっとした歯ごたえと、
少し青みのあるフレッシュな香りが魅力です。
まわりの「ひげ」にも実は味があって、
食感のアクセントとしてもおいしいです。
甘くてジューシーなとうもろこしと、
しゃきっとフレッシュなヤングコーン。
この両方が出回るのは、
6月の終わりから7月の初めごろまでの短い期間です。
この旬の時期を狙って料理するのも、
またひとつの楽しみですね。
今回のフリット、作り方はとてもシンプルです。
包丁で粒をそいだとうもろこしと、
サイコロサイズに切ったヤングコーンに、
香りづけのローズマリーを少し加えます。
かき揚げの衣は、薄力粉、卵黄、冷水。
味付けは塩だけです。
揚げたてを頬張れば、
とうもろこしの粒が口の中でぷちぷち弾けて、
ヤングコーンの香りがふわりと追いかけてきます。
そこにローズマリーの清涼感が乗ると、
すっきりと味が締まって、
いくらでも食べられてしまいます。
仕上げにパルメザンチーズと黒胡椒をふれば、
お酒にもよく合うひと皿に。
冷えた白ワインなんて、もう最高です...!
<かき揚げの衣>
1. とうもろこしは、粒をそいでばらしておきます。
ヤングコーンは、皮をむいて1cm幅に切ります。
2. ボウルにとうもろこし、ヤングコーン、
ちぎったローズマリー、塩を入れ、
薄力粉(大さじ2)を加えて全体にまぶします。
3. 別のボウルで衣用の材料を混ぜ、2.のボウルに加えて
生地がモタッとまとまるくらいに調整します。
4. 揚げ鍋で油を180℃に熱し、
スプーンで生地をすくって落とし、
カリッとするまで揚げます。
5. 油をよく切ってから器に盛り、仕上げに
パルメザンチーズと黒胡椒をふって完成です。
夏の食卓のメインや、晩酌のちょっとしたおつまみに。
ぜひ一度お試しください。
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
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