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公開日 2025年07月08日(火)
こんにちは。料理家の松山たけしです。
唐揚げといえば、「鶏肉」が一般的ですよね。
では皆さん、「豚肉」の唐揚げは
普段食べていますでしょうか?
なんとなく聞いたことはあっても、
あまり見かけない料理だと思います。
理由のひとつは、「調理のしにくさ」にあります。
鶏もも肉は火の通りが早く、
多少火を入れすぎてもパサつきにくいです。
下味もよく染みることから、
手軽においしく作れますよね。
一方で豚肉は、
火加減を間違えると硬くなりやすいです。
特に赤身の多いロースやモモなどは、
火を入れることで繊維が縮み、
パサついたり、噛み切りにくくなったりすることも。
このように、鶏肉に比べて扱いがやや難しい豚肉。
でも、豚肉の唐揚げのおいしさは、
鶏肉に負けないポテンシャルを秘めています。
ということで今回は、
豚肉でおいしい唐揚げを作るレシピをご紹介。
ちょっとした工夫で、
パサつかずにふっくら仕上がる秘密をお伝えします。
おいしい豚肉の唐揚げを作るポイント。
今回は、パイナップルを使います。
パイナップルには、「ブロメライン」という
お肉のたんぱく質を分解する酵素が含まれています。
豚肉の筋繊維やコラーゲンをやわらかくして、
火を入れてもふっくら仕上がるよう
サポートしてくれるのです。
自然な甘さも加わって、
より旨みを感じやすくなり、香りも良くなります。
生のパイナップルは酵素の働きが早く、
ほんの30分〜1時間ほどお肉を漬け込めば、
しっかりと効果を感じられます。
パイナップルジュースや缶詰などは、
一度加熱されているので、できれば生がおすすめです。
スーパーに行けば、パックで売られている
カットパインが年中ありますよね。そちらでOKです。
今回はさらに、
五香粉(ウーシャンフェン)を少し加えて、
香りに奥行きをプラスします。
五香粉とは、中国のミックススパイスです。
甘くて華やかな香りが、
豚肉やパイナップルによく合うんですよね。
フルーティーな酸味とスパイスの重なりが、
いつもの揚げ物をぐっと夏らしく、
少し異国情緒のあるごちそうに変えてくれます。
唐揚げの作り方は、とてもシンプル。
豚肉をパイナップル、酒、醤油、五香粉に漬け込み、
片栗粉をまぶして揚げるだけ。
それだけなんですが、豚肉の特性や酵素の作用、
香り、夏らしさといったさまざまな要素が重なり合い、
とてもおいしい一品に仕上がります。
①豚肩ロース肉をフォークで数箇所刺し、
一口大にカットします。
②パイナップルは調味料と一緒にミキサーにかけ、
ペースト状にします。
③ボウルに①と②を入れてよく揉み込み、
1時間ほど置いておきます。
④ボウルに片栗粉を加えてよくなじませたら、
170℃前後の揚げ油で4分以上揚げます。
仕上げは強火にして、カリッとするまで揚げましょう。
⑤お皿に盛り付けて完成です。
余ったパイナップルは、ミントやレモン汁を合わせて、
付け合わせにするとおいしくいただけます。
パイナップルと五香粉、この2つの食材で、
豚肉の唐揚げをおいしくさわやかに。
ぜひ一度お試しください。
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