
リセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を丁寧に解説。第2回目は「トーンを抑えた統一感のある家具」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-01-28.php公開日 2024年01月12日(金)
更新日 2025年09月02日(火)
こんにちは。プロサポートの笠嶋です。
一人暮らしの住まいに多い、6畳ワンルームの間取り。
「限られたスペースの中で
インテリアを楽しむには一体どうすれば...」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、実例を交えて、
6畳ワンルームのレイアウトのコツをお伝えします。
これからワンルームにお引越しされる方や、
お部屋を見直したいとお考えの方に、
お役立ていただけたら嬉しいです。
「6畳ワンルーム」といっても、間取りはさまざま。
中でも、よくある間取りが
「長方形」と「正方形」の2パターンです。
それではまず、それぞれの間取りの特徴と、
意識したいポイントをお伝えします。
「ワンルーム」という言葉は、一般的に、
ひとつのお部屋で衣食住をする間取りのこと
として使われています。似たような間取りの「1K」とは、
下記のような違いがあります。ワンルーム
キッチンスペースとお部屋に
仕切りがなく、ひと続きの間取り1K
キッチンスペースとお部屋が
扉で仕切られている間取り
![]()
本来は、このような違いがありますが、
このマガジンでは一般的なイメージに沿って、
「1K」も「ワンルーム」として表現しています。
長方形タイプは、
お部屋に入った時に自然と奥行きを感じる間取りです。
両サイドの壁面の入口側に
背の高い家具を配置すると更に奥行きが生まれ、
お部屋を広く見せる効果が得られます。
正方形タイプは、長方形と比べて奥行きが小さいため、
狭く見えやすい間取りです。
そのため、家具の位置のほか、
背の低い家具を選んだり、
家具の色・トーン選びに注意を払うなど、
よりお部屋に抜け感を作る工夫が必要です。
6畳のワンルームにお住まいの方からは、
「広く見せたい!」
「住みやすい配置にしたい!」
とのお悩みをよくいただきます。
そんな時、私達プロが意識する
レイアウトのコツが5つあります。
それは主に、視覚を操ること。
それぞれのコツを見てみましょう。
「トーン」とは、色の明るさと鮮やかさを
組み合わせた度合いのことで、
それを見たときに感じる印象に深く関わります。
リセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を丁寧に解説。第2回目は「トーンを抑えた統一感のある家具」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-01-28.phpリセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を解説。第3回目は「トーンを抑えた統一感のあるインテリアアイテム」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-02-10.php家具の色とトーンを揃えることで、統一感が生まれ、
それだけでスッキリ整った印象になり、
お部屋が広く見える効果があります。
反対に、揃っていないと、
お部屋をキレイにしていたとしても、
バラバラの色やトーンを目がノイズと認識してしまい、
散らかった印象を受けてしまいます。
そのため、家具の色とトーンは、
できるだけ揃えましょう。
入口からの視界が開けているほど、また、
床や壁に対して、家具が占める面積が少ないほど、
お部屋は広く見えます。
これは、天井までの空間が広く保てることで、
開放感が増すからです。
そのため、低めの家具を選ぶように意識しましょう。
狭い部屋だから...と、大きい家具を諦めてしまっていませんか?今回はお部屋の圧迫感を軽減する「たった3つのポイント」をご紹介します◎
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人は、ある空間に入った時、
無意識に1番遠い場所に目を向ける性質があり、
その箇所が広く抜けていると、
お部屋自体が広いと目が錯覚します。
そのため、背の高い家具は入口側の壁面に置いて、
視界に入りくくしましょう。
背の高い家具を置いても、不思議とスッキリ!なお部屋をつくるコツをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/storages/u19/2018-03-20.phpミラーには、お部屋を広く、
奥行きがあるように見せる視覚効果があり、
大きなサイズになるほど、その効果は高まります。
身だしなみを整えるだけじゃない。お部屋を広く見せて、インテリアを素敵に仕上げるミラーの置き方をご紹介します。
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また、間接照明には、
夜間のお部屋を広く見せる効果が。
これは、明かりを灯した時に、光の陰影によって、
お部屋に奥行きが生まれるためです。
自分へのご褒美に、「間接照明」という選択肢を。
https://www.receno.com/pen/lightings/u35/2022-12-06.phpどちらも、暮らしを豊かにするアイテムのため、
ぜひ、取り入れましょう。
「窓の前には家具を置いてはいけない。」と
思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
生活動線に支障がなければ、全く問題ありません。
ワンルームの主な生活動線は、バルコニーへの出入り。
出入りするための幅として「60cm前後」確保できれば、
窓の前に家具を置くレイアウトも検討しましょう。
限られたスペースでも、
レイアウトの選択肢が広がります。
それでは、「長方形」「正方形」の間取りタイプ別に、
5つのコツを意識しながら
3Dシミュレーションで作成した、
レイアウト実例を見てみましょう。
3Dシミュレーターを使った、インテリアの楽しみ方をお伝えします。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u35/2022-06-14.phpお部屋を広く見せることを重視して、
必要最低限のアイテムのみを配置した「広々プラン」
機能性を重視して、暮らしにメリハリを与える
アイテムを加えた「機能性プラン」
それぞれ、ご紹介します。
広々プランには、暮らしに最低限必要な、
こちらのアイテムを配置しました。
奥行きが大きいことで、
入口すぐのスペースに広がりが出て、
お部屋が広く見える効果が得られます。
入口からの光景がこちら。
背の高い洋服収納が視界に入りにくくになり、
視線の先がスッキリ抜けていることで、
圧迫感を感じさせません。
長方形タイプは、奥行きが大きく、
壁面に家具をより多く配置できます。
また、奥行きを活かすことで、お食事や作業ができる、
コンパクトなダイニングセットの配置も可能です。
6畳のコンパクトなお部屋では、
角がない円形のダイニングテーブルを選ぶことで、
圧迫感を軽減する効果が得られます。
角に丸みのある「円形家具」をレイアウトすることで、見た目や導線、安全性などの様々なメリットが生まれます。
https://www.receno.com/pen/knowledge/u4/2022-09-05.php作業とくつろぎスペースを分ける、
メリハリのある暮らしをご希望の方に
おすすめの機能性プランです。
正方形タイプは、奥行きが小さいため、
家具を置く壁面が少なくなりますが、
その分、幅が広いため、ベッドとTVボード間の
くつろぎスペースが広く取れるメリットがあります。
入口からの光景がこちら。
長方形タイプ同様に、
背の高い洋服収納が視界に入りにくく、
圧迫感を感じさせません。
幅が広いメリットを活かすことで、
奥行きがコンパクトサイズの
ソファーの配置が可能になります。
ソファーに座ったり横になったり、
「くつろぎ感」を重視されたい方おすすめの
機能性プランです。
TVボードとソファー間のスペースは狭くなりますが、
奥行き小さめのローテーブルや、
折りたたみタイプのものを選べば、
窮屈さを解消できます。
それでは最後におさらいです。
6畳ワンルームをレイアウトする時の
5つのコツがこちら。
今回ご覧いただいた実例はあくまで一例で、
窓の位置など、間取りはさまざま。
お客様のお部屋にあった、
最適なレイアウトをお知りになりたい場合は、
お気軽にオンラインの
プロサポートにご相談くださいませ。
ヒアリングを行いながら、
お客様だけのプランをご提案いたします。
リセノでは、インテリアに関するお悩みを気軽にご相談いただける、「プロサポート」をご用意しております。
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https://www.receno.com/pen/news/u35/2022-08-22.php「ふつうのお家を、美しく」というテーマのもと、お部屋を美しくスタイリングするためのセオリーを提唱し、オリジナルの家具や雑貨を展開するインテリアブランドです。
https://www.receno.com/prosupport/最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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