
カーペットにカビが発生?
カビが生えた場合の対応方法や予防策をご紹介。
こんにちは。
商品部の関です。
みなさまは、お部屋のインテリアアイテムとして
重要な「敷き物」は、お使いでしょうか。
ラグマットやカーペットなど、コーディネートや、
暮らしのメリットに合う物をご使用されている方も
多いかと思います。
私自身も、自宅ではラグマットもカーペットも
使用しており、快適に過ごしています。
しかし、日頃からの取り扱いなどを誤ると、
敷物に「カビ」が発生し、
大変な事になってしまいます。
放置すると、フローリングまで傷めてしまうことも。
そこで今回は、カーペットの汚れにフォーカスし、
カビが発生した場合の対応方法や、
そうならないための予防策を解説します。
それでは、早速見ていきましょう。
カーペットにカビが生えてしまう原因
それではまず、なぜカーペットにカビが
生えてしまうのでしょうか。
ここでは、難しいお話はありませんが、
少し詳細を見ていきましょう。
① 室内の環境(湿度・温度)
やはりカビには、湿度と温度が大敵です。
しかし、昨日今日で発生するという事は無く、
ある程度の時間、そのままにされていた
という事が、カビ発生の原因となります。
カビの発生しやすい湿度と温度は、
湿度:60~80%
温度:20~30℃
と、されています。
特に梅雨の時期や夏場など、
ジメジメとした環境が長く続くと、
早ければ3日ほどで目に見えるカビが発生します。
② 汚れの放置
2つ目は、汚れの放置です。
カビは、ラグやカーペットの繊維に付着した、
汗や皮脂汚れ、ホコリや食べカスなどを栄養に
繁殖してしまいます。
色物や柄物など、パッと見ではあまり汚れが
目立たない物でも、敷き物は意外と汚れている物です。
敷き物の素材などの品質表示を確認し、
適切な頻度で適切なお手入れを行っておきましょう。
補足として、放置しすぎると、発生したカビ菌を餌に、
ダニまで発生してしまうので注意しましょう。
日頃からの予防と対策方法
それでは、続いてカビが発生しないように、
日頃から何を気を付ければいいのでしょうか。
ここも至って当たり前の部分ですが、
やはり換気と掃除が一番重要になります。
定期的に敷き物をめくり、掃除と合わせて
空気を循環させ、清潔さを保ちましょう。
夏場など、部屋の温度を常に一定にすることは
難しいですが、湿度は換気などで調整ができます。
湿度計などをお持ちの方も少ないかと思いますし、
常に湿度を確認するのも大変ですが、
少なくとも1日に数回換気ができれば十分です。
雨期など、湿度が高い日が続く場合は、
エアコンで除湿機能などを使用する事もオススメです。
また、敷き物が汚れていた場合などは、
クリーニングに出したり部分洗いなどで、
汚れも落としておきましょう。
その際、改めて使用する場合は、
しっかりと乾いた状態での使用を心がけましょう。
カーペットに付いたカビの除去方法
それでは、カビが付着してしまった場合の
お手入れ方法をご紹介します。
ここでは、自宅でできる範囲と、
できない範囲があります。
クリーニングに出す
まずは、自宅でできない範囲から、
カビが生えた物をクリーニングに出す方法です。
敷き物全体の広範囲にカビが広がっている場合など、
クリーニング店でカビ取りを行っていただきましょう。
症状のレベルによっては、カビ取りもできなかったり、
できても少しカビの跡が残る場合もありますが、
プロに任せるのが一番です。
正直、ここでも除去することが難しければ、
愛着や費用との相談になる所ですが、
敷き物自体を検討してもよいでしょう。
部分洗いでカビ取りを行う
部分的なカビであれば、自宅である程度の
カビ取りを行う事が可能です。
それでは、そちらの方法を見ていきましょう。
まず、用意するものは、
どこのご家庭にもある下記のアイテムです。
- アルコール除菌スプレー
- 布巾 2枚
なお、実施する際には、
窓を開けるなど換気をしながら行いましょう。
① アルコール除菌スプレーを吹き付ける
まずは、カビが付着している部分や周りに、
アルコール除菌スプレーを吹き付けます。
この際、表裏両面に吹き付けます。
そして、吹き付けた後、中まで浸透するように、
10分程時間を置きましょう。
② 乾いた布巾などで、拭き取る
その後、乾いた布巾などを使って、
カビを取り除きます。
この際、力強く擦ったりすると、
生地を傷める恐れがありますので、
ある程度の力で傷めないように取り除きましょう。
③ 仕上げに、違う布で整えましょう。
そして最後の仕上げに、カビ取りをした布とは別の
綺麗な布を使って、生地表面を整えます。
全ての工程が終われば、しっかりと生地を乾かします。
移動ができそうであれば、ベランダなどに出したり、
季節的に室内で乾きが悪そうであれば、
ドライヤーなどを使うのも良いでしょう。
また湿気が溜まるとお手入れの意味が無いので、
しっかりと乾ききる所までがお手入れです。
部分洗いについては、一枚一枚が小分けになっている
タイルカーペットだと、部分的なお手入れが
容易く、お手入れが心配な方にオススメです。
カビはフローリングまで影響します。
カビを長らく放置すると、
フローリングまで傷めてしまいます。
フローリングまでカビが侵食すると、
これまたお手入れは大変です。
今回は少し話が逸れますので、ここは割愛しますが、
フローリングまでダメージが出ないように、
日頃からのカビ対策を注意しましょう。
カーペットを日頃から清潔に保ち、
お部屋全体を気持ちのいい空間にしましょう。
カーペットのカビ対策や除去方法、
いかがだったでしょうか。
最後に少しまとめておきます。
▼カーペットのカビの原因は、
・室内の環境(湿度・温度)
・汚れ
▼カビを生えさせない対策としては、
・空気を循環させる
・汚れは放置せずに手入れする
▼カビの除去方法は、
・クリーニングに出す
・部分洗いで、カビ取りを行う
です。
日頃からお部屋のお掃除に合わせ、
ラグやカーペットをお使いの方は、
カビ対策も行っておきましょう。
足元の物は汚れやすく、動線も兼ねた場所であれば、
通るたびに菌が舞ってしまうため注意が必要です。
日頃から気にかけるようにし、
清潔で快適な環境を心がけましょう。
それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。