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リビングの配置はソファーで決まる! 
実例で見るレイアウトの基本

こんにちは。プロサポートの笠嶋です。

みなさんは普段、自宅のどこで過ごしていますか?

あるハウスメーカーが行った調査では、
長く過ごす場所として、
「リビング」と答えた方が63%と圧倒的でした。

そのくらい、リビングは大切な場所。

プロサポートにも、
リビングに関するご相談をよくいただきます。

中でも多いのが「ソファーの配置」について。

そこで今回は、
3Dシミュレーターで作成したデータを使って、
ソファーを主役にしたリビングの配置の基本を、
実例を交えてお伝えします。

これからリビングをコーディネートされる方や、
現在のリビングを見直したいとお考えの方に、
お役立ていただけたら嬉しいです。

ソファーの配置による、リビングレイアウトの基本パターン

リビング1.jpg

ソファーを主役にしたリビング配置の
基本パターンは3つあります。

押さえておきたい基本パターンを、
おすすめ順に見ていきましょう。

1. テレビとソファーを平行にする配置

②2D 対面.jpg

1つ目は、テレビとソファーを平行に配置する、
もっともスタンダードなパターン。

スタンダードであることには、
ちゃんとした理由があります。

それは、テレビが見やすく、
首や腰に負担がかからないこと。

映画館でも、スクリーンと座席は
必ず平行に設計されていますよね。

これは、2~3時間という長丁場でも、
首や腰に負担をかけず、
快適に過ごせるように考えられているからです。

TV視聴正面.jpg

リビングの配置を決める際には、まず、
「テレビとソファーを平行に置けないか?」
を考えてみましょう。

2. テレビをななめにする配置

2D ななめ.jpg

2つ目は、テレビをななめ置きするパターン。

お部屋の角に置くことで、平行パターンと比べて
テレビの視聴範囲が広がります。

そのため、ダイニングやキッチンなど、
リビングから離れた場所からも
テレビを見たいとお考えの方におすすめ。

特に、向きを変えやすいテレビスタンドを
ご愛用の方には、実践いただきやすい配置です。

3. テレビとソファーをL字にする配置

2D L時.jpg

3つ目は、テレビとソファーをL字にするパターン。

ソファーの背を部屋の中央に向けて置くと、
リビングとその他のスペースが緩やかに区切られ、
メリハリのあるLDKに仕上がります。

反対に、ソファーの正面を部屋の中央に向けて置くと、
モデルルームやインテリアショップのような
華やかなウェルカム感が生まれます。

AGRAソファーL字.jpg

長時間テレビを視聴される方には難しい配置ですが、
テレビをお持ちでない方、あまり見ない方には
お選びいただける配置です。

配置と合わせて気をつけたい、リビングレイアウトのポイント

リビング俯瞰.jpg

実は、基本のパターンに沿って配置するだけでは、
「見た目の美しさ」と「過ごしやすさ」、
両方をそなえたリビングにはなりません。

配置と合わせて気をつけたいポイントは2つ。
それぞれ、ご紹介します。

1. テレビのサイズに合ったテレビボードを選ぼう。

20210107142547.jpg

リビングでもっとも視線が集まる箇所がテレビ周り。

そのため、テレビボード周りが整頓されていて、
テレビとテレビボードのバランスが美しく整っていると、

リビング全体の印象がグッと良くなります。

テレビとテレビボードのベストバランスは、
正面から見た時に、三角形の構図になる状態です。

TVボードバランス800.jpg

テレビの幅より左右10~30cm、
計20~60cm大きな幅を選ぶことで、
美しいバランスを作ることができます。

お持ちのテレビの幅をご確認の上で、
最適なテレビボードのサイズを選びましょう。

【動画】センスのいらないインテリア|「テレビボード」の最適な大きさを知りましょう。
【特集】暮らしにあったTVボードの選び方

2. テレビとソファーの適切な距離を確保しよう。

TV視聴正面 横から.jpg

ソファーを適切なテレビの視聴距離に配置すると、
テレビが見やすくなり、
過ごしやすいリビングになります。

テレビとソファーの適切な距離の計算はとっても簡単。
「テレビ画面の高さ×3」するだけです。

視聴距離3倍800.jpg

「テレビ画面の高さ×3」が適正距離である理由は、
「首が10~15度下を向く姿勢」となり、
目や首への負担が少ないから。

テレビを少し見下げる姿勢だと、
目や首の筋肉を無駄に使うことがないため、
長時間テレビを見ても疲れにくいのです。

TV視聴イラスト800.jpg

【動画】センスのいらないインテリア|テレビとソファーの配置の基本を知りましょう。
【マガジン】快適なリビングを作ろう。「ソファー」と「テレビ」の正しい距離をご紹介します。

ソファーを配置した、リビングの実例を見てみよう。

ここまで、

・リビング配置の基本パターン
配置と合わせて気をつけたいポイント

についてお伝えしました。

では、この2つを実践すると、
どんなリビングに仕上がるのでしょうか?

一般的な長方形タイプのLDKの間取りに
65型のテレビと幅180cmのテレビボードを置いている、
4人暮らしのお部屋の
実例を見てみましょう。

1. テレビとソファーを平行にする配置

対面2.jpg

対面4.jpg

テレビとソファーを平行に配置することで
得られる最大のメリットは、

テレビの見やすさです。

対面5.jpg

こちらがソファーに座ったときのアングル。

目線の正面にテレビ画面があるため、
すっきり見やすく、映像に集中できます。

その他、平行タイプの実例はこちらです。

N様.jpg平行タイプの実例① 東京都 N様邸/約7畳のリビング

K様.jpg平行タイプの実例② 東京都 K様邸/約3畳のリビング

S様.jpg平行タイプの実例③ 埼玉県 T様邸/約9畳のリビング

2. テレビをななめにする配置

ななめ1.jpg

ななめ4.jpg

テレビをななめに配置することで得られるメリットは、
ダイニングやキッチンからもテレビが見られる
ことです。

ななめ5.jpg

こちらが、ソファーからテレビを見たときのアングル。

この配置の場合、首・もしくは腰を
テレビ側に向ける必要がありますが、
視聴は問題なくできます。

ダイニングからのアングル.jpg

こちらが、ダイニングから見たアングルです。

テレビを見ながらのお食事をお楽しみいただけます。

キッチンからのアングル.jpg

こちらが、キッチンから見たアングル。

やや距離はありますが、
キッチンに立ちながら視聴ができます。

その他、ななめタイプの実例はこちらです。

S様邸.jpgななめタイプの実例① 埼玉県 S様邸/約5畳のリビング

奈良県S様.jpgななめタイプの実例② 奈良県 S様邸/約4.5畳のリビング

3. テレビとソファーをL字にする配置

テレビとソファーをL字に配置することで
得られるメリットは、
ソファーの向きにより異なります。

L字.jpg

L字4.jpg

L字3.jpg

ソファーの背を部屋の中央に向けた場合のメリットは、
リビングとダイニング、それぞれの空間が際立って、
メリハリのあるLDKに仕上がることです。

ななめ5.jpg

こちらが、ソファーから見たアングル。

座る場所によっては、
45°近く首や腰をテレビに向ける必要がありますが、
短時間の視聴であれば、問題ありません。

2.jpg

5.jpg

4.jpg

ソファーの正面を部屋の中央に向けた場合の
メリットは、LDKに開放感が生まれ

コミニュケーションが取りやすくなることです。

6.jpg

こちらが、ソファーから見たアングル。

目線の先にダイニングやキッチンが入りますので、
一体感を感じられます。

その他、L字タイプの実例はこちらです。

AGRA AタイプLINE字.jpeg L字タイプの実例① 東京店スタッフ 大森宅/約19畳のリビング

H様邸.jpgL字タイプの実例② 愛知県 H様邸/約6畳のリビング

意外と盲点? リビング配置を決める際の注意点

まとめ.jpg

様々な実例をご覧いただきましたが、
ご自宅にフィットするパターンは見つかりましたか?

それでは最後に、リビング配置を決める際に
忘れられがちな注意点をお伝えします。

1. テレビ線の位置確認を忘れずに。

TV線.jpg

リビングの配置は、
「テレビの位置 → ソファーの位置」
の順で決めるとスムーズです。

そして、テレビの位置は、
「テレビ線の位置」によって定まります。

必ず、「どこにテレビ線があるか」を
事前に確認しましょう。

2. 逆光の影響を受けないか?

逆光.jpg

日中にテレビをご覧になられる場合、
日当たりの良い窓に対してテレビを配置すると、
逆光により画面が反射してしまいます。

テレビが見にくくなり、
映像に集中できなくなってしまいますので、
窓の位置や日当たりにも意識を向けましょう。

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逆光を避けられない場合は、
カーテンを閉めることで日除け対策ができます。

ご安心ください。

カーテン日除け.jpg

3. 窓からの出入りに必要な通路が確保できているか?

出入り.jpg

バルコニーなど、屋外につながる窓がある場合は、
出入りのために通路を確保する必要があります。

人が行き来するための通路幅の目安は、
【60cm】と言われております。

テレビやソファーの間に通路が確保できているか、
窓への行き来は問題なくできるか、
予めチェックしましょう。

4. ななめ置きの場合は、設置スペースに注意。デッドスペースが生まれます。

デッドスペース.jpg

ななめ置きの場合、テレビのサイズに応じて
テレビの裏側にデッドスペースが生まれることを
知っておきましょう。

とくに、長方形のTVボードを配置しようとすると、
デッドスペースが更に広がります。

デッドスペース大.jpg

そのため、ななめ置きをする場合は、
デッドスペースが生まれにくい、
「テレビスタンド」や「コーナ用のテレビボード」
の使用がおすすめです。

レイアウトにお悩みの際は、3Dコーディネートサービスをご活用ください。

20220525170653.jpg

いかがでしたか?

今回ご覧いただいた実例は、あくまで一例で、
リビングの寸法や窓の位置など、間取りは様々。

お客様のお部屋にあった、
最適なレイアウトをお知りになりたい場合は、
お気軽にプロサポートにお尋ねくださいませ。

ヒアリングを行いながら、
お客様だけのプランをご提案いたします。

ソファー選びのお悩み、プロサポートで解決しませんか?
「3Dコーディネート」をご検討中の方へ。お店で体験するメリットをご紹介します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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