まるでケーキのように大きなオムレツの作り方をご紹介。クリスマスメニューにもおすすめです。
https://www.receno.com/pen/eat/u68/2023-12-05.php公開日 2025年12月23日(火)
【シンプルを極めるレシピ】蕪のグラタン
ベーコンとアンチョビのベシャメルソース
こんにちは。料理家の松山たけしです。
「グラタンって、一から作ると大変そう...」
と思われているかもしれません。
ですが、構造さえちゃんと理解していれば、
ささっと作ることができます。
おいしいグラタンに必要なのは、まず旨味。
何かしら出汁になる要素が必要です。
鶏肉やエビ、今の時期なら牡蠣などもおいしい。
あと、お野菜も入れたいです。
厄介に思われがちなのがベシャメルソース。
粉とバターと牛乳で作る「グラタンの要」です。
オーブンに入れるなど要素の多い料理ですが、
ひとつずつ整理すれば大丈夫。
今回は、ベーコンとアンチョビのベシャメルソースを
使った「蕪のグラタン」をご紹介します。
おいしいグラタンの作り方は?
おいしいグラタンの作り方、
大切な3つのポイントをご紹介します。
- ベシャメルソース
- 旨み(出汁)
- 野菜
① ベシャメルソースのポイント
まずはベシャメルソースの作り方。
ポイントは、比率を暗記しちゃうことです。
<ベシャメルソースの比率>
薄力粉 1:バター 1:牛乳 10
一人前に使う薄力粉は、およそ10g。
つまり薄力粉10g、バター10g、牛乳100gになります。
この比率を覚えておくと応用が効いて、
いざというときに助かります◎
薄力粉とバターを火にかけて、
シュワシュワしてきたら牛乳を少しずつ加えます。
火加減が少し難しいかもしれませんが、
慣れれば大丈夫。料理の幅が格段に広がります。
② 旨み(出汁)のポイント
次は旨味の部分。
旨味調味料を使わず、最速で旨味を持ってくるなら
ベーコンとアンチョビです。
ベーコンだけでもいいのですが、
肉の旨みと魚介の旨みが合わさると、
グッとおいしくなります。
グラタン自体がリッチな料理なので、
「旨味が強すぎる...」ということもありません。
③ 野菜のポイント
最後はお野菜です。
味の濃い冬野菜を使いたいところですが、
火の通りづらい「根菜」は
やわらかくなるまでに時間がかかります。
なので、僕のおすすめは蕪。
大きめにカットして軽くソテーするだけで、
甘くてジューシー。火の通りも早い。
表面にうっすらと焼き目がつくくらいで十分です。
蕪だけでも、食べ応えのあるグラタンになります。
皮の薄い小蕪なら、皮をむかなくてもOK。
ベシャメルソースを作る工程で
ベーコンとアンチョビを入れて、
蕪と合わせて鍋の中を熱々にしてから耐熱容器へ。
あとはチーズをのせて、トースターで焼けば完成。
オーブンの予熱はいりません。
所要時間は20分ほどで、
一からちゃんと作るグラタンが完成します。
ぜひ一度お試しください◎
材料(1人前)
▼具材
- 蕪 200g(小さめ2個くらい)
- チーズ 30〜60g
- オリーブオイル 小さじ1(約4g)
▼ベシャメルソース
- 薄力粉 10g
- バター 10g
- 牛乳 100g
- アンチョビ 5g(フィレ1〜2枚)
- ベーコン 30g
※塩は基本なし(ベーコン+アンチョビで足ります)
作り方(所要時間:15〜20分)
① 蕪は皮をむき(小蕪ならそのままでもOK)、
6等分くらいのくし切りにします。
フライパンにオリーブオイルを入れて中火に。
蕪を入れ、表面にうっすらと焼き目がつく程度に
ソテーして取り出します。
② 小鍋にバター10gを落とし、
ベーコンを軽く炒めて香りと脂を出したら、
アンチョビを入れて溶かします。
そこに薄力粉10gを加え、弱火で30秒ほど炒めます
(粉っぽさを飛ばします)。
さらに牛乳100gを少しずつ入れて、
その都度よく混ぜてのばします。
③ ②のベシャメルソースに①の蕪と、
あれば刻んだ蕪の葉っぱ入れて温め、
鍋の中が熱々になったら耐熱容器に移します。
上にチーズを乗せて、トースターへ
(お好みで黒こしょうを振ってください)。
④ トースターで5〜10分ほど焼きます。
焼き目がついて、周りがぐつぐつとしたら完成です。
素材の味を活かしたシンプルでおいしい蕪のグラタン。
ぜひ一度ご家庭でお試しください!
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