
貫入とよばれる、釉薬が縮れてできた独特な表情が特徴の「錆かいらぎ」シリーズ。ゆるやかな曲線が、食卓にやさしく馴染む「まる皿」です。
https://www.receno.com/plate2/kairagi-rp.phpこんにちは。料理家の松山たけしです。
これ、僕のとっておきなんですけど、
教えちゃいますね。
皮を付けたまま揚げる里芋の唐揚げ。
僕が好きなのは、まず煮物にしてから
片栗粉をつけて揚げる作り方。
そうすることで、出汁や醤油がしっかり染み込んで
口いっぱいに旨みが広がります。
外はカリッと、中はトロッとした食感で
病みつき必至の一品です。
貫入とよばれる、釉薬が縮れてできた独特な表情が特徴の「錆かいらぎ」シリーズ。ゆるやかな曲線が、食卓にやさしく馴染む「まる皿」です。
https://www.receno.com/plate2/kairagi-rp.php
「里芋の唐揚げ」自体は、そんなに
むずかしくも、珍しくもありませんが
ふつうに作るよりも圧倒的に
美味しく仕上げるためのポイントが一つ。
それは皮付きで揚げることです。
兎にも角にも、野菜の皮(特に根菜類)は
全部むかなきゃ...!
と、思っている方も多いですが
実は、大抵のものは皮付きでも食べられます。
そして、皮を剥かない方がメリットも多いんです。
まず、野菜の皮や、皮付近には
栄養価や、旨味が詰まっています。
さらに、皮がある方が、食感の違いや
風味の違いも感じられ、味にメリハリが生まれます。
口当たりが悪くならなければ、
なるべく皮付きで使うことをおすすめしたい。
レンコンも、長芋も、里芋も、皮付きで。
とはいえ、さすがに里芋の皮ってかなり厚くない?
と思うかもしれませんが、大丈夫です。
煮物にすることはおすすめできませんが、
タワシでよく洗ってから「揚げ物」にすると、
表面がカリカリに。
いつもは感じることのなかった新しい食感と
風味を体験することができます。
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、
ぜひ挑戦してみてください。
1. 里芋はタワシでよく洗います。
2. 一口大にカットします。
3. 鍋に煮汁と生姜をスライスして加え、
里芋を入れて40分ほど弱火で煮ます。
4. 串を刺してスッと通るまで火が通ったら、
火を止め一晩ほど味を染み込ませます。
5. ③の水気を切って片栗粉をまぶしておき、
180°Cの油で2分ほど、カリッとするまで揚げます。
6. 仕上げにすだちのスライスを添えて、完成です。
今回は、皮付きの里芋を、一度煮物にして
味を染み込ませてから、カリッと揚げてみました。
皮付きで食べれば、手間が省けるし、
廃棄が少なくなる。美味しくて栄養価も高い。
なんだか皮を剥く理由がなくなってきませんか?
ぜひ一度、チャレンジしてみてください。
なお、今回ご紹介した器は以下よりご覧いただけます。
貫入とよばれる、釉薬が縮れてできた独特な表情が特徴の「錆かいらぎ」シリーズ。ゆるやかな曲線が、食卓にやさしく馴染む「まる皿」です。
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