センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「アクセントカラー」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-12-27.php公開日 2025年08月18日(月)
更新日 2025年08月20日(水)
毎日が涼しくなる。
インテリアに夏の色を取り入れるコツや実例をご紹介
こんにちは、デザイナーの木下です。
夏を楽しみたくて、
最近、一人暮らしのお部屋に
爽やかな観葉植物を迎えました。
すると夜でも、緑の葉っぱや黄色のお花が
やさしく彩りを添えてくれて、涼しげな空気に。
休日は、カーテン越しに差し込む日差しの中で、
鮮やかな色の植物を眺めてゆったりリラックス。
夏らしい色をインテリアに取り入れると、
お部屋がぱっと明るく、爽やかな空気感になります。
この夏は、お部屋に色を取り入れて
季節感を楽しんでみませんか?
インテリアに取り入れやすい「夏の色」をご紹介
お部屋に夏らしさを足したいけれど、
「どんな色を選べばいいのかな...?」
と迷うこともありますよね。
ここからは、見ているだけで涼しさや
季節感を感じられる色をご紹介。
実際にインテリアに取り入れたときの
イメージもしやすくなるよう、
写真とあわせてお届けします。
① 涼しさを感じる「青」「水色」
青や水色は、真夏の空や海を思わせる
清涼感たっぷりの色です。
視覚的に温度を下げてくれるため、
暑い日でも気持ちを落ち着かせてくれます。
例えば、ソファーのクッションを
水色に替えるだけでも、
リビングがぐっと涼やかな印象に。
小物やファブリックから少しずつ取り入れるのが、
自然になじませるコツです。
② リラックス効果もある「緑」
緑は、森や草原を連想させる安らぎの色です。
観葉植物やグリーンの雑貨を置くだけで、
視界に爽やかな彩りが加わり、
心も自然とリラックス。
カーテン越しの光に照らされた植物を眺めると、
時間がゆっくり流れていくよう。
窓辺や棚の上など、目線の先に置けば、
日常の中でふとした瞬間に癒しを感じられます。
③ 夏の陽射しを思わせる「イエロー」
イエローは、夏の陽射しのように
明るく元気な印象を与える色です。
お部屋に少し加えるだけで、空間が生き生きとし、
気分まで晴れやかに。
例えば、ソファーの上に黄色いクッションを飾れば、
お部屋が一気に明るい雰囲気に。
ただし、少し強い色なので、
ベースカラーは白やベージュにして、
差し色として使うのがおすすめです。
インテリアに夏の色を取り入れる「コツ」とは?
ここからは、色を取り入れる「コツ」をご紹介。
ちょっとしたテクニックを使うことで、
お部屋がまとまりある空間に変わります。
① 「レピテーション」でまとまり感を出す。

同じ色や柄を繰り返す「レピテーション」は、
空間に統一感を出す"小技"です。
例えば、水色のブランケットとクッションを
合わせると、お部屋全体がすっきりまとまります。
夏らしい色を1〜2色に絞り、
複数のアイテムに分散させることで、
自然で心地よい印象に。
大きな面積ではなく、
アートやファブリックで色を繰り返すと
取り入れるハードルも下がります。
② 「 アクセントカラー」の割合を5%にする。
アクセントカラーは全体の「5%」程に抑えると、
ほどよく空間が引き締まり、季節感も演出できます。
お寿司のわさびや、うどんの七味のように、
ちょっとだけあることで、
十分に強いアクセントになりますので、
ほんの少し「5%」だけで良いのがポイント。
例えば、白やベージュをベースに、
植物や黄緑のクッションを数点置くと効果的。
小物で色を差すことで、
季節の変化にも柔軟に対応できます。
③ 「ガラス」や「リネン」素材で涼感を引き出す。
色だけでなく素材の選び方も、夏らしさを左右します。
ガラスの花器や雑貨は、
透明感と光の反射で涼しげな印象に。
リネンのブランケットやカーテンは、
通気性がよく軽やかな雰囲気をつくります。
色と素材を組み合わせることで、
見た目にも爽やかな空間になります。
手軽に取り入れられる夏らしい色の「アイテム」4選
大きな模様替えをしなくても、
小物や雑貨で夏色は楽しめます。
ここでは手軽に始められる、
涼しげな色のアイテムをご紹介します。
① 「クッション」や「ブランケット」で季節感を添える。
ファブリック類は、
色替えで手軽に季節感を演出できるアイテムです。
青や水色のクッション・ブランケットは、
夏らしい軽やかさをプラス。
柄物を選ぶ場合は、
他の小物と色を揃えるとまとまり感が生まれます。
面積が大きく目に入りやすい場所なので、
季節ごとに色を替えると印象が一変します。
② 「植物」の彩りで、爽やかな空間へ。
観葉植物や切り花は、
見た目にも涼しさを添えるアイテム。
グリーンは視覚的な癒しを与え、
夏の日差しの中で一層鮮やかに映えます。
黄色や青の花を合わせると、
より季節感と彩りが広がります。
小さなものだとお手頃な価格で販売されているので、
取り入れやすい夏アイテムの一つです。
③ 「アート」や「雑貨」に夏の色を取り入れて、アクセントに。
壁に掛けるアートや、棚に置く雑貨は、
小さな面積でも大きな印象を与えます。
夏らしいブルーやイエローのモチーフを選べば、
視線を引きつけるアクセントに。
旅行先で見つけた小物やポストカードなど、
思い出の品を飾るのもおすすめ。
季節が変われば気軽に入れ替えられるのも魅力です。
④ ガラスの「フラワーベース」で、涼やかな印象に。
透明感のあるガラスは、
夏のインテリアにぴったりの素材です。
花やグリーンを活けると、
水面が光を受けてきらめき、涼感を演出。
ブルーやイエローの花を合わせれば、
色と素材の相乗効果で夏らしさが一層アップ。
サイズや形を変えて並べると、
空間にリズムも生まれます。
夏らしさを取り入れた「コーディネート実例」を、
エリアごとにご紹介
ここではエリア別に、
季節感を出すコーディネート例をご紹介します。
具体例から、イメージを膨らませていきましょう。
① リビング
家族や友人が集まるリビングは、
爽やかな色を取り入れやすい場所です。
ブランケットや、クッションカバーなど、
いくつかのアイテムに青や水色を取り入れると、
空間が一気に涼しげに。
見心地も爽やかになり、
リビングでより一層リラックスできるようになります。
② ダイニング
食卓まわりは、
涼しげな色で軽やかにまとめましょう。
青や水色が入ったアートをダイニングの壁に飾ると、
爽やかになるだけでなく、
フォーカルポイントにも。
花やグリーンをテーブル中央に飾れば、
会話も弾む心地よい空間になります。
フォーカルポイントは、お部屋の中で自然と視線が向かう場所のことです。
③ 寝室
寝室は、リラックスできる落ち着いた夏色を
選ぶのがおすすめです。
白やアイボリーのリネンシーツに、
グリーンのブランケットや枕を合わせれば、
清涼感と安らぎを両立できます。
あわせて、大きな観葉植物を置くと
レピテーションになり、
より一層空間のまとまり感がアップします。
④ 玄関
家の第一印象を決める玄関。
お客様をお迎えする場所には、
明るく清潔感のある夏色が効果的です。
白やベージュを基調にしつつ、
植物やブルーのアートや飾れば、
訪れる人も心地のよい玄関に。
小さなスペースでも、
季節感を感じさせる工夫ができます。
インテリアに夏の色を取り入れて、
涼しげなお部屋を楽しみましょう。
いかがでしたか?
それでは、今回のおさらいです。
インテリアに取り入れやすい「夏の色」
- 涼しさを感じる「青」「水色」
- リラックス効果もある「緑」
- 夏の陽射しを思わせる「イエロー」
インテリアに夏の色を取り入れるコツとは?
- 「レピテーション」でまとまり感を出す。
- 「 アクセントカラー」の割合を5%にする。
- 「ガラス」や「リネン」素材で涼感を引き出す。
手軽に取り入れられる夏らしい色のアイテム4選
- 「クッション」や「ブランケット」で季節感を添える。
- 「植物」の彩りで、爽やかな空間へ。
- 「アート」や「雑貨」に夏の色を取り入れて、アクセントに。
- ガラスの「フラワーベース」で、涼やかな印象に。
夏らしい色をお部屋に取り入れて、
お部屋の中でも季節感を楽しんでみてください。
また、「アクセントカラーの取り入れ方」について、
詳しく解説したこちらの記事もございますので、
お時間のある方はあわせて読んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





































商品部 大原
編集部 増田
リセノ制作部
編集部 辻口
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品質管理 遠藤
編集部 江上