
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「アクセントカラー」のセオリーをご紹介します。
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公開日 2025年08月18日(月)
こんにちは、デザイナーの木下です。
夏を楽しみたくて、
最近、一人暮らしのお部屋に
爽やかな観葉植物を迎えました。
すると夜でも、緑の葉っぱや黄色のお花が
やさしく彩りを添えてくれて、涼しげな空気に。
休日は、カーテン越しに差し込む日差しの中で、
鮮やかな色の植物を眺めてゆったりリラックス。
夏らしい色をインテリアに取り入れると、
お部屋がぱっと明るく、爽やかな空気感になります。
この夏は、お部屋に色を取り入れて
季節感を楽しんでみませんか?
お部屋に夏らしさを足したいけれど、
「どんな色を選べばいいのかな...?」
と迷うこともありますよね。
ここからは、見ているだけで涼しさや
季節感を感じられる色をご紹介。
実際にインテリアに取り入れたときの
イメージもしやすくなるよう、
写真とあわせてお届けします。
青や水色は、真夏の空や海を思わせる
清涼感たっぷりの色です。
視覚的に温度を下げてくれるため、
暑い日でも気持ちを落ち着かせてくれます。
例えば、ソファーのクッションを
水色に替えるだけでも、
リビングがぐっと涼やかな印象に。
小物やファブリックから少しずつ取り入れるのが、
自然になじませるコツです。
緑は、森や草原を連想させる安らぎの色です。
観葉植物やグリーンの雑貨を置くだけで、
視界に爽やかな彩りが加わり、
心も自然とリラックス。
カーテン越しの光に照らされた植物を眺めると、
時間がゆっくり流れていくよう。
窓辺や棚の上など、目線の先に置けば、
日常の中でふとした瞬間に癒しを感じられます。
イエローは、夏の陽射しのように
明るく元気な印象を与える色です。
お部屋に少し加えるだけで、空間が生き生きとし、
気分まで晴れやかに。
例えば、ソファーの上に黄色いクッションを飾れば、
お部屋が一気に明るい雰囲気に。
ただし、少し強い色なので、
ベースカラーは白やベージュにして、
差し色として使うのがおすすめです。
ここからは、色を取り入れる「コツ」をご紹介。
ちょっとしたテクニックを使うことで、
お部屋がまとまりある空間に変わります。
同じ色や柄を繰り返す「レピテーション」は、
空間に統一感を出す"小技"です。
例えば、水色のブランケットとクッションを
合わせると、お部屋全体がすっきりまとまります。
夏らしい色を1〜2色に絞り、
複数のアイテムに分散させることで、
自然で心地よい印象に。
大きな面積ではなく、
アートやファブリックで色を繰り返すと
取り入れるハードルも下がります。
アクセントカラーは全体の「5%」程に抑えると、
ほどよく空間が引き締まり、季節感も演出できます。
お寿司のわさびや、うどんの七味のように、
ちょっとだけあることで、
十分に強いアクセントになりますので、
ほんの少し「5%」だけで良いのがポイント。
例えば、白やベージュをベースに、
植物や黄緑のクッションを数点置くと効果的。
小物で色を差すことで、
季節の変化にも柔軟に対応できます。
色だけでなく素材の選び方も、夏らしさを左右します。
ガラスの花器や雑貨は、
透明感と光の反射で涼しげな印象に。
リネンのブランケットやカーテンは、
通気性がよく軽やかな雰囲気をつくります。
色と素材を組み合わせることで、
見た目にも爽やかな空間になります。
大きな模様替えをしなくても、
小物や雑貨で夏色は楽しめます。
ここでは手軽に始められる、
涼しげな色のアイテムをご紹介します。
ファブリック類は、
色替えで手軽に季節感を演出できるアイテムです。
青や水色のクッション・ブランケットは、
夏らしい軽やかさをプラス。
柄物を選ぶ場合は、
他の小物と色を揃えるとまとまり感が生まれます。
面積が大きく目に入りやすい場所なので、
季節ごとに色を替えると印象が一変します。
観葉植物や切り花は、
見た目にも涼しさを添えるアイテム。
グリーンは視覚的な癒しを与え、
夏の日差しの中で一層鮮やかに映えます。
黄色や青の花を合わせると、
より季節感と彩りが広がります。
小さなものだとお手頃な価格で販売されているので、
取り入れやすい夏アイテムの一つです。
壁に掛けるアートや、棚に置く雑貨は、
小さな面積でも大きな印象を与えます。
夏らしいブルーやイエローのモチーフを選べば、
視線を引きつけるアクセントに。
旅行先で見つけた小物やポストカードなど、
思い出の品を飾るのもおすすめ。
季節が変われば気軽に入れ替えられるのも魅力です。
透明感のあるガラスは、
夏のインテリアにぴったりの素材です。
花やグリーンを活けると、
水面が光を受けてきらめき、涼感を演出。
ブルーやイエローの花を合わせれば、
色と素材の相乗効果で夏らしさが一層アップ。
サイズや形を変えて並べると、
空間にリズムも生まれます。
ここではエリア別に、
季節感を出すコーディネート例をご紹介します。
具体例から、イメージを膨らませていきましょう。
家族や友人が集まるリビングは、
爽やかな色を取り入れやすい場所です。
ブランケットや、クッションカバーなど、
いくつかのアイテムに青や水色を取り入れると、
空間が一気に涼しげに。
見心地も爽やかになり、
リビングでより一層リラックスできるようになります。
食卓まわりは、
涼しげな色で軽やかにまとめましょう。
青や水色が入ったアートをダイニングの壁に飾ると、
爽やかになるだけでなく、
フォーカルポイントにも。
花やグリーンをテーブル中央に飾れば、
会話も弾む心地よい空間になります。
フォーカルポイントは、お部屋の中で自然と視線が向かう場所のことです。
寝室は、リラックスできる落ち着いた夏色を
選ぶのがおすすめです。
白やアイボリーのリネンシーツに、
グリーンのブランケットや枕を合わせれば、
清涼感と安らぎを両立できます。
あわせて、大きな観葉植物を置くと
レピテーションになり、
より一層空間のまとまり感がアップします。
家の第一印象を決める玄関。
お客様をお迎えする場所には、
明るく清潔感のある夏色が効果的です。
白やベージュを基調にしつつ、
植物やブルーのアートや飾れば、
訪れる人も心地のよい玄関に。
小さなスペースでも、
季節感を感じさせる工夫ができます。
いかがでしたか?
それでは、今回のおさらいです。
夏らしい色をお部屋に取り入れて、
お部屋の中でも季節感を楽しんでみてください。
また、「アクセントカラーの取り入れ方」について、
詳しく解説したこちらの記事もございますので、
お時間のある方はあわせて読んでみてください。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「アクセントカラー」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-12-27.php最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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