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更新日 2023年07月05日(水)

【卒業インタビュー】vol.1
元カメラマン濱田に、今後の夢を聞いてみました。

こんにちは。編集部の江上です。

最近リセノでは、とある出来事がありました。

長年カメラマンをつとめ、制作チームの中心として、
撮影からyoutube出演まで、多岐にわたって
活動していた濱田が、退職することに。

ざわつく社内をよそに、一体彼に何があったのか。

彼の現在の活動を知るために、
自宅にお伺いし、インタビューを行いました。

そこで見えてきたものとは...

「夢」や「働き方」をテーマに、
3回にわたっての連載をお届けします。

自分の想いを自分で届けたい。
家具の、人を幸せにするちから。

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ーリセノを退職した経緯は?

はまだ:
まずは、インタビューしてくださって、
ありがとうございます!

退職を決断した大きな理由は、
北欧ヴィンテージを扱う家具屋さんになりたい
という夢ができたからなんです。

家具を購入してもらうだけでなく、
僕と関わる方に、幸せを感じてもらえるような
体験を提供したいと思っています。

リセノでのお仕事を通して、
生活をしていく上で家具は、
特別な存在だということに気が付きました。

購入してくださる方には、
それぞれのストーリーがあり、
購入した経緯やそこからの体験も、
人生と密接に絡み合っていきます。

すぐに買い換えられるものではないですし、
誰かにとっては、一生に一度の大切な買い物です。

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はまだ:
また、本来家具は誰かに見せるものではなく、
クローズドなものですし、
表面的な良さだけでなく、機能であったり、
大切な誰かのことを想って購入するものだと思います。

なかなか、ないんです。
こんなに素敵なモノって。

なので、僕は大好きな家具を通して、
お客様の生活に生涯携わることができれば、
これ以上のやりがいはないと思いました。

そして、自分自身の価値観に共感してくださる方に、
自分の想いを直接届けることができたらいいなと。

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はまだ:
ただ、近年では、SNSが流行していることもあって、
中身よりも見た目を優先したモノ・コトが
多くなってしまっていると感じます。

コロナの影響も重なって、家具の需要が増え、
ビジネス的な戦略の中で、家具が消費されている
ことがとても悲しかったんです。

少しでも多くの方がインテリアに
興味をもってくださることは、嬉しくもありながら、
これで本当に良いのかな?という想いも強まりました。

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ー家具が大好きな濱ちゃんだからこそ、
 業界に対する葛藤があったんですね。

はまだ:
僕自身、家具を通して、心豊かな生活を
送ることができましたし、
家具が好きでよかったなと思うことがよくあります。

それは、良いお店で、良い家具を購入すると、
自分を含めた、たくさんの人を
幸せにすることができるからなんだと思います。

良いという基準は、人それぞれですし、
それぞれの正解があるため、
あくまで僕の主観にはなるのですが、

素敵な食卓によって会話が増えたり、
くつろいで寝落ちしている姿を見たり、
お部屋を褒めてもらえたり、
本当に良い経験ができました。

家具をご提案させていただく立場としては、
お客様は難しいことは考えず、
なんとなく良いなと感じてくださるだけでも
十分だと思っています。

だからこそ、提供する側は、
購入してくださった方の生活と
本気で向き合うべきだと思ったんです。

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はまだ:
家具の場合は、素材がどうあれ座れれば、
椅子としての役割を満たしているし、
模倣品であっても見た目が良ければ、
インテリアとしては、十分です。

ただ、そうなると、モノの価値は、
あってないようなものなので、
その人自身に、どう想って使っていただくのか?
ということが大事というか。

生活に根ざした提案や作り手の想いを
的確に伝えることができれば、
満足感だけでなく、家具の役割や価値が、
より良いものになると思うんです。

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はまだ:
僕たちにできることは、きっと、
目先の素敵さや満足感を与えることだけでなく、

永続的に幸せが体験できるヒントやアドバイスを
お届けすることなんじゃないかなと思っています。

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ーなぜ、その中で北欧家具なの?

はまだ:
安くて良いものが当たり前と言われる
現代だからこそ、モノ自体の価値を
軽視していることが多いなとかんじます。

もちろん、好みは人それぞれですし、
価値観も違います。

使う人が満足していれば、
それほど素晴らしいことはないと思うんですが、
良いモノを選んでほしいという想いもあります。

僕にとっての良いモノとは、
最高級でなくても、心のこもった家具のことです。

そんな家具は、使う人のことを最大限に
考えているから、使い手をいろんな意味で
満たしてくれるんです。

僕の狭い価値観かもしれませんが、
家具のお仕事をしてきた中で、
作り手の心を感じることができるモノ、

つまり、生活に根ざした心を惹かれる家具が、
北欧の家具に多かったということです。

憧れの地、北欧デンマークを目指して

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はまだ:
リセノでも取り扱いのある「ウェグナー」や
「モーエンセン」も、デンマークを代表する
デザイナーとして、知られています。

他にも、北欧のデザインは、
世界中に大きく影響していて。

元を辿っていくと、北欧のデザインから
インスパイアされていることが多々あります。

家具に携わる者として、北欧はとても
特別な場所であり、憧れの地というわけなんです。

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はまだ:
家具のお仕事をしているうちに、
好きになっていった北欧のデザイン。

そして、知識が増えるたび、実際の北欧文化に
触れてみたいと強く思うようになりました。

また、もうすぐ30歳という人生の節目を迎えるので、
今挑戦しなくては、絶対に後悔すると思ったんです。

そう感じた時、デンマークに行きたい!と、
すぐに代表の山本さんに相談しました。

「濱ちゃんがメンバーから抜けるのは、
 リセノとしては痛手だけど、
 絶対に挑戦した方がいい!」

と、前向きに応援して頂けたんです。

そこからは、あっという間で、
僕自身、気が付いたら退職という感じでしたね。

突発的な一歩が、自分と向き合うことに繋がる。

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ー「夢」とか「働き方」など、今の自分と向き合って、
 どうしていくか。決断をするためには、
 準備とか計画があったのでしょうか。

はまだ:
退職を考えはじめてから、実際に退職するまで、
3か月もなかったように思います。

お恥ずかしながら、計画性なんてほぼなくて...笑

地元の横浜に帰って、フリーランスで
カメラマンとして働きながら、語学を勉強して、
1年後にデンマークに出発しようという
かなりざっくりとした計画だったんです。

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はまだ:
それがすごく甘い考えでした。
実際に辞めてみると、本当に大変で。笑

今、思い返すと、リセノに勤めながら、
いろんなことを準備しておけばよかった...
なんて、後悔することも。

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はまだ:
けれど、無計画でも一歩踏み出さないと、
分からなかったこと、できなかったことが、
たくさんありました。

自分自身の無力さや考えのなさを痛感することも
そうですし、改めて自分がやりたいことって何だろう、
自分の力だけでできることって何だろうって。

客観視して、自分と向き合うことができました。

そのおかげで今、「夢」が、少しずつ具体性のある
「計画」に変化してきているところです。

行動を起こすために、自分の「好き」を理解する努力をする。

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ー独立を決めて、退職を選んだ濱ちゃんから、
 挑戦することを踏みとどまっている方に
 メッセージは、ありますか?

はまだ:
まだ、何も成し遂げていないので、
恐れ多いのですが...

僕の体験から話せるとすると、
とにかく行動するのみ!って、
多くの方が言うと思うんです。

ただ、僕の場合は、ちょっと順番が違っていて。

今まで、好きなことややりたいこと、
成し遂げたいことを明確にすること自体が、
すごく難しかったんです。

まずは、どんなことが好きなのか、
どんなことにやりがいを感じるのか?

自分が好きなことが何か、理解する努力をしました。

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ー好きなものを突き詰めることが行動力に繋がる、
 というのは、たしかに腑に落ちる所があります。

はまだ:
僕は元々、行動力がなくって。

学生の時は、面倒くさいことは放棄して、
楽な道をずっと歩んできました。

でも、楽なことばかりしていると、
退屈なことが多いですし、
あの時、頑張ってればよかった!って後悔、
沢山あるじゃないですか。

このままじゃダメだなって、人生を楽しむために、
意識して好きなことについて考え始めたら、
自然と、行動するようになっていました。

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ー具体的にどうしたの?

はまだ:
どんなに小さなことでも、これが好きだって
言えるように、意識を変えてみたんです。

そうすると、不思議で、世の中って好きなことだらけ
なんだなって。どんどん楽しくなっていったんです。

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はまだ:
例えば、大変な仕事だと思っていても、
気が付いたら、時間が経っていることって
あると思うんです。

その瞬間は、僕にとって、楽しいという事なんです。

寝落ちできるくらい頑張った日は、
僕にとっては、好きな一日なんです。

そして、家具が好きだから、
いろんなことを知りたいと思って勉強しました。

人に喜んでもらうことが好きだから、
独立を決断しました。

好きなことをするために、どうしたいか、
自分の気持ちを知ることができれば、
どんな環境においても、挑戦や行動が
伴ってくるんだと、身をもって実感しています。

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ー自分の気持ちを知るために、何が好きなのか、
 改めて意識をしてみる。なかなか難しそう。

はまだ:
行動や挑戦って、社会で生活をしていると、
自然と、日常的に遭遇していて。

それに対して、少しでも心が動いたか?
そうじゃないのか。細かく振り分け作業を
していったら、目指すべきところが見えてきた
感覚でした。

そして、好きなことに気付いたら、
待っていてもチャンスは来ないので、
行動あるのみ!と、
いろんなことにチャレンジしている最中です。

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ー30代を目前に、「夢」へと挑戦するため、
 リセノを退職した濱ちゃんの想いを
 インタビューしました。

 フリーになった濱ちゃんのこれからが楽しみです。

 と、お別れのようなインタビューとなりましたが、
 実は、退職後も、カメラマンやライターとして、
 リセノのオウンドメディアに登場予定です。

 気になるvol.2は、年明けの1/5(木)に公開します。
 皆さま、良いお年を!

濱田の日々の暮らしは、こちらで配信しています。
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