Web Magazine

ユニットソファー「Class」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話しします。

こんにちは。プロダクトデザイナーの加納です。

今回は、オリジナル家具「Re:CENO product」から
新しく登場するソファーをご紹介します。

名前は、
ユニットソファー「Class(クラス)」です。

★T画像(カウチ-左)_Class単品_1T9A8674-2.jpg

コンセプトは、
理想のリビングを叶えるユニットソファー

欲しいソファーのサイズは、
お部屋の広さやご家族の人数、
それぞれのライフステージによって異なります。

皆さんは、ソファを購入してから、
こんなお悩みを感じたことはないでしょうか。

  • 「子どもが増えたら、もう少し大きくしたいな」
  • 「次に引っ越すお家で、サイズがぴったり合うか不安...」
  • 「圧迫感が意外とあって、もう少し小さくしたいかも」

class-1.jpg 家族3人で座ると、ちょっと窮屈に感じるソファー。

そんなお悩みを解消するために、
「ピース」を組み合わせて、大きくしたり
小さくしたりできるソファーを作りました。

merged★1-2_ソファ単体3種類(1P)※3分割_Class単品_1T9A8910.jpg

組み合わせて使えるユニットタイプなので、
自由に数を増やしたり、減らしたりできます。

皆さんのライフステージの変化にあわせて、
ソファーも同じように変化できるのが最大の魅力です。

class-blog3.jpg

それでは、ユニットソファー「Class」の魅力を
詳しくご紹介していきます。

単体でも、組み合わせても美しい。
選べる「基本の3つピース」

blog5-2.jpg

まずは、ユニットソファーの「ピース」にあたる
基本の3種類のソファーをご紹介します。

  1. 1人掛けタイプ
  2. 1.5人掛けタイプ
  3. カウチタイプ

どれも美しく組み合わせられるのはもちろん、
単体での使用も可能なデザイン。

コンパクトなLDKやワンルームにお住まいの方は、
1台から使い始めていただくのもおすすめです。

自分だけのくつろぎ場所に
「1人掛け」

★2-2_1人掛けタイプについて(1P)_Class単品_1T9A8767.jpg

「1人掛け」は、幅100cm×奥行90cm。
アームがなく、すっきりとしたデザインです。

「小さなリビングやワンルームでも、
 ソファーでくつろぎたい!」
という方におすすめのコンパクトサイズです。

小さなお部屋にも置きやすいスリムな設計ですので、
自分だけの「くつろぎ空間」をつくっていただけます。

ほどよくゆったりできるサイズ感
「1.5人掛け」

★2-2_1人掛けタイプについて(1P)_Class単品_1T9A8900.jpg

「1.5人掛けタイプ」は、幅115cm×奥行90cm。

左右どちらか選べるアーム付きで、
1人掛けよりも横幅が15cm大きいです。

こちらは
「1人掛けタイプでは少し小さすぎて、
 もう少しゆったりと過ごしたい!」
という方におすすめです。

片側についている低めのアームが、
デザインと使い心地にワンポイントを加えます。

読みかけの本やお菓子など、
ソファー周りの「物の一時置き」にも便利です。

贅沢に足を伸ばしてくつろげる
「カウチタイプ」

★2-4_カウチタイプについて(カウチ)_Class単品_1T9A9066.jpg

「カウチ」は、幅90cm×奥行150cmの縦長タイプ。
こちらも左右どちらか選べるアーム付きです。

こちらは「足を前に伸ばしてくつろぎたい」方や、
「ソファーで横になって休みたい」という方に
おすすめです。

単体での使用に加え、
1人掛けや1.5人掛けと組み合わせて、
おしゃれなL字ソファーをつくっていただけます。

組み合わせは自由自在。
お部屋の広さで選べる「おすすめ6パターン」

blog4.jpg

blog4-2.jpg

今ご紹介した3種類のソファーを使って、
自由自在にソファーをつくっていただけます。

組み合わせ次第で可能性はどこまでも広がりますが、
中でもおすすめの6パターンをご紹介します。

お部屋の広さや家族構成など、
使う人の好みや条件にあわせて、
ぴったりの組み合わせが必ず見つかるソファーです。

コンパクトなカウチ型
「1.5人掛け」×「カウチタイプ」

★3-3_1.jpg

こちらは「1.5人掛け」と「カウチ」の組み合わせ。

横幅は205cmと、
一般的な「3人掛けソファー」と同じくらい。

コンパクトながら、
しっかりとくつろげるL字ソファーです。

二人暮らしや、小さなお子さまのいる3人家族に
ちょうどよいサイズ感で、
ご家族みんなでゆったりくつろいでいただけます。

大きめのロングカウチ型
「1.5人掛け」×「1人掛け」×「カウチタイプ」

★4-1_1.jpg

こちらは「1.5人掛け」「1人掛け」「カウチ」を
すべて組み合わせたロングタイプ。

横幅は305cmと広々。3世帯でお住まいのご家庭や、
よくお客さまをお家に招く方におすすめです。

広いリビングに贅沢にソファーを配置して、
思いのままにくつろいでいただけます。

ベーシックな3人掛けソファー
「1.5人掛け」×「1.5人掛け」

★4-2_1 (1).jpg

こちらは「1.5人掛け」を2つ並べた組み合わせです。

横幅230cmの「3人掛けソファー」として、
ゆったりご使用いただけます。

大人がごろんと横になっても余裕があり、
3人~4人家族におすすめのパターンです。

ゆったりとしたロングタイプ
「1.5人掛け」×「1人掛け」×「1.5人掛け」

★4-4_1.jpg

さらに1人掛けをプラスことで幅330cmとなり、
もっと大きなロングソファーになります。

ヨーロッパの家具の展示会でも見るような
贅沢なソファーの組み合わせです。

お部屋が広く、リッチにリビングで過ごしたい方には
こちらもおすすめです。

3人掛けでは少し大きいという方へ
「1.5人掛け」×「1人掛け」

★4-3_1.jpg

大きすぎるソファーは置けなかったり、
2人暮らしでちょうど良いサイズをお探しの方には、
1.5人掛けと1人掛けの組み合わせを。

横幅は215cmと、2人~3人で座るのに
ちょうどよい横長ソファーになります。

「大きすぎるソファーは置けないけれど、
 寝転がれるくらいのゆとりはほしい!」
という方に、おすすめのパターンです。

もっとコンパクトなカウチに
「1人掛け」×「カウチタイプ」

★3-4_1人掛けタイプとカウチタイプについて※★1-2カウチ単体共通_Class単品_1T9A8886.jpg

幅205cmのカウチが置けない方には
1人掛けとカウチタイプの組み合わせがおすすめ。

横幅は190cmとさらにコンパクトになり、
より小さなリビングにもフィットします。

一人暮らしや二人暮らしのご家庭におすすめで、
お部屋の通路を確保しつつ、
ゆったりとくつろぎ時間を過ごせます。

merged★5-1_ピースを切り離して使用(1.jpg

また、お子様が巣立たれてから
夫婦2人だけの暮らしになった際にも、
ユニットソファーなら、切り離して使えます。

2人ではちょっと広すぎるリビングから、
1人掛けをひとつ寝室や書斎に移すなど、
柔軟にレイアウトを変えられるのです。

このように「Class」は、どんな暮らしを送る方にも
最適な組み合わせが必ず見つかるソファーです。

すっきり洗練されたフォルム。
お部屋を広く見せてくれます。

★T画像(1.jpg

「Class」は、組み合わせできる便利さだけでなく、
「見心地」にもこだわりました。

生地は、「ニュートラルカラー」の
アイボリーを選択。

アイボリーの明るい色味によって、空間を広く、
軽やかに見せる効果を取り入れています。

お部屋を開放的に見せたい方には、
とてもぴったりなソファーです。

★6-3_ボックスタイプソファー(1.jpg

白一色では味気ないソファーになってしまうので、
ベースの部分には、
ナチュラルなウッドを取り入れました。

このアイボリー×ナチュラルの組み合わせで、
「ナチュラルモダン」なミックススタイリングに
合うソファーになっています。

モダン要素としてスッキリしたフォルムにしつつ、
ナチュラルなやさしい丸みのあるデザインです。

低い背面設計だけど、ゆったり座れる。
開放的で、家族の会話も弾みます。

merged(上下)★7-1_背面高さ比較(Class)※2分割_Class単品_1T9A8964.jpg

「Class」は、
「低い背面設計」にもこだわっています。

複数のピースを組み合わせるユニットソファーは、
数が増えていくとどうしても圧迫感が増していきます。

その点を考慮して、背面を低く設計しています。

これにより、お部屋に圧迫感を与えず、
すっきりとした印象を保ちます。

「背面が低いと首が疲れるのでは...?」
と思われるかもしれませんが、
付属の「置きクッション」を使用いただくことで、
しっかり首が支えられます。

★7-2_LDKの中央にソファー_Class単品_1T9A9192.jpg

こちらのように、
LDKの真ん中にソファーを置くような配置でも、
空間を遮らず、広く見えるというメリットがあります。

ダイニングからでもテレビがしっかり見えて、
ソファーに座っている人との会話もしやすく、
家族と同じ時間を共有しやすいです。

長く心地良く使用できる「細部へのこだわり」

class-23.jpg

ここからは、長く心地良く使っていただくための
「細部へのこだわり」を1つずつご説明します。

寝転んでフィットする「傾斜つきアーム」

class-15.jpg

パッと見では分かりづらいですが、
「1.5人掛け」と「カウチタイプ」のアームは、
内側に少しだけ傾斜しています。

これにより、アームを枕にして寝転んだ際に、
頭にしっかりとフィットします。

★8-1_アームに小さな傾斜_Class単品_1T9A9214.jpg

寝転んだときの気持ち良さは、
ぜひ店頭でお試しいただければ幸いです。

やさしいカーブを描く「木ベース」

class-12.jpg

「Class」のようなボックス型のソファーは、
どうしてもドンと無骨なイメージになりがちです。

そこでソファーのベース部分の角に
やわらかな曲線(R加工)を施し、
見た目のやわらかさを取り入れました。

ボックスタイプのソファーは、高さが抑えられて、
圧迫感が少ないことが魅力です。

また、ソファーの下にほこりがたまらず、
お掃除の手間もかかりません。

背もたれや肘置きになる付属のクッション

★9-1_置きクッションについて(1P)_Class単品_1T9A8783.jpg

1人掛け、1.5人掛け、カウチタイプに1つずつ、
「置きクッション」が付属しています。

こちらは「幅59cm×高さ45cm」という
こだわりの横長サイズです。

ソファー座面の奥行きは、
ゆったりとして座って頂きたいという思いがあり、
「72cm」と深めに設計しました。

ただ、お子さまや女性には、
ちょっと深いと感じられるかもしれません。

★9-2_クッションを背もたれとして(1.5P×1.jpg

そんなとき、付属の「置きクッション」を
背中に挟んでいただければ、
ちょうどよい奥行きで座っていただけます。

★9-3_クッションを肘置きとして(1.jpg

また、脚を上げて座る際には、
クッションを膝の上に置いていただくと、
読書などもしやすくなります。

★9-4_クッションを縦置きにして(1.jpg

そして、クッションの横幅が大きい理由は、
背が高い方のご要望にも
しっかりとお応えできるようにするためです。

このようにクッションを縦置きしていただければ、
背の高い方でも、しっかりと身体を支えられます。

お好みの形で、
「置きクッション」を活用いただければと思います。

ペットと安心して暮らせる「オリジナル生地」

★10-1_ペットにも安心な生地(1.jpg

「うちには猫がいるので、
 ソファーがすぐにボロボロになってしまう...」

ペットと暮らすお客さまから、
よくこんなお声をいただきます。

爪とぎまではいかなくても、
ジャンプしたときに爪が引っかかったり、
ふとした瞬間にひきつれができてしまったり...。

ペットと暮らす方にとって、
ソファーの生地選びは大事なポイントです。

そこで私たちは、
ペットにも安心して使っていただける生地を
独自に開発しました。

★10-3_ペットの爪が引っかかりにくい生地(1.5P×1.jpg

一般的に「ペット対応生地」と呼ばれるものは、
「スナッグ試験」という検査で
糸の飛び出しやすさをチェックし、
100回の引っかきに耐えられれば合格とされています。

でもリセノでは、
その基準をさらに大きく上回りたいと考えました。

「Class」の生地は、
なんと「2000回」のスナッグ試験をクリア。

専門機関での評価でも、
「5段階中4.5」という高いスコアを獲得しています。

犬や猫の爪が引っかかりにくく、
小さなお子さまのいたずらにも強い、
安心できる生地が完成しました。

★6-2_ニュートラルカラーの生地_Class単品_1T9A8553.jpg

カラーは、やさしい印象の「アイボリー」。

市販の生地ではなく、リセノだけの特注品です。

だからこそ、生地そのものも
自信を持っておすすめできます。

小さいお子様やペットがイタズラで
引っ掻いてしまっても、
安心してご使用いただけるのが良いポイントです。

洗濯可能で長く愛用いただける「カバーリング仕様」

★12-1_カバーリング仕様(1.jpg

長く清潔に使い続けていただけるように、
「Class」はカバーを取り外して洗うことができます。

汚れたら、ゴシゴシ拭かずに
洗濯機にササッと運んで、丸洗いしていただけます。

ご自宅で気軽に洗えるので、
清潔に長くご愛用いただけます。

洗濯時は、洗濯ネットの使用をお願いいたします。

搬入時の心配が少ない構造

★13-1_分割可能(1.jpg

ソファーの購入時や引っ越し時に、
「大きすぎて搬入できない...」という事態に陥り、
困ってしまうこともありますよね。

「Class」なら、そんな心配はありません。

ひとつひとつのピースが小さいユニットソファーは、
大きなソファーよりも搬入しやすい設計です。

さらに「Class」は、
「座面」「背もたれ」「土台」
細かく分割することができます。

そのため、搬入のときに
「大きくて入らない...」という心配が少ない構造です。

こだわりを詰め込んだ「ユニットソファー Class」。
2025年9月1日(月)より発売します。

★1-4_ペットもOK(1.5P×1.jpg

というわけで、
新作のユニットソファー「Class」について、
企画経緯とコンセプト設計をご紹介してきました。

こだわりの詰まったソファーですので、
ぜひソファー選びの際に加えていただければ幸いです。

また、
いつまでも連れていけるソファーというコンセプトで、
「Along(アロング)」というソファーもございます。

こちらもぜひ、合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Styling Furniture

Class unit sofa

¥ 98,000 ~




View More
みんなの保存数:1

秋の新生活キャンペーン

リビング家具特集

ダイニング特集

バイヤーがご案内する収納選び

照明特集

YouTube公式アカウント
センスのいらないインテリア
ナチュラルヴィンテージを知る
インテリアを学ぶ
インテリアを楽しむ
リセノのこと
特集
人気の連載

「Re:CENO product」の最新記事 4件

2025年6月25日(水)
Re:CENO product

ソファー「Along」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

いつまでも「連れて」いけるソファー。ライフステージの変化に長く寄り添う、組み合わせ自由なソファーを作りました。

製品企画 加納 2
2025年9月01日(月)
Re:CENO product

ユニットソファー「Class」の企画経緯とコンセプト設計についてお話しします。

「ピース」を組み合わせて、自分好みのソファーに。理想のリビングを叶えるユニットソファーをつくりました。

製品企画 加納 1
2025年8月13日(水)
Re:CENO product

「AGRAオットマン」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

新作オットマンの企画経緯と、コンセプト設計について紐解いていきます。

BM 山本 1
2025年8月15日(金)
Re:CENO product

「folk modern」ソファの企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

リセノで好評いただいている「folkソファ」。ふんわりもっちりな座り心地はそのまま、「モダンデザイン」にアップデートしました。

BM 山本

「Re:CENO product」の人気記事 4件

2021年2月11日(木)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRAカウチ/1.5人掛け」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

AGRAシリーズに新たに仲間入りする「カウチソファ」「1.5人掛けソファ」について、利用シーンとともに紐解いていきます。

BM 山本 645
2019年8月06日(火)
Re:CENO product

「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「伸長式」「楕円形」に仕上げたオリジナルダイニングテーブルについて、設計コンセプトを紐解いていきます。

BM 山本 547
2020年2月22日(土)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRA」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから2年半ぶりに登場する新作ソファの企画経緯とコンセプトをご紹介します。

BM 山本 375
2020年9月04日(金)
書斎の基本

ユニットシェルフ R.U.Sでつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

ユニットシェルフだからこそ、気軽に取り入れられる「デスク」としての魅力をご紹介します。

店舗MG 岩田 336

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』