
良いものを掘り起こし、現代の暮らしに受け継ぐ「H/A(エイチエー)シリーズ」。北欧の森や自然を思わせる、Re:CENOオリジナルの動物オブジェです。
https://www.receno.com/object/haani-oj.php公開日 2025年11月26日(水)
こんにちは。大場です。
今回のマガジンでは「Re:CENO product」より
新たに販売が決定した、
「オブジェH/A」についてご紹介させていただきます。
北欧の民藝やヴィンテージデザインに見られる、
どこか素朴で温かみのあるオブジェたち。
それを現代の暮らしに寄り添うかたちで、
もう一度、私たちの手に届くようにと、
アノニマス(作者不詳)なオブジェたちを基に、
復刻製作しました。
企画経緯とコンセプト設計を紐解いていきます。

良いものを掘り起こし、現代の暮らしに受け継ぐ「H/A(エイチエー)シリーズ」。北欧の森や自然を思わせる、Re:CENOオリジナルの動物オブジェです。
https://www.receno.com/object/haani-oj.php
北欧では、自然の素材や、動物、植物のモチーフが古く
から親しまれてきました。
それは、湖や森などに囲まれた風土があり、自然とと
もにある暮らしの中で「やさしさ」と「遊び心」を大
切にしてきたから。
動物は守り神のような存在。熊は「力強さ」や「家族
の絆」、鳥は「しあわせ」や「希望」の象徴とされ、
木や陶器、ガラスで形どられてきました。
こうしたオブジェを暮らしに取り入れると、目にする
たびに穏やかな安心感や温かさを感じられ、忙しい
日常の中でも心をやさしく整えてくれます。
また、家族や友人との時間を彩る存在としても、ちょっ
とした会話や笑顔を生み出してくれます。
北欧の感性が暮らしにもたらす「小さな喜び」を、
オブジェから感じ取れるのです。
窓辺やキャビネットの上に、静かに佇む動物たちを眺
めていると、インテリアというよりも、「暮らしを
見守る存在」のような心強さを感じます。
オブジェは小さいけれど、空間に置くだけで、
お部屋に程よい変化を与えてくれるアイテム。
インテリアのアクセントにおすすめです。
ナチュラルな家具でまとめた空間は心地よいけれど、
気づくと「少し物足りない」、「整いすぎて単調だな」
と感じることも。
そんなとき、オブジェをひとつ置くだけで、
空気がやわらかく変わります。
木のオブジェには、自然のゆらぎが宿っています。
少し歪んだ輪郭や、木目の個性。そうした自然の
不均一さ=複雑性が、空間に奥行きとリズムを与えて
くれるのです。
手のひらに収まる曲線や、木肌のあたたかさが視覚にも
触覚にもやさしく届きます。
そんなオブジェたちは、リセノスタッフの自宅にも
たくさん取り入れられています。
ここからはスタッフ自宅のディスプレイの様子を
ご紹介します。
こちらはスタッフ岡邸。
H/Aシリーズのウォールシェルフを彩るアイテムとして。
ロッキングのお馬さんと、横に添えられたドライフラ
ワーに、物語の1ページのようなストーリーを感じます。
こちらはスタッフ中原邸。
子供が描いた絵の横にそっとウマのオブジェを。
成長を見守ってくれているような佇まいに、ほっこり
と癒されます。
こちらはスタッフ江上邸。
鳥がスッと背伸びしているのか、もしくはくちばしを
高く持ち上げている仕草なのでしょうか。
見る人やそのときの状況によって、感じ方が変わるユ
ニークなオブジェです。
棚の角に並べたり、植物の間に置いたり。
忙しい日常でも、ふと目に入ると気持ちがやわらぐ、
そんな「小さな余白」をつくってくれる存在です。
そんな風に誰かの暮らしに寄り添えたら...そう願いな
がら、リセノの「H/A」シリーズで復刻することになり
ました。
今回のラインナップは、北欧の森や自然を思わせる
動物たち3種類と、民藝的なパズルをモチーフにした
2種類。
いずれもどこか懐かしさや、あたたかみのある、
フォルムやデザインです。
詳しくご紹介します。
まるみのあるフォルムが愛らしい、くまの親子。
北欧では、くまは「家族愛」や「守り神」の象徴。
木の丸みを活かした親子のシルエットが、
やさしい絆を感じさせます。
リビングやダイニング、子ども部屋に飾ると、
穏やかな温もりが広がります。
幸福を運ぶといわれる鳥をモチーフにしたオブジェ
北欧では、鳥は「希望」や「幸福の使い」として
親しまれています。
立ち姿の親子は、まるで朝の光を見上げるよう。
玄関や出窓など、光の入る場所へのディスプレイが
おすすめです。
羽を休めるように穏やかに座る鳥たち。
そっと寄り添う姿に、安心感とあたたかさを感じます。
丸みのあるフォルムは穏やかな時間を象徴するようです。
リビングやダイニング、寝室など、
やすらぎを求める空間にぴったり。
欧民藝のパズル的造形をオマージュした、
知的で遊び心あふれるデザインです。
無造作に置いてもアートのような存在感で、
北欧の「遊びと美」の精神を感じさせます。
オブジェは、飾ることで終わらず、日々の中で視線を
交わすたびに「自分のもの」になっていく感覚があります。
そこで、ここからは、ディスプレイの一例をご紹介します。
(フラワーベースとディスプレイ、植物に囲われている感じで。)→ スタジオ
リビングではキャビネットやテレビボードの一角に。
グリーンやお花のそばに置くと、自然の中にいるような
伸びやかさやストーリーがうまれます。
玄関では「いってらっしゃい」、「おかえり」と
迎えるように。
小鳥がいるだけで、空間がふっとやわらぎます。
日本の住宅設計上、玄関は狭くなりがち。
そんなところにも、小さなオブジェはお迎えしやすく、
気軽に飾っていただけます。
寝室のナイトテーブル上に、くまの親子をちょこんと。
目が合うたびに、心がふっとほぐれるようです。
癒しの空間が、より柔らかな空気感に。
そして子ども部屋には、民藝のパズルをオマージュ
したオブジェを。
お子様の写真や描いた絵をオブジェと一緒に並べて、
遊ぶように飾って、家族で楽しむのもおすすめです。
H/Aオブジェは、ナチュラルとヴィンテージレッドの
2色展開。
木そのものの質感が生き、やわらかな印象の
「ナチュラル」。
深みがあり、落ち着いた空間のアクセントになる
「ヴィンテージレッド」。
お部屋のイメージに合わせて、お選びいただけたらと
思います。
お部屋の馴染みがいい、ナチュラルカラー。
素朴な風合いをお楽しみいただけます。
上質で落ち着いたコーディネートにもぴったりです。
ヴィンテージレッドは、1950年代頃の
北欧ヴィンテージ家具のような趣きと、
上質さをイメージしたカラーです。
リセノでは、ヴィンテージレッドカラーを
多く展開しています。
また、北欧の古い家具とも相性がよく、
ヴィンテージテイストをお好みの方にもおすすめです。
木の表情はひとつひとつ異なり、
まるで「世界にひとつだけの存在」のよう。
小さな違いが、日々の暮らしの風景を、
より愛おしくしてくれます。
使用している木材にも、それぞれの個性があります。
動物オブジェには、やわらかな質感と軽さが特徴の
アルビジア材を使用。
穏やかな木目や、硬すぎない素材が魅力の木材で、
やわらかなフォルムを引き立てたい動物オブジェに
採用しました。
一方、パズルオブジェには、重厚で密度の高い
チーク材を採用。
深みのある色合いと油分を含んだしっとりとした
質感が魅力です。
パズルのような造形を持つオブジェには、
このチークの力強さがぴったり。
どこかモダンで、どこか懐かしく、クラフトの温度を
感じさせます。
それぞれ使われている塗装は、ラッカー塗装。
使うほどに艶を増し、経年変化による味わいを楽しめます。
手のひらにおさまる小さなオブジェは、
出産祝いや新築祝いなど、
人生の節目を祝う贈り物にもぴったり。
北欧では、動物たちは「しあわせや家族の象徴」
とされ、くまは「家族の絆」、鳥は「平和」や
「新しい門出」の意味を持つといわれています。
そんな想いを込めて贈れば、受け取る方の暮らしにも、
あたたかな物語が生まれるはず。
もちろん、ご自身の暮らしに迎えるのもおすすめです。
窓辺や棚の一角にちょこんと置くだけで、
日々の景色にやさしいぬくもりが宿ります。
今回のオブジェは「H/A」シリーズからうまれました。
「H/A」シリーズは、「憧れを手にできる暮らし」を
つくることが原点です。
たとえば北欧のヴィンテージオブジェは、一点一点が
手仕事で生まれた特別なもの。
でも、いまでは価格も高く、お気に入りのアイテムに
出会うことも難しい存在になっています。
H/Aは、そんな「遠い憧れ」をいまの暮らしに馴染む
デザインとしてよみがえらせるシリーズです。
H/Aシリーズ第1弾の「ウォールシェルフ」
著名なデザイナーによる名作でなくとも、世の中には、
心惹かれる美しいものがたくさんあります。
私たちは、そんな古き良きデザインの精神を現代に受け
継ぐため、かつての名品を今の暮らしに寄り添うかたち
で復刻しています。
その取り組みを通じて「美しい見心地」をより多くの
方に届けたいと考えています。
H/Aシリーズ第2弾の「ミラー」
これまでの「H/A」シリーズでは、ヴィンテージ市場で
なかなか出会えない「壁掛け棚」や「ミラー」、
「ベッド」を復刻し、手の届く価格で多くのお家に
お迎えいただいています。
H/Aシリーズ第3弾の「ベッド」
このような「名もなき名作の復刻活動」を、私たちは
「H/A(エイチエー)」シリーズと名付けています。
名前の由来は、
です。
そして今回のオブジェが第4弾。
「暮らしにオブジェがあると、日々の風景が少しだけ
豊かになる。」そんな想いから復刻製作しました。
H/Aシリーズのオブジェについて、企画経緯と
コンセプト設計をお伝えいたしました。
北欧の木製オブジェは、私自身も長く憧れていたものの
ひとつでした。
けれど実際に探してみると、なかなか出会えず、
価格も高価で手に届きにくい...だからこそ、
「誰でも手に取れる憧れのかたちをつくりたい」
という思いで、この「H/A」シリーズのオブジェが
うまれました。
手のひらに収まる温もりを、ぜひ暮らしの中で
感じてみてください。
日々の風景が、少しだけやさしく変わるかと思います。
H/A動物オブジェは、「11月26日(水)」発売、
H/Aオブジェは、「11月27日(木)」発売です。

良いものを掘り起こし、現代の暮らしに受け継ぐ「H/A(エイチエー)シリーズ」。北欧の森や自然を思わせる、Re:CENOオリジナルの動物オブジェです。
https://www.receno.com/object/haani-oj.phpぜひご検討ください。
ビューロー「lefti」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
コンパクトな暮らしに寄り添う。デスク・収納・飾り棚の1台3役を担う家具を作りました。
製品企画 加納
6
コンソールテーブル「lefti」の企画経緯とコンセプト設計についてお話しします。
日本の小さな住宅にも、作業スペースを。1台で「飾り棚」と「デスク」の2役を担うコンソールテーブルをつくりました。
製品企画 加納
2
ベッド「H/A」の企画経緯とコンセプト設計についてお話しします。
1950年頃の北欧で作られたであろう「アノニマス(作者不詳)」なヴィンテージベッドを、現代の暮らしに合わせて復刻しました。
BM 山本
2
フェザーソファ「AGRAカウチ/1.5人掛け」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
AGRAシリーズに新たに仲間入りする「カウチソファ」「1.5人掛けソファ」について、利用シーンとともに紐解いていきます。
BM 山本
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「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
「伸長式」「楕円形」に仕上げたオリジナルダイニングテーブルについて、設計コンセプトを紐解いていきます。
BM 山本
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フェザーソファ「AGRA」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
Re:CENO productから2年半ぶりに登場する新作ソファの企画経緯とコンセプトをご紹介します。
BM 山本
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