
公開日 2025年09月26日(金)
【整理収納のヒント手帖】増やしたら、片付いた。
こんにちは。北欧式整理収納プランナーのmahoです。
今までは「モノが少ない部屋=すっきり片付いた部屋」
という考えで、いかにモノを減らすかというこ
とに着目して、片付けを進めてきました。
ところが最近、逆に増やすことで片付く場合もある
ということを体験したので、今回はいつもと反対の視点
から片付けについて考えてみたいと思います。
増やしたら片付いたもの
わが家で実践してみて効果があった「増やしたら片付い
た」3つの日用品をご紹介します。
① 掃除グッズ(ティッシュ類)
前回のテーマでご紹介した掃除グッズ。基本的には一か
所にまとめて収納しています。
中でも特によく使うのが、ティッシュとウェットティッ
シュ。ちょっと汚れたときにササっと拭き掃除ができる
のは便利ですよね。
今まではこの2つも掃除グッズ収納場所の一か所にしか
置いていませんでした。でも、少し離れた台所や洗面所
からわざわざ取りに来るのも面倒...。
キッチンのすぐ近くにティッシュを
テーブル上にウェットティッシュを
ということで、設置場所を増やして各々の場所ですぐに
使えるようにしてみました。
すると、小さな変化が...!気付いたときにサッと拭き掃
除をする頻度が増えることでこんな循環が生まれました。
- 掃除するためにモノを動かすことが面倒に感じる
- 置いているものは本当に必要か自分に問いかけることが増える
- モノが減る
ティッシュ類の数は増えたけれど、家全体としてはモノ
が減って掃除しやすい環境になっていることに気が付き
ました。
② 子どもたちの遊ぶスペースと文房具類
姉妹ふたりの工作スペース兼学習机のテーブル。
伸長板は使わずに円形のまま使っていましたが、成長と
ともにやや窮屈になってきた様子。(工作やお絵描き好
きな姉妹なので、いつも机の上は紙だらけ)
そこで、付属の伸長板を取り付けて遊べる面積を増やし
ました。
面積が増えた分、モノを多く置けるようになるのでさら
に散らかるか...と覚悟していたのですが。
散らかるには散らかるけれど、片付けるスピードが速く
なったのです。
描いた絵や作った工作物を積み重ねずに、娘たちなりに
ゾーン分けして机を使えているよう。何がどこにあるか
把握できている分、片付けしやすくなったのかもしれま
せん。
同じタイミングで、これまで姉妹共用にしていた文房具
類を、ひとりにひとつずつ持つようにしました。ハサミ
やのり、セロハンテープなどの数を1つから2つへ。
物理的にモノの数は増えたのですが、こちらも以前より
片付くようになりました。
共用にしていた頃は文房具の定位置が机の真ん中にあり
そこまで戻すのが面倒でそのまま放置されがちでした。
それを姉妹それぞれ自分のエリアに置くことで、出し入
れする動線が短くなったのです。
好きなことに思い切り熱中しつつ、片付けもしやすい環
境づくりは、これからも親子ともに試行錯誤していきた
いところです。
③ ゴミ箱
わが家はコンパクトな平屋なので、必要以上にゴミ箱を
置く必要はないと考え、台所にしかゴミ箱を置いていま
せんでした。
ところが、姉妹の成長とともに、工作時には細かいゴミ
が大量に...。
子ども自身でゴミを捨ててくれるようになったことから、
子どもスペースにもゴミ箱を設置。
ゴミ箱が遠いことで捨てるのが面倒になり放置...という
状況を改善することができました。
さらに最近、子どもスペースにひとつだけ置いていたゴ
ミ箱を、姉妹それぞれに分けることに。椅子に座ったま
ま捨てることができるようになりました。
モノ数が少ない方が圧倒的に管理しやすく片付いた家に
なります。
ただ、その時々の家族の生活や状況によっては、一時的
に増やすことで片付きやすい家に近づける場合があるか
もしれません。
モノを減らしてもなぜか片付かない、片付けに時間がか
かる。そんなときは、家族の動線を観察して収納方法や
定位置を変えてみる。
それでもうまくいかないときは、「増やす」ということ
も選択肢のひとつかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。