
【整理収納のヒント手帖】
「死角」を活かしたレイアウトのコツを知る。
こんにちは。北欧式整理収納プランナーのmahoです。
この春、わが家に電子ピアノが届きました。
夫も娘たちも楽しそうに弾いたり歌ったりしていて、
微笑ましく眺めています。
ただ、購入前には「ピアノをどこに配置するのか」につ
いて、とても悩みました。
代わりに手放せそうな大きな家具はなく、単純にモノが
増えるという状況。
どのように家具を配置すれば、すっきり見えるのか?
色々と考えた結果、「死角」を生かして配置替えをする
ことにしました。
死角の収納とは?
「死角」というのは、周囲の障害物や道具の構造などに
よって見ることができない範囲を指します。
家の場合は、扉から入ったときに視界に入らない場所が
死角にあたります。
この死角となる場所に、ノイズになるモノを収納するこ
とで、お部屋全体はいつも整っているように感じられま
す。
「死角」収納の実例
ここからは、わが家で実践している死角の活用方法
をご紹介します。
① リビングダイニング
表からはスッキリみえる
例えば、わが家のリビングダイニングのスペース。
最初に目に見える景色がこちら。
こう見るとすっきりして見えるかもしれませんが、
実際に部屋に入ってみると...
裏からの風景
両端の壁裏には、それぞれ掃除グッズや夫のPCデスク。
掃除グッズ置き場
ピアノを置くために夫のデスクを移動させる必要があっ
たのですが、夫は片付けが苦手で散らかりやすい場所な
ので、さてどこに配置しようか...と悩んだ結果、ここに
決まりました。
夫の作業スペース
結局リビングダイニングに座ると視界に入ってしまうの
ですが、表からパッと見たときには「すっきりしている」
という印象を受けることができます。
② キッチン
わが家は実用面を重視してゴミ箱をキッチンの真ん中に
置いています。
真ん中に配置すると視界に入りやすいのでは?と感じら
れるかもしれませんが、キッチン扉を開けて最初に見え
る景色がこちら。
ゴミ箱スペースは扉のすぐ隣。
背も低いことから、不思議と視界に入ってこないのです。
家に遊びに来てくれた友人も、しばらくしてから
「ゴミ箱ここにあったのね!」と気付いていました。
③ 浴室
パッと見える景色がこちら
浴室の収納も死角を意識しています。
石鹸や泡立てネットなど、あまり見えてほしくないもの
は扉側の壁に収納すると表からは見えません。
配置を考えるときのポイントは、2つ
表から丸見えにしたくないもの、でも使用頻度は高いの
で隠したくないもの。
そういったものは、配置を少し工夫するだけでも部屋の
印象を変えることができます。
死角を活かすときの「2つのポイント」
- 来客目線で玄関から入って、部屋の死角を見つけること
- その場所に置いても実用性が失われないかどうか
新生活が始まって、モノの入れ替わりも多い時期。
まだまだ変化する生活スタイルに合わせて、その都度
柔軟にベターな配置を模索していきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。