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【さて、どう暮らそう。】会話が通る家具の配置と空間づくり

こんにちは。
空間コーディネーターの平野美香です。

3年に渡るコロナ渦がおわり、
活気が戻ってきつつありますね。

今年のGWは、どこも人ひとヒトでした。

久しぶりの賑わいに、人混みが苦手な私ですら、
嬉しく感じる日々を過ごしています。

日常が戻ってきたのと同時に、数々のイベント
や行事も開催されるようになりました。

我が家の子供たちも、サッカーの遠征に、
修学旅行、習い事の発表会などなど。

お楽しみが満載で、
ワクワクが止まらない様子です。

それと共にふと感じたことは、

「家族で一緒に家の中で過ごすことが、
 とんと減ってきたなあ。」

という感覚。

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この3年間の自粛生活でよかったことは、
きっと家族の時間が増えて、
暮らし方を見つめ直すことができたこと。

その経験が、各家族にも然り、世の中全体でも、
これから何か大きく変わっていくことが
あるのだろうな...と思います。

そんな中で、いかに「今」を楽しみ、
有限な時間を有効に使っていくか。

とても大切なキーワードのような気がしています。

「今」を楽しむために大事なことは、
「今」の気持ちや想いを吐き出すこと。

それを家族という関係の中で、
スムーズにできるならば、外の世界でも
コミュニケーション豊かに過ごしていける
のではないかな...と思うのです。

会話しやすいお家づくりのために、私がした「3つのこと」

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大人も子どもも、家庭の中で、
想いを吐き出すために必要なことは、

会話の時間を確保することではなく、
話しやすい空気感を作ることだと思っています。

会話が通りやすい空間づくりをすること。

前回の記事にも綴ったように、我が家は共働き。

【前回の記事】子どもの心を育むダイニングのインテリア

子どもたちが小さい時から
家族で過ごす時間は、限られていました。

その中で会話しやすい空間にするために、
試行錯誤したことが沢山ありました。

今回は、そんなお話をしたいと思います。

1、お料理しながらも、子どもたちの顔が見えるキッチンの間取りに住む

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最初に住んだ住まいが、独立型キッチンでした。

キッチンの雑多が見えないため、
夫婦二人の間は、大好きな間取りでした。

息子が生まれ、好きだったはずの間取りが、
ストレスになってきました。

理由は、お料理をしている間に
息子の様子が見えないから。

彼が1歳になるまで住んだ家でしたが、
日に日に成長する息子の様子が、
キッチンに入ると途端に見えなくなる。

息子と遊びながら、夫がわたしに声を掛けても、
聞こえづらい。

結果、夫婦の会話も少なくなる。
この時期の我が家には、悪循環になっていました。

その後、オープンキッチンのお家に引越しました。

当時、生まれたばかりの娘を夫と息子が
愛おしそうに眺める姿が、キッチンから見える。

私には、この景色が必要なのだと、
引っ越すたびに再確認しています。

20230523184703.jpg

ちなみに今の住まいも、リビングが見渡せます。

毎日、兄弟喧嘩の元気な声を聞き、
その姿を眺めながらキッチンに立っています。笑

とは言え、独立型のキッチンにお住まいの方も
たくさんいらっしゃいます。

もし、昔の私のようにストレスを感じたならば。

例えば、食器棚はダイニングスペースに置き、
キッチンと行き来できる動線をつくるのもおすすめ。

ひょっこりとママが顔を出してくれる時間が度々
あることで、子どもの心は落ち着くと思うのです。

また、キッチンの隣はダイニングでなければ
という認識を外すのもひとつの方法。

思い切って、キッチンの傍をリビングにするのも
大いに有りです。

2、リビング・ダイニングの家具配置は、どの角度からも表情が見えるようにする

20230523155150.jpeg

ダイニングテーブル、ソファー、テレビ台など。

私たちの頭の中には、
「この配置に、こう置かないといけない」という
認識が自然とついてしまっているように感じます。

先ほどのダイニングの件のように。

この固定概念を外すことが、自分たち家族にあった
お部屋作りをするための大きなポイント。

何事もフレキシブルに考えることによって、
世界は、変わります。

我が家では、どうしているかと言うと、
ダイニングテーブルは、どこに座っても
リビングやキッチンに居る人と
目が合うように配置しています。

そして、大きなソファーは置いていません。

その代わり、一人掛けソファーを2脚置いています。

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置き方は、少し斜めに置いて、
キッチンダイニング側の方にもすぐに
顔が向くようにしています。

要は、「家族に背中を向けない」ということを
軸に家具の配置をしています。

相手の背中に向けて、話しかけるのは寂しいもの。

表情を見ながらの会話は、言葉に増して
相手の心が読み取れたりする。

コミュニケーションにおいて、
とても大切なことだと私は思うのです。

マスクをする時間が長かった子どもたちは、
表情を通じてのコミュニケーション不足に
なっているといっても過言ではない気がします。

せめて家庭では、家族の表情を見ながら
会話をして心を育んでほしい。

そんな風に思います。

3、おもちゃは、モノの住所を決めて「見せる収納」&「リビング置き」

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お子様がいらっしゃるお客様より
空間づくりのご相談を受ける際に、

「おもちゃは、雑多にならないように、
 他のお部屋にしまった方がいいですか?」

「リビングにおもちゃが広がらないように
 する方法は、ありますか?」

「遊ぶ部屋をひとつ作ったほうがいいですか」

とよくご質問を受けます。

お気持ちが分かりすぎて、
「分かります!」となります。

私もそう思い、リビングとは別の場所に
遊び部屋を作ってみました。

結果はと言うと、リビングからの続き間の
和室を遊び部屋にすると遊びました。

リビングから離れた場所を遊び部屋にすると、
遊びませんでした。

子どもの気持ちに立ってみると、
親の顔が見えたり、気配を感じたりすると
安心して遊ぶ。

見えないと不安になるから、結局遊びに
集中せずに戻ってくる。

そういうことだなと思うのです。

これは、小学生になった今でも
我が家で起こっている現象です。

ゆえに、リビングが雑多にならないように
3つのことを実践しました。

①おもちゃを月1回見直す

・今興味があるものや遊びたいものは、リビングに置く。
・他は、一旦別の場所にしまう。
②リビングに置いたものは、カゴに収納

・どこに何があるか、一目で分かるようにする。
・カゴのテイストは、揃えて空間のまとまりを作る。
・取っ手のあるカゴにしておくと、
 遊ぶ場所に運びやすく、お片付けもしやすい。
③マス目のある収納棚を活用し、モノの住所を決める

「自分たちが毎日お家に帰るように、おもちゃも
自分のお家に帰してあげようね!」という声掛けを
しながら片付けると、自ずとお片付けの癖がつく。

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そして、モノ選びの視点について。

カゴだったり、収納棚だったり、
そして、1人掛けソファーだったり。

「今」満足して使えるかどうか?
という観点と共に、こんなことも
モノ選びの際には、大切にしてきました。

  • 他の部屋や場所でも活かせるものか
  • 他にも用途があるか
  • 住まいが変わったとしてもずっと使っていけるサイズ、雰囲気か

「一石二鳥のモノ選び」は、
私の大きなおすすめポイントです。

そして、もうひとつのおすすめは、
「余白から考える空間づくり」です。

この2つについては、また改めて。

前回今回と、子どもと過ごす時間のことを
中心に綴りましたが、
時の流れと共に、子どもも大きくなります。

家族での時間の過ごし方も変わります。
必要なお部屋の広さや数も変わってきます。

その時の状況に合わせて、
柔軟に住む場所を変えていく方も
今後増えてくるのでは?と思います。

現に、私自身がそう思っているひと。

だからこそ、家具や道具は暮らしが変わっても、
住む場所が変わっても、一緒に共存していける
モノを選んでおきたい。

自分たちにとって、大切なことを守りながら、
佳きように変容しながら、暮らしを楽しんでいきたい。

楽しんでいただきたい。

そう願いながら、様々なお宅の暮らし方に
寄り添う日々は幸せだなと思う毎日です。

今回も、ありがとうございました。

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