【にちにちこれ、好日】
自分だけのサンタさんへ、思いを馳せて
みなさんこんにちは。
ぐっと寒くなって、落葉も増えた最近。
12月に差し掛ると、
すっかり忘れていた引き出しの中の
「年始の抱負」の存在を思い出します。
けれども今更どうしようもないので、
保留ということで来年に持ち越す「フリ」をする。
実はそんな引き出しが何年分も溜まっていて、
もう処理できなくなってきたので、
次は抱負を立てないでおこうと思っています。
そんなこんなで、年末前のビッグイベント、
クリスマスに向けてお部屋の飾り付けをしました。
今回のメインツリーは、
リボンとりんごが多めの実成りの
いい仕上がりになりました。
年々飾り付けのクオリティも上がり、
オーナメントを整然と掛ける娘たちを見て
成長を感じます。
(前までは後から手直ししちゃってました。)
長女が秋に学校で作ったリースも、
ミニツリーと飾って新たな装いに。
子ども部屋の小さなクリスマススペースです。
最後にサンタさんへのお手紙。
書いてる途中、
「サンタさんってお金持ってる?
欲しいやつちゃんと持ってこれるかなぁ?」
と疑心暗鬼になっていたので、思わず吹き出しつつ
「いい子にしてたらきてくれるよ」
とお馴染みの教訓を伝えると、
「おっけーがんばる!」
と素直に聞き入れてくれました。
ところでみなさんは、
いつごろサンタさんがいないことを知りましたか?
私は小学4年生で気づきました。
きっかけは包装紙。
贈られるアイテムはいつも、
ある百貨店の包装紙で包まれていました。
物心ついてからの私は、子ども売り場の奥に
サンタさん用のサロン部屋があると信じてまして。
クリスマス時期は、
そこでサンタさんがお茶を優雅に
飲みながら駐在しているという
設定をみずから作りだしていました。
しかしある日、父の勤務先が
その百貨店だと知った後のクリスマス。
25日の朝、
いつもの包装紙に包まれたプレゼントを見て、
無意識に感じていた違和感の正体が
はっきりとしたのを覚えています。
ふと自分が想像上で用意していたサンタサロンに、
仕事服の父の姿が現れました。
そして、父への直接の確認にいたったわけです。
サンタさんがいない事実に対しては、
案外悲しさはありませんでした。
欲しかったプレゼントが、
誰から貰ったかどうかは重要ではないから?
明確な理由は今でもわからずですが......。
そんな経緯でわたしはサンタさんを卒業しました。
あっけないもんだったな〜としみじみ。
あっけない終わりでも、
娘たちには、今はサンタさんを
信じる楽しさを享受してほしいと思っています。
サンタさん、普段何してるのかな?
このお家ならどこから入るのかな?
プレゼント買うお金、持ってるのかな?笑
サンタさんについてあれやこれやと
考える時間は、きっと無駄ではない。
自分で想像したものが、
夢にまで出て現実と見紛うあの感覚。
架空の何かを心に住まわせる想像力は、
子どもにしかない特権だと思います。
ケーキを食べたりプレゼントを貰ったり、
与えられ尽くしで埋もれがちだけれども。
クリスマスは、
「自分だけのサンタさん」へ馳せる気持ちも、
思い出になることを
いつか知ってもらえたらなと思ってます。