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【シンプルを極めるレシピ】
普通の「塩手羽」を、もっとおいしく仕上げるコツ。

こんにちは。料理家の松山たけしです。

突然ですが、「鶏肉の一番おいしいところ」
といえばどこでしょうか?⁡

「それはもも肉が1位でしょ」と
思われるかもしれませんが、
実はもっとおいしいところがあるんです。

それは、「骨付きのもも肉」です。

salt_chicken_recipe (14).jpg

⁡骨のまわりのお肉の旨味は、計り知れません。
肉汁を逃さずに抱き込み、しっとり仕上がります。

⁡ただ、骨付きもも肉ってクリスマスシーズンでないと
なかなか売っていないし、普段使いには
ちょっと気が引ける食材でもありますよね。

⁡お手軽に楽しめる骨付き肉といえば、
やっぱり「手羽中」が理想的です。

salt_chicken_recipe (15).jpg

ということで今回は、基本は塩のみで味付けする
シンプルな「塩手羽」を作ります。

魚焼きグリルやオーブントースターで
簡単に作れますので、
ぜひ最後までお読みください。

そもそも「手羽中」とは?

salt_chicken_recipe (11).jpg

「手羽」には、大きく分けて3種類あります。

  • ブロッコリーのような形の「手羽元」
  • 名古屋の唐揚げでおなじみの「手羽先」
  • 手羽先の先っぽの部分を取り除いた「手羽中」

今回のレシピの主役は「手羽中」。
実は先端を取り除いただけで、ほぼ手羽先なんですね。

スーパーでよく見かける手羽中は、
さらに縦半分にカットされて、
「手羽中ハーフ」として売られていることが多いです。

salt_chicken_recipe (9).jpg

これだけ丁寧に加工して取り扱われているのは、
つまりそれだけ手羽中がおいしいということなんです。

そして味付けは、やっぱり「塩」で。

「甘辛」や「ピリ辛」味もいいのですが、
手羽中はまず「塩」で楽しんでいただきたいです。

普通に塩を振って、焼いておしまい。
...でもいいのですが、今回はさらに一工夫してみます。

お酒を揉み込んで、しっとりジューシーに。

salt_chicken_recipe (17).jpg

手羽中をさらにおいしく仕上げるために、
今回は下準備を工夫します。

鶏肉に対して1%の分量の塩と、
ほんの少しの砂糖をまぶします。

そしてそこに料理酒を加えます。
それらをよく揉み込んで、置いておくのです。

salt_chicken_recipe (8).jpg

お酒に漬け込むことで鶏肉に水分が加わり、
しっとりジューシーな仕上がりに。

また砂糖には保水効果があり、
お酒の手助けをしてくれます。

お酒は鶏肉の臭みも抑えてくれますし、
塩加減もこれで完璧。

ちょっとした下準備ですが、
すべてが理にかなっているのです。

salt_chicken_recipe (13).jpg

あとは、ご家庭にある魚焼きグリルなどで
皮面をしっかり焼いていただくだけ。

レモン、黒胡椒、お好みのハーブなどを散らせば、
鶏肉のおいしさを最大限に楽しめる一品の完成です。

あれこれ味付けするよりも、
シンプルな今回のレシピが一番おいしいです!

材料(2〜3人分)

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  • 手羽中 300g
  • 塩 3g(鶏肉の1%)
  • 砂糖 ふたつまみ
  • 酒 30cc
  • レモン 適量
  • 黒コショウ 適量
  • 山椒の葉(お好みのハーブ) 適量

作り方

1. 手羽中に、塩、砂糖、酒を加えて袋に入れ、
 よく揉み込みます。

揉み込んだ後は、冷蔵庫で1時間以上、できれば一晩置いておくと良いです。

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2. 魚焼きグリル(またはオーブントースター)で、
 皮面を上にしてカリッと焼きます。

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3. 2.でほぼ火は通りますが、裏側がまだ赤い場合は、
 ひっくり返して少し焼きます。

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4. 手羽中を器に盛り付けて、
 レモン、黒胡椒、ハーブを散らせば完成です。

salt_chicken_recipe (16).jpg

基本の味付けは塩のみとシンプルですが、
しっとりジューシーで驚くほどおいしい手羽中。

ぜひ一度お試しください。

▼ 今回使用した器はこちらです。

Styling Furniture

プレート かしわ窯 Kamagaki

¥ 1,590 ~




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