
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
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こんにちは。料理家の松山たけしです。
突然ですが、「鶏肉の一番おいしいところ」
といえばどこでしょうか?
「それはもも肉が1位でしょ」と
思われるかもしれませんが、
実はもっとおいしいところがあるんです。
それは、「骨付きのもも肉」です。
骨のまわりのお肉の旨味は、計り知れません。
肉汁を逃さずに抱き込み、しっとり仕上がります。
ただ、骨付きもも肉ってクリスマスシーズンでないと
なかなか売っていないし、普段使いには
ちょっと気が引ける食材でもありますよね。
お手軽に楽しめる骨付き肉といえば、
やっぱり「手羽中」が理想的です。
ということで今回は、基本は塩のみで味付けする
シンプルな「塩手羽」を作ります。
魚焼きグリルやオーブントースターで
簡単に作れますので、
ぜひ最後までお読みください。
「手羽」には、大きく分けて3種類あります。
今回のレシピの主役は「手羽中」。
実は先端を取り除いただけで、ほぼ手羽先なんですね。
スーパーでよく見かける手羽中は、
さらに縦半分にカットされて、
「手羽中ハーフ」として売られていることが多いです。
これだけ丁寧に加工して取り扱われているのは、
つまりそれだけ手羽中がおいしいということなんです。
そして味付けは、やっぱり「塩」で。
「甘辛」や「ピリ辛」味もいいのですが、
手羽中はまず「塩」で楽しんでいただきたいです。
普通に塩を振って、焼いておしまい。
...でもいいのですが、今回はさらに一工夫してみます。
手羽中をさらにおいしく仕上げるために、
今回は下準備を工夫します。
鶏肉に対して1%の分量の塩と、
ほんの少しの砂糖をまぶします。
そしてそこに料理酒を加えます。
それらをよく揉み込んで、置いておくのです。
お酒に漬け込むことで鶏肉に水分が加わり、
しっとりジューシーな仕上がりに。
また砂糖には保水効果があり、
お酒の手助けをしてくれます。
お酒は鶏肉の臭みも抑えてくれますし、
塩加減もこれで完璧。
ちょっとした下準備ですが、
すべてが理にかなっているのです。
あとは、ご家庭にある魚焼きグリルなどで
皮面をしっかり焼いていただくだけ。
レモン、黒胡椒、お好みのハーブなどを散らせば、
鶏肉のおいしさを最大限に楽しめる一品の完成です。
あれこれ味付けするよりも、
シンプルな今回のレシピが一番おいしいです!
1. 手羽中に、塩、砂糖、酒を加えて袋に入れ、
よく揉み込みます。
揉み込んだ後は、冷蔵庫で1時間以上、できれば一晩置いておくと良いです。
2. 魚焼きグリル(またはオーブントースター)で、
皮面を上にしてカリッと焼きます。
3. 2.でほぼ火は通りますが、裏側がまだ赤い場合は、
ひっくり返して少し焼きます。
4. 手羽中を器に盛り付けて、
レモン、黒胡椒、ハーブを散らせば完成です。
基本の味付けは塩のみとシンプルですが、
しっとりジューシーで驚くほどおいしい手羽中。
ぜひ一度お試しください。
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
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