アンティークのような風合いが魅力の「Ancient Pottery(エイシェントポタリー)」のプレート。 高い技術を持った職人さんにより、1点ずつ丁寧に手作りされています。
https://www.receno.com/plate2/ptry-plate.php【シンプルを極めるレシピ】キノコの旨味溢れる「キノコパスタ」
こんにちは。料理家の松山たけしです。
キノコパスタというと、少し醤油を加えたり、
チキンスープなどを入れることが多いかと思います。
ですが今回は、もっとシンプルに
キノコパスタを作っていきたいと思います。
旨みを足す必要はありません。
「キノコだけの旨み」で作るソースは、
キノコ本来のまた違った味わいを楽しめます。
▼使用した器
旨味が増える「キノコの不思議」とは?
キノコにはいろんな「不思議」があります。
「冷凍すると旨味が増す」とか、
「干すと旨味が増す」とか...。
いろいろと「旨味が増える不思議」がありますが...
一番使いやすいのが、加熱の際に60℃~70℃辺りで
旨味が急増するという「不思議」。
例えば、キノコ汁やキノコ鍋を作る時に、
キノコを水から入れて火にかけ、
鍋肌がふつふつしてきたら、火を一回止めてみる。
そうすると、大体60℃~70℃くらいで、旨味が増す。
その後、沸騰させて熱々で食べる。
これをやると、本当に美味しくなります。
今回はこのやり方で、パスタソースを作りましょう。
使うキノコはお好きなもので構いませんが、今回は
- しめじ
- マッシュルーム
- エノキ
- しいたけ
を使います。
作り方は、全て1cm角くらいにカットして、
ニンニクオイルの中に入れたら
白ワインを加えて、蒸し煮にしていきます。
ガーっと炒めるのではなくて
60℃~70℃の状態を保つイメージで
ぐつぐつ沸かないように、ゆっくり火を入れます。
それだけで、いつもよりもキノコの旨みが溶け出した
スープに仕上がるんです。
フライパンで作ると水分が飛んでしまうので
深鍋で蒸し煮にしながらスープを作るといいでしょう。
パスタに絡めたら、絶品キノコパスタの完成です。
材料
- パスタ 80g(1人前)
- イタリアンパセリ 適量
- 白胡椒 適量
▼キノコソース(約4食分)
- しめじ 1/2パック
- 椎茸 2個
- エノキ 1/2パック
- マッシュルーム 6個
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 80cc
- 白ワイン 200cc
- 塩 5g
作り方
1. キノコは、全て1cm角にカット。
ニンニクはみじん切りにします。
2. 小鍋にニンニクとオリーブオイルを入れて
弱火にかけ、香りが出てきたら
カットしたキノコと塩、白ワインを加えます。
3. 蓋をして、弱火でゆっくりと
20分ほど蒸し煮にします。
あまりグツグツさせないように、フツフツしている程度で留めておきましょう。
4. 火を止めてバターを加え、よく混ぜて溶かします。
5. お好みのパスタを1%の食塩水で茹でます。
6. フライパンに④のソースを
1人前(100cc)くらい入れ、白胡椒を加えたら、
茹で上がったパスタとよく絡めます。
7. 刻んだイタリアンパセリなどを加えて
盛り付けたら、完成です!
キノコの不思議な特性を活かしたパスタソース。
余計な味付けを加える必要はありません。
シンプルに作ることで、キノコ本来の旨みを
存分に感じることができます。
一度にたっぷり作り置きもできるので、
ぜひ試してみてくださいね。