
アンティークのような風合いが魅力の「Ancient Pottery(エイシェントポタリー)」のプレート。 高い技術を持った職人さんにより、1点ずつ丁寧に手作りされています。
https://www.receno.com/plate2/ptry-plate.php公開日 2024年10月29日(火)
更新日 2025年02月18日(火)
こんにちは。料理家の松山たけしです。
料理とお酒のペアリングってありますよね。
料理と相性の良いお酒を合わせることで
旨みや香りが引き立ち、より食事が楽しくなる
素敵な組み合わせです。
そんなお酒とのペアリングが、
すでに出来上がっている一体型の料理があります。
それが粕漬け焼き。
今回は、脂の乗った旬のサワラを使って
粕漬け焼きを作っていきましょう。
アンティークのような風合いが魅力の「Ancient Pottery(エイシェントポタリー)」のプレート。 高い技術を持った職人さんにより、1点ずつ丁寧に手作りされています。
https://www.receno.com/plate2/ptry-plate.php
酒粕と白味噌を合わせたものに、
食材を漬け込んでから、焼き上げる。
旬の魚を漬け込んだ粕漬け焼きは、
複雑な旨みと唯一無二の香りで、
頭ひとつ抜けた美味しさだと思っています。
気のせいかも知れませんが、
食卓のメイン料理に粕漬け焼きがあると、
その他の副菜も、いつもより美味しい感じがする。
これはきっと、酒粕と他の料理とで図らずも
ペアリング状態になるからだと思っています。
そして粕漬けは、脂の乗ったお魚が美味しい。
つまり、寒くなってきた今が魚の粕漬け焼きの旬です。
作り方はとっても簡単で、市販の練り酒粕と
白味噌を合わせて漬け込むだけ。
こんなに重層的で深みのある発酵食品が、
手軽に買える日本に生まれて僕は幸せです。
そして、ひと手間加えると、さらに美味しくなります。
漬け込む前に魚に軽く塩を振り、
しばらく置いてから水気を拭く。
粕漬けで味が入るのに塩を振るの?
と思うかも知れませんが、
これは塩気を足したいのではなくて、
余分な水分を抜いてあげる作業。
臭みがぬけ、酒粕が浸透しやすくなるんです。
あとは焦がさないように、
魚焼きグリルで焼けば完成です。
思いのほか簡単なので、
ぜひ挑戦してみてください。
1. サワラに軽く塩を振り、30分ほどおいたら、
クッキングシートなどで、水気を拭きます。
2. 練り酒粕、白味噌、みりんをよく混ぜ合わせます。
少し柔らかい状態が理想です。
固ければ、みりんを足しながら調節します。板酒粕でも作れますが、柔らかくするのが大変なので、練り酒粕を使いましょう。
3. 密封できる袋に入れて、一晩以上置いておきます。
4. 魚を取り出し、少し粕を取って、
魚焼きグリルで、焦げないように
両面焼いたら、完成です!
ついでにお好みの付け合わせの野菜なども一緒にグリルすると、盛り付けがきれいに仕上がります。
今回はサワラを使った粕漬け焼きを作りました。
ちなみに、タラ、鮭、赤魚など
他の魚を使っても美味しく仕上がります。
さらに、粕床にハーブやスパイスなどを
加えてみるのもおすすめ。
色々とアレンジを楽しみながら
秋の食卓の定番にしてみてください。
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