
【くちぶえエッセイ】春待ちミモザと、
暮らしのアップデート
春休み。
娘は朝から晩まで遊びまわり、
笑顔が尽きません。
宿題もないし、最高!
こんなふうにのびのび過ごせる時間が
大人にもあればいいのに、
とぼんやり考えてしまいます。
社会人にも春休みがあったら、
もっと心に余裕が
生まれるのかもしれません。
そんなことを思いながら、
今日もいつも通りに
朝のコーヒーを淹れます。
まだ桜の季節には早いけれど、
庭のミモザはそろそろ咲く頃。
娘の誕生日が「ミモザの日」
ということにちなんで植えた木は、
あんなにヒョロヒョロだったのに、
2年で驚くほど大きくなりました。
去年は満開だったこの時期、
今年は寒かったせいか、
少し時間がかかっています。
春を待つ気持ちを共有するように、
その姿を見上げます。
春の訪れとともに、
お部屋も整えたくなります。
こたつを片付け、お気に入りの
ラグマットを敷くと、
空間が一気に軽やかに。
ついでに、前から欲しかった
白いケトルもお迎えしました。
キッチンに立つたびに心が弾みます。
爽やかに白系に揃えたいので、
コーヒーミルも検討中。
欲しいものはまだまだあるけれど、
焦らず少しずつ揃えていこうと思います。
身の回りも、そろそろ春仕様に。
娘はもうすぐ3年生になります。
新しいシャツ、筆箱、上靴...
成長に合わせて少しずつ新調しました。
制服や体操服も
少し小さくなってきた気がするので、
購入を検討中。
子どもはあっという間に
大きくなるもの。
こういう節目ごとに、
少しずつアップデートが必要ですね。
庭のミモザを見ていると、
ふと娘と重なります。
放っておいても大きくなるけれど、
形を整えてあげることも大事。
自由に育ってほしい。
でも、時には手を添えてあげないと、
どこまでも伸びすぎてしまうかもしれません。
そろそろ剪定のタイミングかな?
新しい季節の訪れに合わせて、
暮らしのリズムも見直したくなります。
冬の間に溜め込んでしまったものを片付け、
不要なものを手放す。
気持ちまで軽くなる気がします。
ほんの少し模様替えをしただけで、
部屋の空気が変わるように、
心の中にも新しい風を
吹き込んでいきたいものです。
春の光が少しずつ強くなり、
お部屋の中に新しい空気が流れ込む。
少し前まで冬の寒さに縮こまっていたのに、
気がつけば春の準備をしています。
こうやって、暮らしの中に
小さな変化を加えていくのが好きです。
春休みを満喫中の娘は、
今日も家じゅうを走り回ります。
羨ましい限り。
でも、大人の春も悪くない。
新しい季節を迎える準備をしながら、
また少しだけ前へ進んでいこうと思います。