公開日 2022年03月25日(金)
更新日 2025年02月08日(土)
【 My DIY HOME 】大入れ加工で美しく。
木組みのウッドシェルフをDIY!
みなさまこんにちは。
おかもとです。
今回のマガジンでは、以前から気になっていた
木組みで作るウッドシェルフをDIY。
今までは木ダボを使った「ダボ継ぎ」という方法で
木の接合を行っていましたが、
今回は「大入れ加工」という方法にチャレンジ。
木に溝を彫って棚板をはめ込む方法で、
同素材が生む強度や、見た目の美しさがポイントです。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
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まずは準備物をご紹介
- ガムテープ
- 差金
- 鉛筆
- ボンド
- トリマー
- ジグソー
- コーナークランプ
- クランプ
- 目打ち
- ハンマー
- ダボガイド(8mm)×2
- 木ダボ(8mm)×8
- ドリルガイド
- ドリル
- 紙やすり(#240)※非掲載
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- 角材(赤松)×4
幅35×奥行き35×高さ2985mm - 棚板(アカシア)×5
幅910×厚み15×奥行き400mm
角材は購入したお店にて、1本を1660mmと380mmの
長さに分けてカットしてもらいました。
まずは作業前の下準備を行います。
まずはいつも通り、木材に罫書きを行います。
今回は棚受けとなる溝をトリマーで彫るので、
事前に棚の位置など考えてから
材料の棚板と同じ15mm厚の線を書いていきます。
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続いて4本の柱の同じ位置にぴったり溝を彫れるよう、
柱をテープでグルッと巻いて固定します。
そして最後に簡単なトリマーガイドを作成します。
これはトリマーがずれないようにするための治具です。
ビットの端からベースの端までに合う薄い板を1枚、
トリマー添わせるための少し厚い板を1枚、
この2枚を組み合わせて作るものです。
手で抑えながらまっすぐ押すことは難しいですが、
サイズに合ったガイドを使うことで、
直線をまっすぐ彫ることも簡単になります。
実際にトリマーで溝加工
それでは早速、先程作ったトリマーガイドを使って
棚受けとなる溝を彫っていきます。
写真のようにクランプでしっかりガイドを固定して
彫っていくのですが、今回彫った深さが1cmと
まぁまぁ深いので、最初は5mm、次に1cmと
2回に分けて加工を行いました。
ちなみにビットは12mmのストレートビットで、
幅の方も2回に分けて合わせています。
彫り終えたら、1列ずつ深さに問題ないか?
幅は15mmを超えていないか? 差金で図って
確認しながら慎重に進めていきます。
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何とか無事5つの溝を彫り終えることができました。
この工程が失敗してしまうと次に進めませんが、
神経を集中して頑張った分、達成感も大きいです。
棚板をテストで入れてみると無事はまりました!
紙やすりで溝の彫り口など綺麗に整えておきます。
ダボ継ぎでフレームを作ります。
続いて、先程溝加工を施した柱を継いでフレーム作り。
事前に準備していた短い方の角材に、
ドリルを使って穴を開けていきます。
いつもダボ継ぎをする回では登場するのですが、
目打ちとドリルガイドを使うことをおすすめします。
目打ちで作った下穴でドリル先端がずれることを防ぎ、
ドリルガイドを使うことで垂直な穴を開けることが
できるからです。
深さは使用するダボの半分とちょっとぐらいが
いいでしょう。
穴が開けられたら、ダボマーカーを使って
反対側の木にも印をセット。
先ほどと同じ要領で穴を開けたら、
ボンドを流し込んで木ダボをはめていきましょう。
こんな感じでフレームが組み上がるので、
反対側も作っていきます。
棚板をフレームにはめ込んで完成!
いよいよこの工程までやってきました。
頑張って作ったフレームと棚板をはめ込む瞬間です!
彫った溝の底面と側面にボンドを付け、
1枚ずつ棚板をはめていきます。
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1番上の段は少し溝が広かったのか、
若干ぐらついてしまいましたが、
他の段はかなりがっちりはまってくれました。
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そして反対側もセット...と
簡単に行きたかったところ、この工程で少し苦戦。
溝が棚板に対してギリギリなので、
上からはめるには力が必要なのと、
10箇所を均等にはめるのが難しかったです。
1箇所を奥まではめ込まず、10箇所を少しずつ
均等にはめ込んでいくことで、無事反対側も
セットすることができました。
浮いてきそうな箇所など、コーナークランプで
しっかり固定してしばらく乾燥させます。
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乾燥させたあと、しっかりくっついているものの
横揺れが気になったので、上、真ん中、下と
余っている角材を使って幕板代わりにはめこました。
以上で完成です!
木組みならではの温もり感じる
ウッドシェルフが出来上がりました。
いかがでしたかでしょうか?
木組みならではの温もり感じるウッドシェルフが
出来上がりました!
アカシアの棚板が15mmと薄かったこともあり、
大きいけれどシャープさや軽やかさのある
シェルフに仕上がりました。
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また大入れ加工による、
棚板が柱にはまり込んでいる外観も、
意匠としてとても気に入っています。
トリマーを使うことで、
木組みというワンステップ上のDIYを学ぶことができ、
DIYの楽しみ方が広がるきっかけとなりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










編集部 江上
製品企画 中原