ダイニングとキッチンは「ひと続きの空間」として考えるとレイアウトが整います。4.5畳DKと6畳LDKのレイアウト実例を解説します。
https://www.receno.com/pen/dinings/u85/2026-04-16.php公開日 2026年08月18日(火)
ダイニングのレイアウトに迷う方へ。
おしゃれと快適さを両立するコツと実例集
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
引っ越し先でダイニングを整えようとしたとき、
「テーブルはどこに置けばいいの?」
「チェアや照明はどう選ぶ?」
と、思いのほか迷ってしまうことはないでしょうか。
ダイニングは、毎日の食事はもちろん、
来客時のおもてなしや仕事・勉強など、
さまざまな場面で使う場所です。
だからこそ、
見心地と使い心地を両立させるレイアウトが
大切になります。
そこで今回は、
ダイニングのレイアウトの基本知識から、
アイテムごとの配置のコツ、暮らし別の実例まで、
まとめてご紹介します。
これからダイニングをつくる方も、
今の配置を見直したい方も、
ぜひ参考にしてみてください。
ダイニングテーブルの配置パターン
まずは基本となる
ダイニングテーブルの配置パターンから
おさえていきましょう。
テーブルをどこに配置するかは、
キッチンの形によって大きく変わります。
① ダイニングテーブルは「キッチンの近く」が基本
ダイニングテーブルは、
キッチンのすぐ近くに配置するのが基本です。
料理を運ぶ配膳の動線を短くすることで、
毎日の家事がスムーズになります。
「どこに置くか迷ったらキッチンの近く」と
覚えておくと、レイアウトの出発点として役立ちます。
② 代表的なキッチン3タイプ
テーブルの配置を考える前に、
まずは自宅のキッチンタイプを確認しておきましょう。
代表的なキッチンのタイプは、
大きく以下の3つに分けられます。
| タイプ | 概要 | 特徴 |
| 壁付けタイプ | キッチンが壁に面して配置されているタイプ | 調理スペースが壁側にまとまり、LDKを広く使いやすい |
| カウンタータイプ(ペニンシュラタイプ) | キッチンの片側が壁につながり、もう片側がリビング・ダイニング側に開いているタイプ | 対面式で家族とコミュニケーションを取りながら調理できる |
| アイランドタイプ | キッチンが壁から独立し、四方が通路になっているタイプ | 動線が豊富で、複数人での調理にも対応しやすい |
③ キッチンタイプごとのテーブル配置パターン
自宅のキッチンタイプが分かったら、
それぞれに合った配置パターンを見ていきましょう。
1. 壁付けタイプ
壁付けタイプの場合は、キッチンでの作業に必要な
動線を確保しながら、
テーブルを配置することが大切です。
キッチンの前や横に一定のスペースを空けて
テーブルを置くと、動きやすい空間になります。
スペースの目安は、以下を参考にしてみてください。
| 使用人数 | スペース |
| 1人 | 90cm~100cm |
| 2人以上 | 110cm~120cm |
2. カウンタータイプ(ペニンシュラタイプ)

カウンタータイプの場合は、
テーブルの配置によって暮らし方が変わります。
大きく3つのパターンがあります。
カウンターから離してテーブルを配置
カウンターとテーブルの間に通路を設けることで、
動線がスムーズになります。
どのチェアにも座りやすく、
ダイニング中心の暮らしにおすすめです。
カウンターにくっつけてテーブルを配置
カウンターとテーブルをつなげることで、
キッチンからの配膳がスムーズになります。
また、テーブルをカウンターに沿わせることで
反対側のスペースを有効活用できるため、
省スペースにもつながります。
カウンターの延長にテーブルを配置
広さにゆとりがあるお家の場合は、
カウンターの端にテーブルをつなげる配置も
実現できます。
リビングスペースを広く使えるため、
開放感のある空間になります。
キッチンに天板のサイズや高さを合わせるなど、
テーブル選びには注意が必要です。
3. アイランドタイプ
アイランドタイプのキッチンは
四方に動線があるため、
テーブル配置の自由度が高いことが特徴です。
カウンターから離してテーブルを配置
カウンターとテーブルの間に空間を作ることで、
動線がスムーズになります。
カウンター周りをぐるっと囲んで作業でき、
複数人での動きにも対応しやすいです。
カウンターにくっつけてテーブルを配置
カウンターとテーブルをつなげる配置は、
配膳がスムーズになります。
アイランドで調理しながら
そのままテーブルへ料理を並べられるため、
動きの無駄がありません。
ダイニングの基本アイテム4選と選び方
続いて、
ダイニングに配置する基本のアイテム4選と、
それぞれの選び方・配置のポイントをご紹介します。
① ダイニングテーブル
ダイニングテーブルを選ぶうえで
おさえておきたいのは、
サイズと形状の2つです。
1. サイズ
テーブルのサイズを選ぶ際は、
1人あたりの必要スペースと、
テーブル周りの動線を基準に考えましょう。
| 項目 | 目安 |
| 1人あたりの食事に必要な幅と奥行き | 最低でも60cm×40cm、ゆったり使うなら70cm×50cm |
| テーブル周りの動線(通路幅) | 最低でも60cm、快適に通るなら80cm以上 |
| チェアを引いて座るためのスペース | テーブル端から約60cm |

たとえば4人掛けのテーブルなら、
幅と奥行きは最低でも120cm×80cm程度、
ゆったり使うなら140cm×100cm以上が目安です。
お部屋の広さとのバランスを見ながら、
周りの動線を確保できるサイズを選びましょう。
2. 形状
テーブルの形は、空間の印象や
使い勝手に大きく影響します。
四角形(長方形・正方形)
最もスタンダードな形で、壁に寄せて配置しやすく、
スペースを効率よく使えます。
四隅に角があるため、
狭いお部屋では動線が取りづらいこともあります。
円形
角がないため、狭い空間でも圧迫感が出にくく、
全員がフラットに向き合える配置になります。
家族のコミュニケーションが生まれやすいのも、
円形テーブルならではの魅力です。
ダイニングに丸テーブルを配置する際のポイントとは? 狭くても置けるサイズ選びとレイアウトのコツを解説します。
https://www.receno.com/pen/dinings/u85/2026-06-17.php半円形
直線部分を壁につけて配置でき、
円形部分は角がなく通りやすいため、
空間を無駄なく使いたいときに重宝します。
コンパクトなダイニングに取り入れると、
すっきりとした印象にまとまります。
円形と長方形の良いところを併せ持った「半円形」ダイニングの魅力を見ていきましょう。
https://www.receno.com/pen/dinings/u14/2025-06-25.php② ダイニングチェア
ダイニングチェアは、
テーブルの高さとバランスを取ることが大切です。
1. 高さ
チェアを選ぶときは、見た目だけでなく
テーブルとの高さのバランスにも
注目してみてください。
快適に座れるかどうかの基準になるのが、
差尺(さじゃく)という考え方です。
差尺とは、テーブルの天板の高さと、
チェアの座面の高さの差のこと。
差尺の目安は26cm〜30cmとされており、
この範囲に収まると、
食事や作業がしやすい姿勢を保てます。
また、
アームチェア(ひじ掛けつき)を選ぶ場合は、
アームがテーブルの天板の下に収まるかどうかを
確認しましょう。
チェアがテーブル下にすっぽり収まれば、
省スペースになります。
快適な暮らしの基本!テーブルとイスのベストな高さをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/dinings/u77/2025-05-12.php2. 円形テーブルは斜め配置もおすすめ
円形テーブルにチェアを合わせる場合は、
チェアを斜め45度に向けて配置する方法も
おすすめです。
チェアを引いたときに後ろの壁や家具と
干渉しにくくなるため、
省スペースで取り回しがよくなります。
テーブルの丸みに沿うようにチェアを配置すると、
見た目もきれいにまとまります。
③ ペンダントライト
ダイニングを美しく整えるうえで、
ペンダントライトは欠かせないアイテムです。
食卓を美しく照らすだけでなく、
空間のアクセントにもなってくれます。
1. 高さ
ペンダントライトの高さは、
テーブルの天板から70cmを
目安に調整するのがおすすめです。
高すぎると手元が暗くなり、
低すぎると視線を遮ってしまいます。
70cmを基準にすることで、
テーブルをほどよく照らしつつ、
空間全体のバランスも整います。
ダイニングにペンダントライトがおすすめな理由を、「コーディネート」「過ごしやすさ」の観点から解説します。
https://www.receno.com/pen/lightings/u6/2023-05-17.php2. 位置
ペンダントライトは、
テーブルの中心に来るように位置を
調整すると、見栄えがよくなります。
天井の引っかけシーリングやローゼットの位置が
ズレている場合は、簡易式のダクトレールや
天井付けフックで調整できますので、お試しください。
天井照明は正しい所に設置できていますか?器具を使って適切な位置にしよう。
https://www.receno.com/pen/lightings/u12/2021-04-16.php④ サイドボード・キャビネット
ダイニング周りには、食器やカトラリー、文房具など、
家族の物が自然と集まりやすいものです。
そこで活躍するのが、
サイドボードやキャビネットなどの
収納家具です。
テーブル近くの壁際に配置することで、
取り出しやすく、しまいやすいダイニングになります。
1. 高さ
サイドボードの高さは、
ダイニングテーブルの高さと合わせると、
空間がすっきりとまとまります。
一般的なダイニングテーブルの高さは70〜72cm程度。
サイドボードの天板も同じくらいの高さにすると、
見た目に統一感が生まれます。
2. 扉のタイプ
サイドボードの扉は、
動線の確保を意識して選びましょう。
開き戸タイプ
扉を開けるスペースが必要になるため、
壁際に配置する場合は、
前方にチェアや通路がないかを確認しておきましょう。
引き戸タイプ
扉を横にスライドさせるため、
前方にスペースが不要です。
ダイニングのような動きが多い場所では、
引き戸が省スペースで使いやすい選択肢になります。
3. ディスプレイ
ダイニングのサイドボードは、
お部屋に入ったときに目線が自然と向かう
フォーカルポイントになりやすい場所です。
そのため、天板の上にグリーンやお花、
お気に入りの器、アートなどを
美しくディスプレイしてみましょう。
サイドボードを「収納+飾り棚」の2役で使うことで、
見た目も使いやすさも両立できる
ダイニングになります。
キャビネット上は、絶好のディスプレイ場所。カラー・アイテム別のディスプレイの実例をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/display/u85/2025-12-17.phpおしゃれなダイニングのレイアウト実例8選
ここからは、リセノスタッフの
ダイニングのレイアウト実例をご紹介します。
自分の生活スタイルに近いレイアウトを
ぜひ参考にしてみてください。
辻口邸
四角形のテーブルを壁付けして、コンパクトに。
背面のシェルフには本や植物、雑貨を飾り、
ワークスペースも兼ねた空間です。
山本邸
カウンタータイプのキッチンに、
楕円形のテーブルを離してレイアウト。
チェアの後ろをスムーズに通れる
動線をしっかり確保しています。
榎本邸
壁付けタイプのキッチン前に、
家族4人で囲む円形テーブルをレイアウト。
チェアは壁に対して斜め45度に配置して、
スペースを有効に活用しています。
大場邸
一人暮らしのワンルームに、
コンパクトに畳めるバタフライテーブルを配置。
半円形のダイニングテーブルは、
狭いワンルームでもすっきりレイアウトできます。
中原邸
ヴィンテージのテーブルやチェア、
サイドボードが主役の味わい深いダイニング。
サイドボードの美しい意匠がダイニングの顔になり、
全体の雰囲気を格上げしています。
江上邸
抜け感のある北欧家具を中心に、
さわやかにまとまったダイニング空間です。
背面のキャビネットにはアートやオブジェ、
ドライフラワーを飾り、見どころを演出しています。
江本邸
伸長式の丸テーブルを中心に、
デザインの異なるヴィンテージチェアを合わせた
美しいスタイリング。
ペンダントライトが目を引き、
全体の印象を引き締めています。
清水邸
コンパクトな半円形のテーブルを窓際に配置し、
自然光の差し込む明るいダイニングに。
あえてキッチンから距離を離して、
心地よい光が入る場所にレイアウトしています。
レイアウトのポイントを押さえて、快適なダイニングに。
いかがでしたか。それでは、今回のまとめです。
- ダイニングテーブルは、キッチンの近くに配置するのが基本
- 「テーブル・チェア・ペンダントライト・収納家具」の4つを、サイズと位置のバランスを見ながら配置
- 暮らしの人数やお部屋の広さに合わせて、サイズや形状を選ぶことが大切
なお、家族の物が集まりやすいダイニングでは、
収納の確保も大切です。
ダイニングの収納アイデアは、
こちらの記事でもご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
気づくと物が増えるダイニングに、戻せる置き場所を。狭くても整う工夫を8つまとめました。
https://www.receno.com/pen/dinings/u71/2026-02-06.php今回の記事が、
皆さまのお部屋作りの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ ダイニングの家具選びは、こちらの記事も要チェック
ダイニング選びについて「選び方が分からない」という方に向けて、見心地・使い心地の観点から紐解いていきます。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2025-01-31.phpチェア選びについて「選び方が分からない」という方に向けて、見心地・使い心地の観点から紐解いていきます。
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