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ダイニングベンチの使い勝手は?
メリット・デメリットを解説します。

こんにちは。
Re:CENO FUKUOKAのエノモトです。

今回は、最近よくお客様から
お問い合わせいただく「ダイニングベンチ」
についてです。

私はダイニングベンチを取り入れて、
約6年ほど生活をしています。

正直、お部屋に取り入れた理由は
機能の面からではなく、
「かっこいいデザインのベンチがあるなぁ」と、
あるヴィンテージショップで出会ったのがきっかけ。

そんな始まりでしたが、日々使ってみると
機能面での便利さに惚れ、今ではなくては
ならない家具になりました。

今回は使っているからこそ感じる、
ダイニングベンチのメリットや選ぶ際の注意点に
ついてお話させていただきます。

ダイニングまわりの家具選びやコーディネート
の参考にしていただければ幸いです。

それでは、ぜひお付き合いください。

ダイニングベンチとは?

20230427152054.jpg
Re:CENO product|ダイニングベンチ WICKER/NA

ベンチというのは皆さまご存知の通り、
数人掛けの長椅子のことです。

背もたれがないタイプ、背もたれが付いているタイプ、
肘掛けが付いているソファタイプなど
様々な形がありますが、現代ではすべてを含めて
「ベンチ」と総称しています。

それをダイニングテーブルと合わせて使うものが、
「ダイニングベンチ」なのです。

20230427151932.jpg Re:CENO product|ダイニングベンチ PAPERCORD/NA

様々なベンチタイプがありますが、私のおすすめは
背もたれも肘掛けもないすっきりタイプ。

理由は後ほどお話しいたしますが、
まずは、このおすすめのベンチについて
紐解いていきましょう。

ダイニングベンチの使い勝手は、「座面」で選びましょう。

20230427152237.jpg

背もたれも肘掛けもないシンプルなダイニングベンチ
は「座面」で大きく特徴が分かれます。

  • 全て木材で出来ている板座ベンチ
  • ウレタンをファブリックなどで覆っている張座ベンチ
  • ラタンやペーパーコードなどで織り込んだベンチ

以上3点の座面の特徴を見ていきましょう。

素材感が感じられ、メンテナンスが楽な「板座」

20230428125706.jpg

まずは、自然素材が好き、長く愛用したいという方に
おすすめしたい「板座」のベンチから。

メリットは

  • 汚れても簡単に拭き取れる。
  • 素材感・経年変化を楽しむことができる。
  • 「張座」のようにクッションが無いので、座面の交換が不要。

デメリットは

  • 座面がしっかりとして硬く、長時間座るとお尻が痛くなる場合がある。
  • 重量があり、移動させにくい。

20230428110927.jpg

私が自宅で愛用しているのは、
こちらの「板座」のタイプ。

個人的には、この板座が一番好きです。

特に経年変化を感じられるのはとても嬉しく、
定期的にオイルを塗ることで、
年々表情が良くなっています。

20230428125754.jpg

また、デメリットであげていた「重量」に関しては、
メリットにもなりえると思います。

私には2歳と5歳の娘がいるのですが、
よくベンチに登ったり降りたり。

食事中もよく体勢を変えるので、
軽いベンチであれば転倒の可能性が。

そういった際に重量があるというのは
大きな安心感になっています。

  • 自然素材の持つ表情が好きな方。
  • ゆったりとくつろぐスペースが別にある方。
  • 小さいお子さんと暮らしている方。

におすすめしたい座面です。

柔らかいクッション性を求めるならば「張座」

20230427150452.jpg Re:CENO product|ダイニングベンチ culum/NA

次は、ダイニングにもリラックス感を求める方に
向いている「張座」のベンチについて。

メリットは

  • クッション性があり、座り心地がやさしい。
  • 座面の張り替えができる。
  • 座面の色や素材も豊富に選べる。

デメリットは

  • 汚れが付くと落ちにくい。
  • 生地によっては張地の劣化が早いものがある。

20230427150545.jpg

こちらは、主にウレタンが芯材として使われており、
その表面を張地が覆っています。

ウレタンがあることでクッション性を持ち、
長い時間をダイニングで過ごす際にも、
ゆったりと気持ちよく過ごすことができます。

また、張地も様々な種類から選ぶことが
出来るので、お部屋に取り入れやすいとも言えます。

20230427150625.jpg

ただし、張地の劣化や芯材部分の劣化は
必ず起こりますので、その際には貼り替えや
座面交換などが必要です。

  • ダイニングでもリラックスをしたい方。
  • お部屋の雰囲気に合わせて張地も変えたい方。

におすすめしたい座面です。

美しいデザイン性と軽さが魅力の「織り込み座面」

20230427151317.jpg

最後はお部屋のアクセントになる、
少し変わったデザインが好きな方に向いている
「織り込み座面」のベンチについて。

メリットは

  • 目を惹くデザイン性。
  • 軽く、移動させやすい。
  • 体に馴染む、快適な座り心地

デメリットは

  • 座面の張替えが必要。
  • 掃除が手間。

20230427151005.jpg

こちらは、ペーパーコードやラタンなどで
織られた座面のベンチが該当します。

板座・張座のベンチに比べて
かなり軽く、移動させやすいのが特徴です。

ダイニングベンチとして使ったり、
ディスプレイ棚として使ったりと、
移動頻度が高い場合にはとても便利です。

20230427151053.jpg Re:CENO product|ダイニングベンチ WICKER/BR

逆に、一番のデメリットは掃除のしにくさ。

織り目の間に汚れやごみが付くと、
とりにくいという面もあります。

  • お部屋作りのアクセントにしたい。
  • 多用途使いを考えている。
  • 掃除も前向きにできる。

という方にはぜひおすすめです。

4人暮らしに取り入れた「ダイニングベンチ」の使い勝手

20230428114640.jpg

最後にお話ししたいのは、
そもそもダイニングベンチを取り入れて、
本当に快適なのかということ。

結論、「とても快適」です。

私がそう思う理由は3つ。

  • 子供と一緒に過ごしやすくなる。
  • 空間が広く感じる。
  • 様々な用途で活躍してくれる。

これは前述でお話ししました、
背もたれも肘掛けもないすっきりタイプが
おすすめの理由でもあります。

上記3つについて詳しくお話しさせていただきます。

子供と一緒に過ごしやすくなる。

20230428114720.jpg

まだ幼い子供の場合、
一つの作業に集中して、じっとすることは
難しいと思います。

食事や簡単なお勉強、お絵描きなどの
遊びの際も、なにかしら動きたがります。

そんな時にベンチであれば、大人が
寄り添って支えてあげられる。

子ども同士もすぐ隣にいられるので、
一緒に仲良くいてくれる。

そんなメリットを感じています。

お部屋の空間が広く感じられる。

20230428110623.jpg

私の住まいのダイニングキッチンは11畳ほど。

決して広くはないのですが、背面のないベンチ
を置くことで、視覚的な圧迫感を軽減できています。

また、後ろや横からも自由に座れることや、
テーブルの下に入れ込むことができるなど
導線確保も行いやすい。

視覚的にも、暮らしの導線づくりにも
メリットが大きい家具です。

様々な用途で活躍してくれる。

20230428110518.jpg

ベンチは椅子のように「座る」だけでなく、
小物を飾ってひとつのインテリアとして
置いておくという使い方もできます。

特に伸長式のダイニングテーブルを
お使いの方には相性ぴったし。

ダイニングテーブルが短く、合わせる必要がない時は、
窓辺に置いてディスプレイ棚として
活用するのもおすすめです。

寝室に使うフットベンチとして、
玄関での腰かけとして、
時にはTVボード替わりにもなるベンチはまさしく、
「家具界の便利屋」として活躍してくれます。

ダイニングベンチがある暮らしも、良いものです。

20230428114921.jpg

暮らしを快適にするためには、
絶対にダイニングベンチを取り入れないと。

というわけではなく、チェアにはチェアの、
ベンチにはベンチの良さがあります。

  • 子どもがいるご家庭
  • 空間の広さに不安がある。
  • 生活の変化が頻繁にある。

なんて方には背面なしベンチがおすすめです。

その他、ダイニングテーブルに合わせる家具について
お悩みの方は、下記も参考にしてご検討ください。

ソファーダイニングのすすめ。取り入れる「メリット」と購入時の「ポイント」をご紹介します
肘掛けや座面に注目しよう。ダイニングチェアの選び方をご紹介します。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

それでは、また。

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