
シングル2台を並べた「ワイドキング」。選んだ理由と、愛用して分かった魅力をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beds/u19/2022-01-18.php【お知らせ】 ゴールデンウィークの営業と配送について
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
ご夫婦や恋人同士で二人暮らしを始めるとき、
「寝室に置くベッドのサイズはどうしよう?」と
迷いますよね。
リセノでもよくお客様からご相談いただくのが、
「シングルベッドを2つ並べて使うと良いの?」
ということです。
ダブルサイズやクイーンサイズのベッドを1つ置くか、
シングルサイズのベッドを2つ置くかは悩みどころ。
シングルベッド2つの方が
寝るスペースが広くて心地良さそうですが、
お部屋に置けるか心配...というお声もあります。
そこで今回は、シングルサイズのベッドを2つ使う
メリットとデメリットについて、詳しく解説します。
また、シングルベッド2つを置くためには
寝室にどれくらいの広さが必要なのかについても、
3Dシミュレーションを使って検証します。
今回のマガジンをお読みいただき、
皆さまの間取りや暮らしに合ったベッドを
選んでいただけましたら幸いです。
結論から申し上げますと、シングルベッドの2つ使いは
以下のような方におすすめです。
それでは早速、シングルベッドを2つ並べて使用する
メリットについてご説明します。
一般的なマットレスのサイズは、以下のとおりです。
仮にダブルサイズのベッドで2人で寝る場合、
1人当たりのスペースは140cm÷2=70cm。
クイーンサイズであれば1人当たり80cmです。
実際に2人で並んで寝てみると、
意外に近くて、やや狭さを感じます。
人は睡眠中に「寝返り」を打つことで、
深い眠りを維持できると言われます。
1人当たりのスペースが70cm~80cmですと
自由に寝返りを打てるスペースが限られ、
寝相が気になる方は安眠を妨げられてしまう可能性も。
シングルベッドを2台使いして
1人当たりのスペースを100cm確保すれば、
比較的寝返りも打ちやすく、快適に眠れます。
実際にリセノスタッフの自宅で、ベッドの1人当たりの
スペースを80cmから100cmに見直したことで、
睡眠の質が高まり目覚めが良くなったという体験談も。
シングルベッド2つで寝る生活に変えてから、
「寝付きが悪くて朝から不機嫌!」という日が
めったに無くなったそうです。
シングル2台を並べた「ワイドキング」。選んだ理由と、愛用して分かった魅力をご紹介します。
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シングルサイズのベッドを2つ繋げる場合、
各ベッドで異なるマットレスを使うことが可能です。
体格や寝姿勢は人によって異なり、
それに応じて最適なマットレスも変わるもの。
「快適な睡眠のためにも、
マットレスの種類にこだわりたい!」という方は、
シングルベッド2つ使いがおすすめです。
なお、ベッドの見心地を美しく保ちたい方や、
小さなお子さまと川の字で寝るご家族の方は、
2つのマットレスの「高さ」を合わせましょう。
マットレスの高さにズレがあると、
見た目がちぐはぐな印象になり、
真ん中で寝る人の寝心地も悪くなってしまいます。
一般的なダブルサイズ・クイーンサイズのベッドは、
ひとつのマットレスを2人で共有します。
そのため、どちらか1人が動いた時に、
どうしてももう1人に振動が伝わりやすいです。
特にお互いの就寝時間が異なる場合、
片方がベッドに入る振動でいつも起きてしまう...
なんてことも。
シングルベッド2つ使いであれば、
マットレスがそれぞれ独立していますので、
隣に振動が伝わりづらいです。
眠りが浅めの方や、
生活リズムが異なるお二人におすすめです。
引っ越しや家族構成の変化などで、
寝室が狭くなったり、2部屋に分けなければ
ならなくなったりすることもあると思います。
そんな時、シングルベッドの2つ使いであれば、
ベッドを切り離して別々に使うことができます。
クイーンサイズに比べると
様々なレイアウトに柔軟に対応でき、
ひとつのベッドを長く使い続けることが可能です。
また、シングルベッドひとつひとつは
クイーンベッドよりも小さく、
搬入・搬出がしやすいというメリットもあります。
搬入経路が狭い場所でも運び入れやすいので、
「せっかく配送してもらったのに家に入らなかった...」
という失敗も防げます。
シングルベッドを2つ並べて使うことによる
デメリットも、あわせて理解しておきましょう。
シングルベッドを2つ並べた場合、
ダブルサイズやクイーンサイズに比べ横幅が大きく、
特に狭い寝室の場合は圧迫感が出やすいです。
対策としては、高さを抑えた「ローベッド」を
選ぶことで、圧迫感を軽減することができます。
ベッドの位置を低くして、
お部屋の上部に余白を生むことで、
同じサイズでも視覚的な圧迫感が少なくなります。
シングルサイズ用のベッドシーツを2つ別々に
付けても良いですが、マットレスの間に隙間が生まれ、
あまり見た目が美しくありません。
おすすめは、
2つのマットレスにすっぽりと覆い被せられる
「ワイドキング」サイズのシーツを使うことです。
寝室が、ホテルライクで整然とした印象になります。
難点としては、ワイドキングサイズは他のサイズに比べ
シーツの種類が限られてしまいます。
お目当てのベッドシーツがある場合は、
一度ワイドキングサイズの展開があるかどうか
確認いただくことをおすすめします。
2つのマットレスを並べて使用する際に、
どうしても間にわずかな隙間が生まれます。
2人で寝る分にはあまり気にならないかもしれませんが、
間に小さなお子さまを挟んで寝る場合などには、
隙間が気になってよく眠れないかもしれません。
おすすめの対策方法は、
マットレスの隙間を埋めるように、
上から「敷きパッド」を敷いていただくことです。
敷きパッドの上からさらに先ほどご紹介した
ワイドキングサイズのシーツをかぶせれば、
見た目もそれほど気になりません。
こちらの商品のようなマットレス用の隙間パッドも販売されています。お好みでお選びください。
続いて、シングルサイズのベッドを2つ置くためには、
何畳の広さの寝室が必要なのか検証していきます。
シングルサイズのマットレスは
「幅100cm×奥行200cm」です。
それを2つ繋げたワイドキングサイズのマットレスは
「幅200cm×奥行200cm」になります。
厳密にはここにベッドフレームの寸法が加わりますが、
概ね「200cm×200cm」とご理解ください。
それでは、こちらのワイドキングサイズのベッドを
「4.5畳」「6畳」「8畳」の寝室(正方形)に置いて、
大きさを検証してみます。
▲4.5畳の寝室にワイドキングベッドを置いた場合
こちらが4.5畳の寝室にワイドキングベッドを
置いた場合のシミュレーションです。
ご覧のとおり、お部屋がほとんど
ベッドに埋め尽くされている状態です。
なんとか人が1人通れる隙間はありますが、
2人以上で寝室を使うとなると、
かなり窮屈な印象を抱くと思います。
寝室にシングルサイズのベッドを2つ置く際は、
「生活動線」を確保できるかどうか確認しましょう。
生活動線とは「お部屋の中で人や物が移動する経路」のこと。
1人が通るために必要な生活動線の目安は「60cm」です。
2人ですれ違ったり、着替えをしたりなど、
普段の生活シーンを思い浮かべて、
不便を感じないかどうかがポイント。
迷ったら、メインとなる動線は「1m以上」、
ベッド横の通路は「50cm以上」を目安に
スペースを確保してみてください。
▲6畳の寝室にワイドキングベッドを置いた場合
こちらが6畳の寝室にベッドを置いた場合です。
4.5畳よりもスペースにゆとりが生まれ、
2人がすれ違うことのできる動線も確保できています。
ベッドの足元にベンチを置き、
観葉植物をディスプレイする余裕も生まれました。
シングルベッドを2つ並べて使う場合は、
「6畳以上」の寝室がひとつの基準になります。
6畳以上であれば、お部屋の広さを保ちつつ、
快適で過ごしやすい寝室を作ることが可能です。
▲8畳の寝室にワイドキングベッドを置いた場合
そしてこちらが8畳の寝室に置いた場合です。
8畳なら、より広々として開放感があり、
ホテルライクな寝室に仕上げることができます。
ベッドを置いてもスペースに余裕がありますので、
ラグを敷いて床部分を彩ると、
お部屋がさらに上質な印象になります。
ラウンジチェアを置いて休憩場所を作ったり、
収納家具やデスクを設置したりしても良いですね。
寝室のコーディネートの幅が広がります。
シングルベッドの2つ使いを検討されるお客様が
よく迷われるのが、「クイーンサイズ」との比較。
メリット・デメリットの章でも少し触れましたが、
クイーンサイズは以下のような方におすすめです。
お部屋の広さや圧迫感への影響という観点では、
やはりクイーンサイズの方が広く感じます。
生活動線も確保しやすいので、
コンパクトな寝室にはクイーンサイズがおすすめです。
上:クイーンサイズ、下:ワイドキングサイズ
また、ワイドキングサイズはシングルベッドを2つ
買うことになりますので、初期費用が高くなります。
しかし個人的には、シングルベッド2つの方が
将来のライフスタイルの変化に対応しやすく、
長い目で見れば省コストなのかなと思います。
2人暮らし = ダブルと思われがちなベッド選び。もしかすると、2人に合うのはクイーン・キングかもしれません!
https://www.receno.com/pen/beds/u19/2020-03-10.php最後に、シングルベッドの2つ使いに
おすすめのベッド3選をご紹介します。
ポイントは、
「シームレスにつながるデザインのベッド」
を選ぶこと。
具体的には、以下の3点を確認しましょう。
これらの条件を満たすためには、
基本的には同じベッドを2台ご購入いただくのが
失敗が少なくおすすめです。
1つ目のおすすめは「NOANA」ベッドです。
2台のベッドをぴったり横にくっつけられるように
設計しているため、シングルサイズの2つ使いにも
最適なベッドです。
無垢のアッシュ材を用いた格子状のヘッドボードが
シームレスにつながり、美しい意匠を保ちます。
美しい格子状のヘッドボードが魅力の、Re:CENOオリジナルベッド「NOANA/NA(ノアナ ナチュラル)」。永く愛用していただけるよう、強度が高い天然木アッシュ材を使用しています。
https://www.receno.com/bed/noa-ha.phpまたNOANAベッドは、ヘッドボードなしの
「ヘッドレスタイプ」もご用意しています。
ヘッドボードがないことで高さを抑え、
ベッドの圧迫感をさらに軽減できます。
天然木アッシュ材で作り上げた、Re:CENOオリジナルベッド「NOANA/NA」。お部屋を広々と見せることが出来る、ヘッドレスタイプです。
https://www.receno.com/bed/noa-hn.php2つ目のおすすめは「folk」ベッドです。
こちらも同じくフレームをスリムにすることで、
2つくっつけられるデザインになっています。
アッシュ無垢材のヘッドボードが美しくつながり、
見心地の良いワイドキングベッドになります。
美しい木目が特徴の天然アッシュ材で作り上げた、Re:CENOオリジナルベッド「folk-natural(フォークナチュラル)」。スタイリッシュな佇まいで、落ち着いた寝室空間を演出します。
https://www.receno.com/bed/folkbna.phpデザイン性に惹かれて迎え入れた「木製ベッド folk」。見た目以上の心地よさを感じています。季節ごとのコーディネート紹介も。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u38/2024-03-04.php3つ目のおすすめは「フロアベッド PIATTO」です。
こちらも2台つなげやすい「すのこ状」のベッドで、
通気性が良く軽やかな印象です。
床からマットレスまでの高さが17cmと低く、
より圧迫感を感じにくい設計になっています。
棚とコンセントを備えた、ヘッド付きフロアベッド「PIATTO(ピアット)」。床からマットレスを置く位置が低いので、お部屋を広く見せられます。
https://www.receno.com/bed/piatjhb.phpまた、リセノでは「ワイドキング」サイズ展開もある
ベッドシーツを各種取り揃えております。
シングルベッドを2つ並べて使う際に
すぽっとかぶせて使用することができますので、
ぜひシーツもあわせてご検討ください。
ボックスシーツ(ベッドシーツ)
https://www.receno.com/boxsheet/index.phpいかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
▼シングルベッドを2つ使うメリット
▼シングルベッドを2つ使うデメリット
▼シングルベッド2つを置くために必要な寝室の広さ
▼クイーンサイズのベッドがおすすめの方
▼シングルベッド2つ使いにおすすめのベッド3選
ベッド選びについて「選び方が分からない」という方に向けて、見心地・使い心地の観点から紐解いていきます。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2025-02-14.php最後までお読みいただきありがとうございました。
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