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「WIRY DESK」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話します。

BM 山本

こんにちは。ヤマモトです。

Re:CENO productに、新たにオフィス家具が加わります。

2016年から販売している「WIRYシリーズ」の意匠を
継承した「オフィスデスク」と「チェア」で、自社の
オフィスに使うために企画した家具でもあります。

本日のマガジンでは、この新作のオフィス家具について
企画の経緯とコンセプト設計について紐解いてきます。

なお、今回のマガジンは、企画経緯&デスクの要点を
紐解いた<前編>と、オフィスチェアの要点を紐解い
た<後編>との2部構成でお届けいたします。

後編:「WIRY OFFICE CHAIR」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Flavorオフィスのためにデザインした
ナチュラルヴィンテージのオフィス家具

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今回リリースするオフィスデスクとオフィスチェアは、
実は、僕たちの本社用にデザインしたものです。

僕たちの本社は京都にあり、3F建てのレトロビルを
改装して、1Fを店舗、2F・3Fをオフィスとして利用
しています。

僕たちが引っ越してくる前は岩盤浴のお店で、室内も
和風な内装にしてあったものを、2013年の6月にリノ
ベーションをして使い始めたので、今年でもう丸8年
もここで活動をしています。

20210628-26.jpg

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8年も経つと、その間に国内外のたくさんの場所を訪れ
て、良い建物や家具、インテリア、などを見てきまし
たので、インテリアにもずいぶんと詳しくなりました。

そうすると、8年前は「我ながらめっちゃいいやん!」
と思った内装もずいぶんと古く感じはじめ、そろそろ
もう一度リノベーションをしようかという流れになり
ました。

まずはお客様をお迎えする店舗から、ということで、
店舗のリノベーションをちょうど1年前に終えて、僕
たちが掲げる「ナチュラルヴィンテージ」を表現する
内装に生まれ変わりました。

2020年6月1日 京都店をリニューアルオープンしました!

2020_06_01_4081.jpg

店舗のリノベーションが無事完成し、次はオフィスに
着手しようとした際に、みんなが使うデスクとチェア
をどうしようかという話になりました。

現在は、8年前から使い続けているごくごく一般的な
コクヨのデスクと、ありきたりなオフィスチェアです。

20210628-01.jpg

使い心地は悪くないのですが、あまりおしゃれとは
いえません。

そこで、どんな家具で仕事をしたいかを、最初に
みんなで話し合いました。

「できれば、無垢材をつかったデスクがいいね。」
「オークのデスクが並んだら、めっちゃ素敵だよね。」
「チェアも替えたいです!」

こんな風に、家具屋のオフィスらしい意匠に変えたい
ね... というのが、みんなの共通意見でした。

デスクは全体を木製にしてしまうと、脚が太くなり、
よく言うと「重厚感」が出ますが、さすがにたくさん
並ぶと、かなり重い印象になってしまいます。

というわけで、脚はアイアンを使ったWIRYの意匠が
最適だろうというのはすぐに思いつきました。

アイアンは木と比べて耐久性が高いので、細くても
しっかりと重量を支えられます。

脚が細いことで、小さなオフィスでも、足元を広く
取れますし、並んだときにも軽やかな印象を感じられ
ます。

20210628-30.jpg

デスクは、わりとすんなりと方向性は決まりました。

続いては、オフィスチェアです。

オフィスチェアは、1日8時間パソコンにがっつりと
向かうものなので、座り心地はとても大事です。

ダイニングなどで使うチェアでは、人によって座高が
異なるので、長くいろんな人が使うのには向きません。

オフィスチェアとして、高さ調整機能は必須です。

また、座り心地も、8時間ほぼ座りっぱなしになるので
通常のチェアでは、お尻が痛くなる可能性もあります。

やはりオフィスチェアは、座り心地が命です。

そんな流れで、最初は有名どころのハーマンミラーや
ヴィトラのチェアを見に行ったり、取引先様からサン
プルを貸してもらって、しばらく使ったりとたくさん
試しました。

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どちらのオフィスチェアも、座り心地は格別に良く、
しなりのある座り心地は、確かなブランドの信頼度を
感じるもので、一時はヴィトラで揃えようと、決めま
した。

ただ、家具屋として、どこか自分たちで作らなくて
いいのか という自問自答がありました。

名作のオフィスチェアを会社全員分を買ってしまえば、
向こう10年以上は変えずに使えてしまいます。

並んだ姿も美しいとは思いますが、どうしても納得で
きない自分がいました。

そして、最終の決定会議でみんなで集まった時に、
言いました。

「やっぱり、自分たちで作ろう。

 ナチュラルヴィンテージでイメージするオフィスに
 しては、やっぱりメカニカルすぎるし、なんとなく
 うちのオフィスっぽくないと思うんよね。

 なにより毎日使うんだから、自分たちで作ったデスク
 とチェアを使う方が、長く愛せるやん。」

ヴィトラの最新チェアを楽しみにしていたスタッフは
少し驚いていましたが、どこか「まー、そう言いだす
気はしてました。」と、諦めたようにも見えました。

かくして、オフィスリノベーションの計画とともに、
オフィス家具の企画も始まったのでした。

オフィスや、書斎に。
「木製×アイアンデスク」のしっかりデスク

20210628-02.jpg

さて、こうして出来上がったオリジナルのオフィス
家具について、ポイントをご紹介していきます。

まずは、デスクからです。

サイズは、幅120cm × 奥行き70cm × 高さ71cmの
ごく一般的なサイズを採用しました。

ここは奇をてらうよりも、オフィス家具メーカーが
もっとも一般的に販売しているサイズの方が、多くの
実績のもと、最適なサイズになっていると考えたから
です。

実際に、いまオフィスで使っているのもこのサイズの
デスクで、横や前の人との距離も、近すぎず遠すぎず
でちょうど良く、最適なサイジングだと思います。

20210628-03.jpg

使っていく中でもっとも目にする天板は、厚み3㎝の
オーク無垢材を採用しました。ダイニングテーブルと
同じ厚みで、非常に贅沢な厚みです。

しっかりとした「木製家具」感があります。

また、このオーク天板に取り入れた少しの工夫として、
前面にゆるやかな曲面を付けています。

20210628-04.jpg

キーボードを打つ時に、この部分がちょうど腕にあたる
のですが、ここが角になっていると、地味に痛いのです。

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僕も以前はアームレストを使っていたのですが、この
デスクにしてからは不要になりました。

天板にはウレタン塗装をしているので、汚れにも強く、
汚れた時には水拭きやアルコール除菌もOKで、木製
ながらもいつも清潔にお使いいただけます。

また、ウレタン塗装は水にも強いので、グラスなどを
直接置いても、水分が輪染みになったりもしないので
とっても快適です。

20210628-06.jpg

木製の家具の意匠ながらも、基本的な部分をしっかり
と設計しているので、いままでの家具よりも、さらに
快適に、気軽に、清潔にお使いいただけます。

A4サイズも収納できる「2杯の引き出し」と、
裏側には、秘密の収納エリアも。

20210628-23.jpg

収納は、A4サイズがきっちりと入る引き出しを2杯
付けています。

20210628-08.jpg

13インチのノートパソコンも入りますので、必要な
ものは大抵収まると思います。

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また、引き出しの裏側には、秘密のポケットを設けました。

このポケットは、幅30cm × 奥行き10cmのサイズが
あり、5口コンセントやルーターなどがすっぽりと
収まります。

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天板の中央に空いている穴からパソコンや照明のコン
セントを落とし、この裏側ポケットにつなげます。

そうすることで、足元がごちゃごちゃとすることなく
最小限の線だけが降りてくるという想定です。

また、オフィスや、自宅でしっかりと作業される方は、
デスクトップPCを使われている方も多いと思いますの
で、引き出しの下にはデスクトップPCを置ける高さ
を確保しています。

20210628-11.jpg

デスクトップPCは、足元で邪魔になりがちなので、
収納の下のデッドスペースに入れ込むことで、より
足元が開放的に使えます。

ノートPCの方は、カゴなどを使って必要なものを
収納するのにもいいかもですね。

うちのオフィスも専用ロッカーを用意するスペースが
ないので、バッグなどはここにかごを置いて、入れて
もらう予定です。

20210628-12.jpg

あと、引き出しは「左Ver.」と「右Ver.」を選んで
ご購入いただける様に、両方作りました。

20210628-31.jpg

これは、オフィスにしても、自宅にしても、どちらに
コンセントがあるかとか、ドアがどちらにあるかとか
それぞれ状況が異なるだろうということで、両方の
タイプを作りました。

また、引き出しが左右の両Ver.があることで、例えば
オフィスで対面になった際に、引き出し位置を合わせ
ることで、たくさんのデスクが並んだ時に、すっきり
と見せることができます。

20210628-28.jpg

20210628-29.jpg

また、オフィスなどでは4台のデスクをくっつけた
シマを作ることが多いと思いますが、OAフロアの場合
床の1か所から、コンセントやLANのハブが出ています。

そうした場合、1か所にコンセントを集約できる方が
美しくできますので、オフィスを美しく設計する際に
も、役立つと思います。

おなじみの特注の真鍮で、
取っ手と脚元にアクセントを。

20210628-15.jpg

引き出し前面には、美しいオークの板目を配しています
が、そこに、もう一つアクセントを加えています。

WIRYシリーズに共通してアクセントとして入れている
「真鍮」パーツです。

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同じWIRYシリーズの真鍮パーツを製造してもらって
いる工場に依頼し、専用で特注の真鍮取っ手を
一から成型して、作ってもらっています。

国産なら真鍮の取っ手は1つあたり4,000~5,000円ほど
しますから、これだけでもかなりの高級品です。

今回はWIRYの工場に製造を依頼していますから、
価格はもちろんかなり下がっています。

ソリッドの真鍮なので、使っていく中で経年変化を
していきますので、長く使えば使うほど、より味わいを
増していきます。

「ナチュラル」と「ミッドブラウン」の
2つのカラーをご用意しました。

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カラーは、いつも通りナチュラルと、ミッドブラウン
の2色をご用意しました。

お好みに合わせてお選びいただければと思います。

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「WIRY DESK」
2021年6月30日より予約発売を開始します。

20210628-21.jpg

というわけで、新作のオフィス家具について、企画の
経緯とコンセプト設計について紐解いてきましたが、
長くなってきましたので、オフィスチェアについては
後編に続きます。

リモートワークが推奨され、自宅でのお仕事時間が
増えた方も多いと思います。

短い期間のリモートワークなら良かったのですが、
これからも続くであろう自宅仕事において、体を痛め
ないためには、きちんとした家具でお仕事することが
必須です。

僕たちのオフィスのリノベーションも、コロナの影響
で着手が遅れていますが、今年度中には実施予定です。
完成したら、そちらの写真も追加しますね。

ぜひ後編の<チェア編>もお読みいただき、オフィス
家具選びの候補に加えていただければと思います。

後編:「WIRY OFFICE CHAIR」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

20210617_1.jpg

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