
木製家具についたキズや色落ち、ガタツキや扉の擦りなど、なんでも自分で修理できます。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-11-14.php公開日 2022年07月19日(火)
更新日 2025年09月01日(月)
今回のマガジンのテーマは、「カビ発生の対策」です。
木製家具は、木が呼吸する特性から
木部に湿気が溜まりやすく、カビが発生してしまうことがあります。
特に気温・湿度が高くなる6~9月は、
カビが発生しやすい時期で、注意が必要です。
家具にカビが発生してしまうと、健康に害がでたり掃除も大変...
何よりお気に入りの家具にカビが発生したら、ショックですよね...?
そこで今回は、カビ発生を防止する方法や
もしカビが発生したときの、正しい掃除方法をご紹介します。
お部屋の中でカビが発生しやすいポイントのひとつが、
実は木製家具であることを、ご存知でしょうか?
木製家具にカビが発生しやすい原因は、
木材が呼吸することに関係があり、
湿度が高い環境では、木材は湿気を吸い込む特性があります。
カビは湿度が高い環境で発生しやすいため、
湿気を多く含んだ木材から、カビが発生しやすくなります。
特に空気が滞留しやすい環境に置く木製家具は、
カビ対策が必要なので、注意しましょう。
例えば、寝室だとベッド下は空気が滞留しやすく
すのこの裏側は、カビが発生しやすいポイント。
その他、壁に沿わして設置している収納家具は、
家具の背面にカビが発生することが、よくあります。
このように、「空気が滞留しやすい場所」に置く
木製家具は、カビが発生しやすいので、
次にご紹介する対策で、カビをしっかり防止しましょう。
カビを発生させないためには、とにかく湿気を溜めないことが大事です。
すぐに実践できる対策を3つご紹介するので、ぜひ試してみてください。
カビ防止の対策1つ目は、まず換気をすることです。
1日に1度は、窓を開けてお部屋全体の空気を入れ替えましょう。
空気が滞留しやすい場所には、サーキュレーターで
風を当てて、湿気が溜まらないようすると効果的です。
また湿気が溜まりやすいお部屋の場合、
壁付けする家具は、壁と家具の間に3cm程度
隙間を空けることを、お勧めします。
壁と家具の間の空気滞留を防ぎ、カビ発生のリスクを軽減できます。
対策2つ目は、除湿をすること。
エアコンの除湿機能で、お部屋全体の湿度を
下げることが、カビ発生の防止になります。
収納の中など、エアコンの除湿機能では
湿気が取りにくい場所には、除湿剤を置くと効果的です。
お部屋全体はエアコンで除湿を、
密閉された空間には除湿剤で、ケアしましょう。
対策3つ目は、定期的に干すこと。
木製家具の他、ファブリックは水分を吸うため
カビが発生しやすく、家具の中ではマットレスやクッションは注意が必要です。
マットレスは定期的に、ベッド横に立てかけて
湿気を逃したり、クッションは風通しのよい場所で
日陰干ししましょう。
マットレス、ソファーのクッションを干すと、
ベッド下、ソファー下の湿気を逃すこともできるので、一石二鳥です。
もしカビが発生したときの対処方法は、拭き取ることです。
まずは水で濡らし硬く絞った布で、カビを拭き取ります。
濡れた状態だと、またカビが発生しやすくなるので
拭き取った部分に扇風機、サーキュレーターを使って
拭いた部分を乾かしましょう。
またカビにはアルコール除菌が有効です。
カビをしっかり除去する場合は、
市販のアルコール除菌剤を、布に染み込ませて拭きましょう。
ただ、アルコール除菌は家具の塗膜を傷めるので、ご注意を。
アルコール除菌は、塗膜が厚いウレタン塗装か
そもそも塗装していない無塗装の家具には、使用OKです。
ラッカー塗装、オイル塗装の家具は、
塗膜が溶けてしまうので、アルコール除菌は控えましょう。
それでは、木製家具のカビ対策を復習しましょう。
こちらを実践してもらえれば、カビ対策は十分かと思います。
お気に入りの家具や、くつろげる空間を守るために、
カビ対策をしっかり実施して、快適に暮らしましょう。
カビ対策以外にも、長く使っていくためには、
定期的なメンテナンスが欠かせません。
ぜひこちらもご参考にしていただけば幸いです。
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