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G-PLANとは? 人気の英国ヴィンテージをご紹介します。

こんにちは。
商品部の関です。

本日は、リセノで取り扱いはございませんが、
ヴィンテージアイテムのご紹介です。

まず、リセノが提唱しているインテリアテイスト
「ナチュラルヴィンテージ」
には、「ヴィンテージ」という言葉が入っています。

「ナチュラルヴィンテージ」スタイリングのメリットと、実践ポイントを紐解きます。

お部屋を構成する要素の一つして、
「ヴィンテージ」な物を取り入れると、
こなれた趣のある空間になります。

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福岡店 榎本邸
しかし、そんな趣のあるヴィンテージアイテム、
中々取り入れたり選んだりするには、
少しハードルが高い印象もあるのではないでしょうか。

リセノでは、ヴィンテージアイテムを
自宅に取り入れているスタッフも多く、
スタッフのルームツアー等で見ることもできます。

そこで本日は、ヴィンテージアイテムとして、
リセノスタッフの中でも、愛用者が数名おり、
世間的にも人気の高い英国家具ブランド、
「G-PLAN(ジープラン)」
について、ご紹介いたします。

ブランド遍歴から、スタッフの愛用品紹介など、
ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。

G-PLAN(ジープラン)とは?

ではまず、G-PLANについて、
どういったブランドなのかご説明いたします。

G-PLANは、1952年にイギリスの
老舗家具メーカー E.Gomme(イー・ゴム)社
によって作られた家具ブランドです。

E.Gomme社は1898年、創業者である
Ebenezer Gomme (エベニーザー・ゴム)
による椅子づくりから始まりました。

そして1909年、イングランドにある
ハイ・ウィカムという街に新しい工場を設立。

この街は、カントリーチェアの代名詞ともいえる
ウィンザーチェアの故郷と呼ばれ、1880年代、
街には100を超える家具工場があり、1日に5000脚もの
ウィンザーチェアが生産されていた、いわば家具の街。

アーコール1.jpg
ウィンザーチェア
しかしその後、第二次世界大戦が始まり、
航空機などを作る為、多くの木工職人たちが
他の街へ移ってしまいました。

そして20世紀初頭、機械化による大量生産の基盤を
作っていた同社は、 戦後の復興の中でいち早く家具を
大量生産して成功をおさめた、
1950年代のイギリスで最も大きな家具メーカーでした。

そんな同社の創業者の孫、
三代目となるDonald Gomme(ドナルド・ゴム)が、
デンマークなど北欧のスタイリッシュな家具の
デザインを取り入れ製造を始めた家具がG-PLANです。

北欧のデザインでチーク材を使った、
英国老舗メーカーが造るG-PLANの家具は、
その後、「フレスコ」「チーク」「シエラ」
シリーズが世界中で販売されました。

残念ながら1987年に会社は売却されましたが、今も、
「G-Plan Upholstery」がソファー、
「G-Plan Cabinets」がキャビネットを、
今なお作り続け、イギリスを代表する老舗メーカー
「G-PLAN」として存在しています。

まだまだブランドの遍歴はありますが、
少しマニアックで長くなりますので、
これぐらいに控えておきます。

ブランドネームとしては、
G-PLANの「G」は、E.Gomme社のG、「PLAN」には
「何年もかけてプランを立て、買い足していく家具」
と言う願いが込められており、
ブランドテーマも、すごく共感できる部分です。

私の考え方的にも、家具は一気に揃えるのではなく、
完成イメージのプランに向かって、年月をかけながら、
徐々に家具を買い足していきたいというのに
少し近いなと感じました。

G-PLANの中でも人気の「フレスコ サーキュラーチェア」

5.jpg

さて、ブランド紹介が少し長くなりましたが、
実際に僕が自宅で使っているG-PLANのチェア、
「Fresco Circular Chair(フレスコサーキュラー)」
について、触れていきたいと思います。

まず、このサーキュラーチェア、
出会いは京都のヴィンテージ家具のお店でした。

チェアーを探して定期的に訪れていましたが、
なかなか「これだ!」というのに出会えず、
どうしようかなぁと思っていた中、

「状態の良いG-PLANのチェアが入荷しました!」

というSNS告知を見て、すぐにお店に向かいました。

お店で見つけて、多少汚れてたりしましたが、
5分後ぐらいには、購入手続きを行っていました笑

そのお店では、リペア(修繕)を行ってからの
お渡しという事で、購入後、約一か月ほど経ってから
我が家に届き、とても嬉しかった事を覚えています。

そんなサーキュラーチェアは、
G-PLANの中で最も人気で売れたシリーズと言われる、
フレスコシリーズのチェアです。

デザイナーは、
Victor Bramwell Wilkins
(ビクター・ブラムウェル・ウィルキンス)
という、G-PLAN設立時から在籍し活躍した
英国人の方によるものです。

フレスコシリーズでは、
円形から楕円形になる伸長式ダイニングが有名で、
ヴィンテージショップなどで時々見かけます。

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G-PLAN フレスコ エクステンションダイニングテーブル
シリーズ内でチェアの種類は幾つかありますが、
このサーキュラーが最も人気が高い定番のモデルです。

フレスコ サーキュラーチェアを実際に使った感想

11.jpg

では、実際に使っている中での感想を、
リセノで大事にしている「使い心地」と「見心地」に
分けて、挙げていきます。

お尻と背中をしっかりと支えてくれる
丸い座面と背もたれ

まずは使い心地ですが、とても良いです。

何か奇をてらうようなチェアでは無いので、
特別な機能はありませんが、
「なんだか座りたくなるチェア」です。

ポイント一つ目は、まずこの丸い座面と背もたれです。

2.jpg

座面がまん丸で、コロンとしていて、
クッション性もあり、お尻をしっかりと預けられ、
長時間座っていても疲れません。

内装や家具は、直線を帯びたものが多く、
その中に、このような丸みのあるものが入るだけで、
空間の緊張度を下げてくれます。

そして、サーキュラーの座面生地は、
布張りや合皮など、様々な種類があります。
(リペアで張り替えられている事も多いです)

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僕の持っているサーキュラーは、くすんだ黄色に、
座面生地が少し起毛だったベロアみたいな生地で、
触れ心地もとても気持ちいいです。

続いて、この背もたれです。

10.jpg

柳宗理のバタフライスツールなどで有名な技法、
「曲木」で仕上げられた緩やかなカーブが特徴的。

しかも、背もたれにもクッションがついており、
身を預けても痛くないのが嬉しい部分で、
意外と、ここにクッションがあるチェアは少ないです。

この背もたれのカーブが、
同シリーズの円形ダイニングに丁度収まり、
チェアをテーブルに入れた時も美しくまとまるのです。

座った時の気持ちよさなど、使い心地は申し分なく、
PC作業をする時など、しっかり座りたい時に
座っていることが多いです。

ネガティブな事を強いて挙げると、少し重さがあり、
日頃リセノで触っているチェアがいかに軽いかを
サーキュラーを持った時にいつも感じます笑

チーク材の色味と、シンプルな見た目

4.jpg

続いては「見心地」の部分です。

見ての通り、シンプルなデザインですが、
随所にお気に入りのポイントがあります。

まず、デザインではないですが、
チーク材を使った、この赤茶色のフレーム。

我が家はブラウン~赤茶系の建具やアイテムが多く、
そんな空間に自然と溶け込んでくれました。

このチークの赤茶と、座面のくすんだ黄色が
個人的には好きな配色です。

6.jpg

続いては、この「貫」です。

貫とは?

テーブルや椅子などの脚物家具の脚元をつなぐ
床に平行な棒状の部材のこと。
強度を高めたり、足掛けに用いられる。

サーキュラーは、貫が交差する形で組まれ、
北欧チェアに使われる「エンタシス」と呼ばれる、
貫が端は細く中央が少し太い意匠にもなっています。

リセノオリジナルのチェア、
folk チェアも同じ仕様です。

11-b.jpg

脚もテーパード仕様で、丸座面の印象が強い中、
全体的にシャープな印象も感じさせます。

そして、少し余談ですが、G-PLANの製品には、
どこかに製造年数によって違う、
ブランドシールや刻印が入っています。

3.jpg

僕のサーキュラーには、
恐らくここに付いてたであろうシール痕が...

剝がれちゃっているのは、あるあるなのですが、
やっぱり付いておいて欲しかった感は否めません笑

こういった部分も、
ヴィンテージ家具の面白さの一つです。

G-PLANは、ナチュラルヴィンテージにもオススメです。

3.jpg

さて、サーキュラーチェアについて、
色々と書いてきましたが、少しチェアから離れ、
G-PLAN全体に戻ります。

というのも、冒頭で触れたとおり、
リセノスタッフにも数名、G-PLANの家具を
愛用しているスタッフがいます。

そして、G-PLANの家具は、リセノのテイスト、
ナチュラルヴィンテージとの相性もバッチリです。

という事で、実際に愛用しているスタッフの
レビュー含め、簡単に使用例を見てみましょう。

カメラマン:中原
Fresco シリーズ ハイボード

4.jpg

リセノで数多くの商品画像などを撮影、
デザインからDIYまで行う、リセノでも大の古物や、
ヴィンテージ好きのカメラマン中原。

その中原も、G-PLANの愛用者。

僕の使っている同シリーズ Fresco のハイボードを
ダイニングスペースにて使用されています。

「ヴィンテージショップで一目惚れして、
自宅のダイニングスペースにもピッタリ!
という事で購入しました。

見せる・隠すがしっかりと分けて行え、
ボード上部にはディスプレイも楽しめるので、
収納場所かつ、見せ場にもできて満足しています」

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5.jpg

収納場所が多いというのは、収納問題につきまとう、
「ごちゃつき感」を一気に解消でき、
さらに見せ場も作ることができるのは一石二鳥ですね。

そして、個人的に気になるロゴシリーズは、
恐らく1975年以降のタイプでした。

中原さん_ロゴ.jpg

カメラマン:中原の記事はこちらから。

バイヤー:大場
Brandon シリーズ サイドボード

g-plan_全体2.jpg

それでは続いて、バイヤースタッフの大場です。

大場も大のヴィンテージ好きで、
当店YouTubeなどでも数多く出演し、
ファンの多いバイヤー大場。

そんな大場も、G-PLANユーザー。

大場は、G-PLANシリーズの中でも流通量が少なく、
希少なBrandon(ブランドン)シリーズの
サイドボードを愛用中。

大阪のヴィンテージショップにてめぐり逢い、
憧れでずっと悩んでいたけど、
コンパクトなサイズ感で1人暮らしのお部屋にも
取り入れられると、思い切って購入したそう。

生活に取り入れてみた感想として、
見せる・隠すの収納バランスが良く、
サイズ違いの引き出しもとても重宝しているとの事。

7.jpg

「雑貨や生活用品はサイズがまちまちなので、
サイズ違いの収納があるので助かっています!

脚部がスラっとしており、
本体が浮いたように見えるのも好きなポイント。

見た目はもちろん、実用性も高く、
一生大事にしていきたい家具です」

ロゴ2.jpg

個人的に気になるブランド刻印は、
G-PLAN初期の1952年ごろの古い
「通称ゴールドスタンプ」

スタンプはシールみたいに剥がれないのと、
シンプルに格好いいので個人的に好きです。

8.jpg

夜のシーンも素敵で、G-PLANの家具が
お部屋の雰囲気とも、とてもマッチしており、
ナチュラルヴィンテージな空間になっています。

大場の自宅が出てくる画像や動画にも今後
出てくることもありますので、
ぜひ、コーディネートの参考にも見てみてください。

バイヤー:大場の記事はこちらから。

ヴィンテージ家具を、一つからでも取り入れてみよう。

ヴィンテージ家具、G-PLANについて
いかがでしたでしょうか。

G-PLANのアイテムは、日本でも人気が高いので、
見つけること自体は、あまり難しくはありません。

街のヴィンテージショップや、
オークションなどでも出品があるので、
気になられた方は、一度見てみてはいかがでしょうか。

そして、ナチュラルヴィンテージの世界観としては、
小さなアイテム一つからでも、
ヴィンテージアイテムを取り入れてみてください。

そこで、大事なポイントとして、

使い心地 = 機能美
見心地 = 造形美

こちらを少しでも意識して選べば、
きっと愛着もひとしおです。

小物でも家具でも、全く同じものが2つとない
ヴィンテージアイテム。

こればっかりは「出会い」も大事ですので、ぜひ、
G-PLANのブランドテーマ、
「何年もかけてプランを立て、買い足していく家具」
のように、楽しみながら探していただければと思います。

僕の持っているチェアも、
ゆくゆくは息子に譲り渡したりして、
永く愛用していこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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Styling Furniture

ダイニングチェア folk

¥ 49,800




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