公開日 2020年12月25日(金)
更新日 2025年09月22日(月)
本物みたいな「ミニチュア家具」をはんだ付けでDIYしよう。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOのオオトモです。
12月に入った途端、東京は一気に寒くなり、
本格的な冬の訪れを感じるようになりました。
寒くなると、布団からも家からも
出るのが辛くなりますよね。
そこで「家でもできる趣味」を探していたら、
youtubeでミニチュア家具を作っている動画に
出会いました。
これならお家で作れるし、
リセノのオリジナル家具を作ったら面白いかも!
という事で、今回はミニチュア家具を
作ってみたいと思います。
まずは、ミニチュアにする
リセノのオリジナル家具をご紹介します。
「 80ダイニングテーブル WIRY 」

今回、ミニチュア化するのは、
リセノオリジナル商品の中でも
根強い人気を誇るWIRYです。
こちらの特徴は、
オーク無垢材を使用した天板と
スタイリッシュなアイアンフレーム。
さらに、きらりと光る真鍮のアジャスターが
上品なアクセントになっています。


それでは早速、ミニチュアにした際に
天板の大きさが10㎝角になる「1/8サイズ」で
作ってみたいと思います。
今回、使用する材料をご紹介します。

- 10㎝角で厚み4㎜の板(オーク材にすると、よりリアルに作れます!)
- ステンレス 3㎜角棒
- 真鍮 2㎜丸棒
- 金ノコギリ
- 接着剤
- ペンチ
- はんだゴテ
- はんだ
- フラックス
- 水性スプレー(つや消しブラック)
- 紙やすり
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- 段ボールまたは、新聞紙
スプレーで塗装するので、
写真に写っている他に、段ボールや
新聞紙、ゴム手袋をご用意ください。
材料費は、おおよそ1,500円です。
ちなみに、はんだゴテは、
安いものだと1000円ほど。
ペンチやノコギリは、500円ほどで
ホームセンターに売っています。
①材料のカットから制作スタート!
材料が揃ったら、
早速、カットからスタートです。
まず、アイアンフレームの部分は、
ステンレスの角棒で作ります。

金ノコギリでカットしていきます。
切り始めは、ノコギリが滑ってしまい、
切りにくいのですが、少しずつステンレスに
溝が彫られ、切れやすくなります。
力みすぎたり、ノコギリを早く動かしてしまうと
ケガに繋がるので、慎重に作業を進めましょう。

材料が切り終わりました。
こんなにも細いステンレスの角棒ですが、
金属を切るのは、一苦労。
電動の工具があると、
作業がはかどると思います。
②はんだ付けでフレームを組み立て
はじめに、「はんだ付け」について
ご説明します。
左から順に、フラックス、はんだ、はんだゴテ。
はんだ付けとは、簡単に言うと
コテ先が高温にな「はんだゴテ」で
融点の低い金属(はんだ)を溶かして
金属同士を接着させる事です。
ちなみにですが、電子機器の基板やステンドグラスは、はんだ付けで作られています。
はんだ付けをする際は、はんだを付ける部分に
フラックスという薬品を塗ります。


このフラックスを塗ることで、
金属にはんだが付きやすくなります。
はんだ付けしたい金属ごとに
専用のフラックスがあるので、
ご購入の際は、お気を付けください。

はんだゴテが熱くなったことを確認したら
いよいよはんだ付けを行っていきます。
接合部に、はんだゴテを当てて高温にしたら、
はんだを溶かしてフレーム同士を接着していきます。
はんだが溶けて接合部の溝が埋まったら
はんだゴテを離して、固まるのを待ちます。
※高温になっているので、
火傷にお気を付けください。

脚のフレームが完成しました。
同じ要領で他のフレームも
はんだ付けしていきます。


これで、フレームの組立が完了しました!
次は、塗装をしていきます。
③缶スプレーでフレーム塗装

すぐにでも、スプレーで黒く塗装したい所ですが、
塗装にも準備が必要です。
はんだ付けした部分が盛り上がって、
不格好になっているので、
紙やすりで平らに仕上げます。
また、フレーム全体にヤスリ掛けを行うことで、
細かい傷が無数につき、
塗料の乗りが良くなります。

ヤスリ掛けが終わったら、
汚れや油分を中性洗剤と水で洗い落とします。
この作業をしないと、
フレームに残った油分が塗料を弾いてしまうので、
念入りに行いましょう。
しっかり洗って乾かしたら、いよいよ塗装です。

今回は、こちらの缶スプレーで
塗装していきたいと思います。
カラーは、つや消しブラックを選びました。
本物も、つや消しブラックなので、
光沢を抑えたかっこいいフレームになる事を期待。

フレームからスプレーのノズルを30cm離して、
塗料を吹き付けていきます。
いっぺんに塗ると、塗料が垂れてしまったり、
部分的に塗れていない所が出てきたりするので、
3回位に分けて塗ると綺麗に仕上がりますよ。

綺麗に塗り上がりました!
マットな質感も再現できていて、
思わずテンションが上がってしまいました。
④組立と細部の作りこみ。
キラリと輝く真鍮パーツを取り付けよう。
WIRYシリーズに欠かせない
「真鍮」のアジャスターを取り付けて、
細部を表現していきたいと思います。

2mmの真鍮丸棒をカッターで
コロコロ転がしながら、カットしていきます。
カットが終わったら、接着剤で
それぞれのパーツをフレームに取り付けます。



ミニチュアでも、真鍮パーツがキラリと輝いて、
かっこいいアクセントになりました。
あとは、接着剤が固まったら完成です!
お疲れ様でした。
おうち時間を楽しもう。
MINI WIRY いかがでしたでしょうか?
実は、フレームのカットを間違ったり
組み立てたら歪んでいたりと
かなり試行錯誤しながら作りました。汗
ですが、作っていくうちに
もっと綺麗に仕上げたいと探求心が湧いて、
夢中で、おうち時間を過ごすことができました。

当初は、テーブルだけ作成する予定でしたが、
テーブルがあるならソファも必要という事で、
1人掛けソファーWIRYも作ってみました。
実物は、東京店のレジカウンターに
飾ってあるので、ご来店の際は、
見てみてください。
ご来店を心よりお待ちしております。












デザイナー 岡本
編集部 江上
製品企画 中原