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観葉植物の最適な置き場所とは?
おしゃれなインテリア活用法と注意点を解説

こんにちは。福岡店スタッフの大塚です。

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観葉植物をお部屋に置きたいけど、
どこに置けば良いか迷ったことはありませんか。
窓際が良いのか、リビングの角でも大丈夫なのか...。

植物は置き場所を工夫するだけで、
インテリアのアクセントになるだけでなく、
光や風の取り込みもサポートしてくれます。

この記事をお読みいただくことで、
どこに置けばよいか迷っている方も、
植物とインテリアの両方を楽しむことが
できるようになります。

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植物のような自然素材をお部屋に取り入れることで、
リセノが提唱しているセオリーの
「複雑性」も理解できるのではないでしょうか。

そこで今回は、
観葉植物としてよく取り入れられているものを例に、
インテリアとして楽しむ方法と
生育方法の観点からご紹介します。

観葉植物の取り入れ方

① 観葉植物を置くことのメリット

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観葉植物を置くことによって得られる利点は
多岐にわたります。

その中でも植物をお部屋に迎えるにあたって、
メリットは大きく2つあります。

  • 室内の空気を清浄化する
  • リラックス効果をもたらす

観葉植物には、空気をきれいにする効果があると
いわれています。

光合成を通じて、
二酸化炭素を吸収し、酸素を放出することで、
空気の質を改善します。

さらに、葉からは水分が蒸発し、
適度な加湿効果をもたらすため、
乾燥しがちな室内環境を整えてくれます。

また、植物の緑色には、
人の心を落ち着かせる効果があるといわれています。

自然な色や形に触れることでストレスが和らぎ、
リラックスしやすい空間をつくることができます。

デスクやリビングに植物を置くだけでも、
視覚的な癒しとなり、気持ちを前向きに整え、
自然と気分を明るくしてくれます。

② 日当たりと風通しの重要性

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植物は日光を必要としますが、
直射日光が強すぎると
葉焼けを引き起こすことがあります。

明るい間接光の当たる場所を選び、
日中は日差しが強くなる時間帯には、カーテンを
利用するのも良いでしょう。

レースカーテン越しの柔らかな光が理想的です。

余談ですが、
私自身も植物は日光を
浴びれば浴びるほど良いと思っていました。

風通しの良い環境を選ぶことで、
葉に付いた湿気を逃し、
カビや害虫の発生を防ぐ効果があります。

適切な光と空気の流れを確保することで、
植物はより元気に育ち、
長く楽しむことができるのです。

③ 初心者におすすめの観葉植物3選

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始めて観葉植物を取り入れる方にとっては、
どの植物を選ぶべきか迷うことも少なくありません。

日常生活に無理なく取り入れられ、
育てやすいものを選ぶことで、
長く楽しむ一歩となります。

ここでは、初心者の方でも管理がしやすく、
インテリアとしても人気の高い3種の
植物をご紹介します。

サンスベリア

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縞模様で剣のような形をしたサンスベリアは、
別名「トラの尾」とも呼ばれています。

耐陰性があることや、
病害虫にも比較的強くいため、
非常に育てやすい植物です。

明るく、日光が当たる場所を好み、乾燥に強く、
水やりの頻度は少なめで、
5〜9月の間は、表土が乾いてから3〜4日後に。

葉は硬く直立し、
縁取りや模様が美しい種類が多く、
シンプルながら存在感のあるフォルムが特徴です。

直線的な葉の形のため、
モダンで洗練された印象をつくりあげます。

フィカス

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東南アジアやインドなどに生息し、
耐陰性と耐暑性
がある植物です。

水やりは、春〜秋はほぼ毎日で表土が渇いていたら、
冬場は2〜3日に1回、表土が乾燥してからを目安に。

それ以外は、特別なお世話もほとんど必要ないため、
非常に育てやすいです。

丸みを帯びたグリーンの葉っぱと白い幹が
かわいらしい印象を与えるので、
ナチュラルな雰囲気のインテリアにも馴染みます。

フィカス・ベンガレンシスについて、
育て方などを解説した記事もありますので、
ぜひご参考にしてみてください。

モンステラ

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中央アメリカの熱帯雨林に自生するつる性の植物で、
高温多湿の日本の季節にも適しています。

深い切れ込みの入った

大きなハート形の葉が個性的なモンステラ。

成長していくにつれて葉も大きくなり、
切れ込みが入ったり、穴が空いて広がってきたり
独特な形になっていく姿を楽しめるのが魅力。

サイズが豊富で、小さいもので20〜30cm、
大きいものだと1〜2mまで成長します。


存在感があるため、
インテリアのアクセントにもぴったりです。

モンステラよりも、もう少しコンパクトな方がいい
という方は、「ヒメモンステラ」という
あまり大きくなりすぎない品種もありますので、
お好みに合わせてお選びください。

モンステラ・ヒメモンステラについて、
育て方などを解説した記事もありますので、
ぜひご参考にしてみてください。

インテリアとしての活用

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ここまでは植物を取り入れるにあたっての
利点や重要性を見てきました。

続いては、リセノが提唱しているセオリーに基づいた
植物の取り入れ方法とサイズ別の使い分けについて
ご紹介します。

① 置き方による印象の違い

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植物はインテリアとして取り入れると、
自然素材ならではの
「立体感」や「複雑性」を感じられます。

リセノが提唱している
「自然素材でお部屋に複雑性を加える」という
装飾のセオリーがあります。

自然素材とは、植物やお花のことを指し、
それらの
生命感や複雑性は、
人工物であふれた無機質なお部屋に

有機的な印象を与えてくれます。

お部屋に植物を置く方法は
大きく3つの方法があります。

  • 床置き
  • 棚置き
  • 吊り下げ

床置き

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床に直接置くスタイルは、
観葉植物の存在感をしっかりと楽しめる配置方法です。

背の高い植物をソファーやキャビネット横に
置くと、空間に縦のラインが加わり、
空間全体がすっきりと引き締まった印象になります。

また、テレビ横に置くこともおすすめしております。
黒いスクリーンの存在感を緑が和らげ、
自然な調和をもたらしてくれます。

無機質になりがちな家電周りに
柔らかなバランスが生まれます。

棚置き

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棚の上に植物を置くと、
目線に緑が入りやすくなり、
空間にさりげない色どりを添えてくれます。

サイドボードやキャビネットなどの棚上に飾ると、
木の棚板や陶器の器といった素材感に
緑が重なることで、異なる質感がアクセントとなり、
あたたかな風合いになります。

吊り下げ

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吊り下げて飾る観葉植物は、
視線の先に自然な動きを生み出し、
空間に新しいレイヤーを加えてくれます。

天井や棚から吊り下げることで、
家具が並ぶ床面とは異なる高さに彩りをもたらし、
お部屋に奥行きを与えてくれます。

床や棚に直接置かず、吊るすことで生じる
影や揺れもまた、暮らしの中に柔らかな表情を
添えてくれます。

② お部屋に与える立体感の印象

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住宅や家具など人の手で生み出された造形物のなかに
自然素材ならではの「複雑性」がプラスされ、
インテリアに奥深さが生まれます。

そこに、小さな植物をテーブルや棚上のような
平面に配置すると「立体感」が生まれ、
視覚的な美しさを感じられるようになります。

様々な種類のものや違ったサイズ感を
複数の鉢を並べて置くのもテクニックのひとつです。

表情がさまざまで面白いと思います。

③ サイズ別の使い分け

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植物はサイズによって、
空間に与える印象や役割が異なります。

観葉植物のサイズを確認するときは、
鉢の号数をチェックしましょう。

1号は約3cmの植木鉢を指します。

鉢のサイズ(号数)を意識すると
配置のイメージがつかみやすくなります。

小さめサイズ(3~4号)

一般的に3~4号程度の小さな鉢は、
机や棚の上に置きやすいサイズ感です。
(鉢の直径が9〜12cm)

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小さめサイズのため、
サイドボードなどの棚上に
本や雑貨と一緒に並べることで、
棚全体にリズムが生まれ、
ディスプレイ性も高まります。

デスクやカウンターに置くと、
さりげない彩りとして
日常の細やかなシーンに自然な温かみを加えます。

小鉢の質感や葉の形を活かすことで、
細部までこだわった空間づくりが可能です。

注意点として、
日光が全く当たらない場所の場合は、
定期的に日光の入る場所に置いたり、
耐陰性のある植物を飾ることが良いでしょう。

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中くらいサイズ(5~7号)

5~7号になると、
棚上や床置きに適しているサイズ感です。
(鉢の直径が15~21cm)

棚やサイドボードに置くと、
程よいアクセントとして空間に馴染みます。

他にもスツールやフラワースタンドの上に置くと、
高さを出すことができ、
部屋全体のバランスを整えることができます。

スツールなどのアイテムを使用すると、
楽に移動ができるため、
掃除の際や日当たりの良い場所に動かしたいときに
扱いやすい点が魅力です。

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大きめサイズ(8号以上)


8号以上になると、基本床置きとなります。
(鉢の直径が24cm以上)

リビングやテレビ横、部屋の隅に置くと、
空間に存在感を与えるポイントになり、
四角い印象がやわらぐ効果があります。

背の高い葉や幹が縦のラインをつくることで、
天井の高さや部屋の広がりを強調することもできる、
便利なインテリアアイテムにもなります。

ただ、大きめサイズになると重量があるため、
一度設置すると頻繁に移動させることが
難しくなります。

そのため、「窓際」の光が入りやすいお部屋の角に
配置するのがおすすめです。

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観葉植物を楽しむためのポイント

植物は置くだけでも空間を彩りますが、
少しの工夫を加えることで、
より暮らしに馴染み、魅力を引き出すことができます。

ここでは、日常の中で植物の魅力を
最大限に楽しむためのポイントをご紹介します。

① 葉の色や形を活かす

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観葉植物の魅力は、
何といっても葉の色や形にあります。

深いグリーンの葉は落ち着きを与え、
明るい黄緑や斑入りの葉は軽やかさを与えます。

また、丸みのある葉や細長い葉、
切れ込みの入った葉など、形の違いを意識して
配置することで、
部屋にリズムや奥行きが生まれます。

② 便利な植物用アイテム

フラワースタンド

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フラワースタンドを使うと、
植物の高さを調整できるため、
目線に合わせてグリーンを配置したり、
他の家具とのバランスを整えたりすることができます。

高さの違う植物を組み合わせることで、
空間にリズムや立体感を生み出すことも可能です。

スツール

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スツールは、床置きの植物を少し持ち上げることで、
存在感を引き立てたり、
インテリアのアクセントとして活かしたりするのに
便利なアイテムです。

木やラタンなどの自然素材のものを選べば、
植物との質感の重なりが生まれ、
部屋全体に豊かな複雑性を加えることができます。

観葉植物と一緒に暮らしを彩りましょう。

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いかがでしたでしょうか。

それでは、観葉植物をお部屋に
飾る際のコツについておさらいです。

観葉植物を取り入れる際には、

  • 直射日光を避ける
  • 明るい場所を選ぶ
  • 風通しを良くする

ことが重要です。

また、インテリアとして楽しむには、

  • 葉の色や形を活かすこと
  • フラワースタンド・スツールなど
    便利な観葉植物用アイテムを使うこと

でより見た目も美しくなり、役立つアイテムです。

今回ご紹介した内容を参考に、
環境に適応しやすく育てやすい種類から
はじめてみてはいかがでしょう。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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