
【整理収納のヒント手帖】ストレスを大幅に減らす
「ワンアクション収納」のコツ
こんにちは。北欧式整理収納プランナーのmahoです。
年末は、大掃除のタイミング。この時期は、お部屋をき
れいにするだけでなく、普段の収納を見直す絶好のチャ
ンスです。
そんな今だからこそ、今回は「ワンアクション収納」に
ついてお話したいと思います。
ワンアクション収納のメリット
ワンアクション収納は、ひとつの動作でモノの出し入れ
が完結する収納法。
わたし自身がメリットを感じているのはモノを「取り出
す」ときよりも、「元の場所に戻す」ときです。
使う目的があれば、モノを取り出すことは意思を持って
できますが、ただ単に元の場所に戻すことはなかなか難
しく、そのまま置きっぱなしになり散らかる原因に。
ワンアクションなら元に戻すハードルも低く、散らかり
を防ぐことができます◎
元の場所に戻しやすくするための3つの工夫
わが家でも色々な場所で取り入れているワンアクション
収納ですが、今回はさらにモノを取り出しやすく、元の
場所に戻しやすくするためにしている工夫をご紹介しま
す。
① ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎない
○ 間隔があいている
まずは何よりもこれが重要なポイントです。
例えば、衣類を収納しているハンガーラック。扉のない
オープンスペースに置いているので、このままでもワン
アクションで取り出すことはできます。
でも、ここに隙間がないほどの衣類が掛かっている場合
はどうでしょうか。
△ ぎゅうぎゅうでワンアクションができない状態
きっと片手でハンガーをかき分けて、もう片方の手で服
を取り出すか、元に戻すことになります。これではある
意味ツーアクション収納。
わたしはそこに少しストレスを感じてしまうので、片手
でサッと取り出せるぐらいの余裕を持った衣類収納を心
掛けています。
② 高低差をつける
△ モノの高さが同じ
ぎゅうぎゅうに詰め込んでいるわけではないのに、なん
となく取り出しにくいと感じる場所はありませんか?
例えば吊り下げ収納の場合、同じ種類のフックで同じ高
さに揃えた方が見た目はきれいに見えるかもしれません。
しかし場所によっては、あえて高低差をつけた方が出し
入れしやすくなることがあります。
○ 高低差があり、ひとつひとつが戻しやすい
わが家では台所のコンロ前に片手鍋とザルを吊り下げて
いるのですが、両方が同じ高さの場合は手に取りにくく、
見た目にも窮屈な印象を受けます。
ところが、片手鍋の方に別のS字フックを間に入れると
ザルとの間に高低差が生まれ、取り出しやすくなるだけ
でなく空間に余白ができ、すっきり見える効果も◎
わたしは衣類を収納しているハンガーラックにリュック
も吊り下げているのですが、ここでもS字フックを複数
使って高さを下げています。
衣類の高さより少し下げて上部に空間をつくることで、
吊り下げたままリュックを開いて中身を取り出しやすく
なりました。
③ 空間を区切る
とはいえ、ある程度モノの量があったり、高低差をつけ
られない収納場所もありますよね。
それでも面倒くさがりなわたしは、「片手でサッと」を
目指したいところ。
フライパン類はフライパンスタンドにひとつずつ立てた
り、平皿も一枚ずつ立てることのできる収納用品を選ん
で、なるべく「重ねない」ことを意識しています。
できればひとつずつ、難しくても2~3つまでと決めて
空間を区切ることで、少しでも出し入れしやすくできな
いかと、日々模索しています。
年末年始、せっかくの家族で過ごせる時間を大切にしつ
つ、少しの工夫で生活しやすくなるようなプチ改善がで
きる場所はないか、家の中を見回してみるのも良いかも
しれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさま、よいお年をお迎えください。