
【にちにちこれ、好日】
1年の始まりは、にぎやかに。
みなさんこんにちは。
近くの堤防は、
すっかり黄金色に染まり、
奥にそびえる山嶺もしらばむ日も増えた京都の1月。
物寂しい景色の中で
ぽつぽつと蕾を広げる山茶花に、
穏やかな愛着を感じたり......。
娘と歩いてる道中、朝日で煌めいた
霜の降りたアスファルトが綺麗だと感じたり......。
些末な日常の冬を見つけては小さな幸福を蓄えて、
今年も苦手な寒さをやり過ごしています。
ところでみなさんは今年のお正月を
どのように過ごしたでしょうか?
我が家は、ほぼ毎年夫の実家で過ごしています。
夫の実家の目前には大きな川が流れ、
下流の先に沈む夕焼けを楽しみに。
部屋の窓からも見える風光明媚な借景には、
帰省のたびに癒されています。
そんな自然豊かな土地で暮らすお義母さんの元には、
義兄弟家族も合わせて総勢14人がお正月を
祝うべく一堂に会します。
そのうち子供はわんぱく盛りの小学生と
園児が揃った7人です。
静謐な外とはうって変わって、
家の中は賑々しい声が絶えません。
まずは元日の朝、
お義母さんがこさえた料理と全員分の器を、
大人総動員で忙しく配膳を済ませる。
普段は仏間にあるちゃぶ台も追加した食卓を囲み、
隣の肩を擦らせながら挨拶もそこそこに、
おせちやお雑煮をいただく。
お年玉も配り、子供たちはほくほく顔。
その後初詣は遠出して大きな神社へ行き、
お参りを済ませた後は小腹が空いたので、
近くの原っぱで軽食タイム。
寒空でおにぎりやホットミールを頬張り、
何もない原っぱで遊びを展開する子供達を見ながら、
遠足気分になる大人たち。
家に帰ったらお昼ご飯。
その次はテレビゲーム。
おやつタイム。
ドッチボール。
夕食の支度。
怒涛のお風呂タイム。
寝かしつけ。
大人の団欒タイムののち就寝...。
あっという間の元日をすごしました。
正直なところ毎度お正月イベントに
厳かさはまったくの皆無だもんで、
大人が席に着く前には
子供たちはとっくに食べはじめているし、
食べ終わりもばらばらで、
お腹が膨れたらさっさと
別広間へ遊びに行ってしまう。
大人は大人で御神酒も乾杯の間を忘れて、
ただの食中酒になっているし。
就寝考える時間もなく食べて笑って、叱って(笑)...。
でもわたしは全員が慌ただしく過ごしながら、
美味しいものや面白いものをひたすらぱくつく
時間がとにかく楽しいのです。
「意を正す月」はどこへやら、
といった感じですが、
思考が呑まれるこの感覚......。
祭りが好きだということを再実感しました。
来年のお正月も楽しみしかありません。
アホになれる時間、まったくもって最高です。
2025年、頑張っていくからこそ、
この時間が大事なのです。
ちなみに今年は、牛王神符を家に飾ってみました。
みなさま息災で過ごせますように。