【お知らせ】 ゴールデンウィークの営業と配送について



Web Magazine

ナイトテーブル「RattanMix Night table」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話します。

こんにちは。ヤマモトです。

リセノのオリジナル家具「Re:CENO product」から
初となるナイトテーブルをリリースします。

独自の3段形状により、花や香りなど五感をリラックス
させるアイテムを使える繊細さと、就寝前のおおらか
な時間帯に使える寛容さを、共存するデザインに
仕上げました。

本日のマガジンでは、このナイトテーブルの企画経緯
と、コンセプト設計について、紐解いていきます。

「繊細と寛容」を備えて、
寝る前のひとときを快適に。

20220627-002.jpg

夜寝る前に歯磨きをして、テレビを消して、お水を
飲んで、ベッドに入る。

そして目をつむり、すぐにぐっすりと眠りにつく......
...... ような人は、とっても幸せですね。
うらやましいかぎりです。

僕の場合は、ベッドに入ってからが、大変。

ベッドに入ってもぜんぜん眠たくないし、でも明日も
仕事だから、早く寝ないといけないし、でもまったく
眠れる気配がない。

毎日が、そんな調子です。

20220627-031.jpg

そんな自分のことを知っているから、ベッドに入った
らまずやることは、ナイトテーブルに置いた照明を付
け、積んでいる読みかけの漫画をおもむろに手に取り、
ごろごろと体勢を変えながら読む。

そのうちにすこしずつ眠気が来たら、眼鏡を外し、
アイマスクをおでこにひっかけて、携帯を裏返しに
して、それから「ふー」と深呼吸をして、ようやく
本格的に眠りにつく準備です。

これが毎日の基本ルーティーンで、ベッドに入って
から眠りにつくまでは、平均 30分~1時間。

そういう意味では、ベッドに入ってから、いかに
心をリラックスさせるのかが、一日の終わりを気持ち
よく迎えるために重要な時間なのかもしれません。

20220627-030.jpg

そんな「寝る前の、心を休めるルーティーン」を持つ
僕が、ルーティーンタイムを快適にしたくて、自分の
ためにデザインしたのが、このナイトテーブルです。
(僕の場合は、だいたいが自分のためのデザインです)

寝る前のアイマスクや、読みかけの本や、雑誌を置いて
おく場所がすっと手にを出せる場所にあり、それらを
読んでるうちに、次の本が無くならないように、
たくさんの本を積んでおける場所もあって。

さらには、ごちゃごちゃになっちゃう場所とは別に、
眼鏡やスマホを置いたり、リラックスできるように
アロマディフューザーを置いておいたりできる場所も
ある。

20220627-003.jpg

「寝る前のごちゃっとしがちなモノたち」をわさっと
置いておけるような寛容さと、水を使う様な繊細さを
伴うものを「整然に置いておける」ことを、わがまま
に併せ持つナイトテーブル。

それでいて、デザインはシンプルで、実はよく考えら
れた使い心地ののいいナイトテーブル。

僕自身が欲しかった「毎日のルーティーンを心地よく」
してくれるナイトテーブルが完成しました。

上・中・下段の3段を使い分ける
使い勝手のいい「ナイトテーブル」

このナイトテーブルは、それぞれに独立した3段から
構成されています。

上段は、全体の1/3ほどの奥行き。
中段は、ラタン仕様。
下段は、大容量仕様です。

シンプルな3段の棚で出来た構成ですから、自由に
使っていただければいいなと思っていますが、参考
までに僕のイメージする使い方をご紹介していきます。

上段には、アロマディフューザーや花瓶など
「美しく、癒しのあるもの」を。

20220627-026.jpg

まず上段には、美しく、癒しのあるものを置くのが
いいかなと思っています。

ベッド横で、朝起きた時に目に入るものですから、
花瓶にお花を入れたりして、朝一番に美しいものが
まず目に入るようにして、1日のはじまりをスタート
するのもいいかなと思ったりします。

20220627-004.jpg

もしくは、アロマディフューザーを。

就寝時の乾燥は、風邪をひきやすいので「加湿する」
ことはベッドルームにとてもいいですし、合わせて
香りで「リラックスする」のも、おすすめ。

アロマディフューザーは水を使うので、本など湿気に
弱いものと切り離した上段に置くというのも、理に
かなっていて、良いかなと思っています。

上段の奥行きは1/3ほどにしていますので、良くも
悪くも、あまり多くを置けないというのが、逆に
整理の区切りになることを想定しています。

中段には、寝る直前まで手にするような
「毎日つかうもの」を。

20220627-007.jpg

中段は、このナイトテーブルのメインエリアです。

ベッド横に置いたときに、マットレスとほぼ平行の
位置にくる様に設計しているので、手を伸ばしやすい
場所です。

20220627-005.jpg

寝る前に読むような本や、
寝る前に一口飲みたいお水、
最後まで手放せないスマホや、
就寝前のお手入れ用ハンドクリームなど。

さっと置けて、さっと使える。

そんなものたちを雑多に置いておくのに、
最適な場所です。

20220627-011.jpg

雑多にいろんなモノを置いておいても、できるだけ
画になるのは、張地に自然素材の「ラタン」を配して
いるから。

ラタンは、ディテール感のある素材で、抜け感も
感じられますので、雑多にものを置いておいても、
なぜか散らばった印象が軽減されるから、不思議です。

2台のベッドの間に置いて、2人で使うときにも、
間に見えるのが、ラタン素材なので、見た目にも
軽やか。

20220627-009.jpg

ちなみに、細かな工夫として、小物が下に落ちちゃう
のがストレスになるので、側面に対して少し下げた所
に天板が来るように設計しています。

置いたものが下に落ちづらく、余計なストレスがない
ように設計しているのも、地味にこだわったポイント
です。

下段には、本やブランケットなど
「積読や、たまに使うもの」を。

20220627-010.jpg

下段には、普段はそうそう使うわけじゃないけれど、
たまに使うものを。

たとえば、お気に入りの漫画全巻だったり、
ライフスタイル誌のアーカイブだったり、
もしくは、かごに入れたブランケットだったり。

ベッドに横になって漫画を読んでるうちに、ついつい
面白くなっちゃって「次の巻のつづき読みたい!」
ってことや、

20220627-018.jpg

「ちょっとトイレ行くのに、寒いからブランケット
 羽織りたいけど、近くにない。。。」

って時なんかに、地味に役立つのが、この下段です。

いつもは使わないんだけど、たまに使いたいっていう
「あったらいいな」を形にしています。

20220627-025.jpg

ちなみに、2台のベッドで挟み込んだ位置に置く場合
は、この下段は、ほぼ見えないってところがポイント。

普段は見えないから、雑多なものを積んで置いても
OK。ベッドルームの本とかは、どうしても雑多に
見えがちなので、隠して置いておけるっていうのが
嬉しいんですよね。

オーク材で、丈夫で、美しく。
オイル塗装で、経年変化を楽しめます。

20220627-017.jpg

さて、ここまでご紹介してきたように「生活の中での
あったらいいな。」を少しずつ解消できるようなこと
を目的としたシンプルなナイトテーブルですが、仕様
はきちんと考えを廻らせています。

天板は、北米産オークの突板とラタン。
本体は、北米産オーク無垢材を採用し、木の美しさを
感じられます。

20220627-021.jpg

オークは強い樹種ですから、長く使っていただくこと
を想定しています。

飽きの来ないシンプルなデザインと、どこにでも
フィットするサイズに設計していますので、長く
ご愛用いただければ嬉しいなと思います。

また、ウッド部分はすべて「オイル塗装」で仕上げて
いますので、マットなツヤのない仕上がりで、木製家
具らしい風合いを感じられます。

20220627-022.jpg

また、ラタン部分は、ラッカー塗装で仕上げています。

ラッカー塗装は、それほど水に強い塗装ではないので
すが、もともとラタンは水に強い素材のため、こちら
もグラスそのまま置いていただいても問題ありません。

会社でも実験してみましたが、特に問題が起こりませ
んでしたので、大丈夫かなと思います。

20220627-012.jpg

新色「ヴィンテージレッド」が、仲間入り。
ナチュラル、ミッドブラウンとの3色展開です。

20220627-029.jpg

このナイトテーブルは、3色展開です。

Re:CENO productをいつもご覧いただいている方には
「ナチュラル」「ミッドブラウン」の2色がおなじみだ
と思いますが、今回はさらに「ヴィンテージレッド」
が初登場です。

「ヴィンテージレッド」というカラーは、北欧ヴィン
テージなどでよく見かける「赤みを帯びたブラウン」
を再現した色味です。

20220627-020.jpg

リセノでは、ヴィンテージ家具とのミックスコーデも
おすすめしていますので、それらの家具と合わせた
時に、フィットするような色味の家具があればという
お声に応えて、今回より新たに加わります。

ヴィンテージ家具は、1点モノが多いため、ご自宅に
フィットする良い品に出会うのがなかなか難しいもの
ですし、状態もまちまち。

その点、リセノの「ヴィンテージレッド」は、新品で
品質もしっかりとしていながら、ヴィンテージの様な
質感を表現していますので、ヴィンテージ好きの方は
ぜひ候補に加えていただければ嬉しいなと思います。

20220627-028.jpg

また、もちろん「ナチュラル」カラーは、ナチュラル
色の家具とフィット感は間違いなしですので、そちら
もいつも通りおすすめですし、

20220627-027.jpg

かっこいいイメージのある「ミッドブラウン」も、
リセノでは多く展開しているカラーシリーズですので
こちらもおすすめです。

今後は、すこしずつ「ヴィンテージレッド」の家具も
製作していきますので、楽しみにお待ちください。

こだわりを詰め込んだ「RattanMix Night table」
2022年7月6日より発売を開始します。

20220627-015.jpg

というわけで、シンプルながらも、ベッド横に最適な
機能を詰め込んだナイトテーブルが完成しました。

ベッドは、人生の1/3を過ごす場所と言われています
から、1日の中でもっともリラックスできる空間に
仕上げたいものです。

そのために必要な要件を詰め込んだ仕様になっていま
すので、ナイトテーブル選びの候補に加えていただけ
れば嬉しいなと思います。

20220627-019.jpg

Re:CENO product|Rattan Mix Night table
みんなの保存数:111

暮らしにあったダイニングの選び方

雑貨・食器特集

リビング家具特集
リセノ初の書籍出版
リセノ初の書籍出版
センスのいらないインテリア
ナチュラルヴィンテージを知る
インテリアを学ぶ
インテリアを楽しむ
リセノのこと
特集
人気の連載

「Re:CENO product」の最新記事 4件

2023年12月25日(月)
Re:CENO product

ナポレオンシェルフ「H/A WALL SHELF」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

アンティーク意匠を復刻したウォールシェルフをリリースします。

BM 山本 16
2023年12月27日(水)
僕と私の愛用品

【お家で使ってみた。】スタッフ3名が、復刻家具「ウォールシェルフ H/A」をレビュー

フランスのアンティーク家具を復刻。今回は、5つの「コーディネート実例」と「アイテム選びのコツ」についてご紹介します。

編集部 江上 9
2023年10月12日(木)
Re:CENO product

オーダーテーブル「OAK TABLE」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「Re:CENO product」から初めてとなる「カスタムオーダー対応」のテーブルをリリースします。

BM 山本 7
2024年3月06日(水)
Re:CENO product

シートクッション「folk Seat cushion」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

新プロダクトとして、オリジナルのチェアにフィットする「シートクッション」をリリースいたします。

BM 山本 3

「Re:CENO product」の人気記事 4件

2021年2月11日(木)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRAカウチ/1.5人掛け」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

AGRAシリーズに新たに仲間入りする「カウチソファ」「1.5人掛けソファ」について、利用シーンとともに紐解いていきます。

BM 山本 639
2019年8月06日(火)
Re:CENO product

「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「伸長式」「楕円形」に仕上げたオリジナルダイニングテーブルについて、設計コンセプトを紐解いていきます。

BM 山本 538
2020年2月22日(土)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRA」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから2年半ぶりに登場する新作ソファの企画経緯とコンセプトをご紹介します。

BM 山本 372
2020年9月04日(金)
書斎の基本

ユニットシェルフ R.U.Sでつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

ユニットシェルフだからこそ、気軽に取り入れられる「デスク」としての魅力をご紹介します。

店舗MG 岩田 335

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』