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Re:CENO流 関西探訪記
~「本を片手に立ち寄る珈琲焙煎所」編~

こんにちは。エノモトです。

人とのご縁・繋がりはなによりも
大切なんだと最近強く感じる私。

というのも今回ご紹介するお店は、
関西探訪記第5弾「GOOD TIME COFFEE」
金子さんからのご紹介ということもあり、
取材させていただくことができました。

「つながりが新たなつながりを呼ぶ」
なんて、どこかでよく聞く言葉ではあるのですが、
本当にそうなんだと思いますし、面白いなと感じます。

そして多くのご縁を大事にし、成長していこうと
しているのが今回のお店。

今回の取材で店主とお話しさせていただき、
その姿勢を私自身も見習わなければ、と考えさせられました...

と、なんだか真面目な前振りになりましたが、
関西探訪記第6弾。

ぜひともご覧ください!

関西探訪記 6店舗目「IWASHI COFFEE」

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昔ながらの町屋が残る京都西陣の静かなエリアに
そっとたたずむ「IWASHI COFFEE」。

落ち着ける場所、
ゆっくりしていける場所を探して現在の地を
選ばれたとのことですが、確かにゆるやかな
空気が流れており、居心地の良さを感じます。

考え事をするときに、息抜きするときに、
はたまた本を片手になんて、
ゆったり時間を楽しめる印象をうけました。

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元々は、京都島原にある「キンセ旅館」で
間借りをして焙煎所のみとして活動されていたとのことですが、
今の場所への移転を機にカフェ営業も開始。

地域民の憩いの場とはまさにここのようなことを
いうのだろうと勝手に納得しています。

さて、そんな皆の憩いの場ですが、
どんな方が?
どんなところで?
どんな想いで?

魅力は多々ございますが、
今回も様々な角度から紐解いていきます。

「IWASHI COFFEE」にかける想い

20210621115221.jpg

「コンセプト? 実はコンセプトらしいコンセプトは
決めていないんです......。」

お店をするうえでコンセプトや想いは必ず決めないと
ダメなんだ、と勝手に思っていた私ですが、
決めない選択肢もあるんだと考えさせられました。

基本的な考え方をあえて持たないからこその道もある。

その分「想い」が詰まっているお店もまた、
違った魅力があります。

気になる! 店名の由来は?

20210621115001.jpg

「IWASHI COFFEE」からまず連想するのは魚のイワシ......
ではないでしょうか?

私は完全に魚を連想したのですが、
そうではないとのこと。

実は、作家の村上春樹さんの小説に登場する「猫」の
名前から決められました。

それも、作中では2ページぐらいしか出てこず、
主人公の手を嚙んだりと結構なダメ猫......

ただ、その猫の弱さ・繊細さに共感するものがあり、
それをお店でも大事にしたい、とこちらの名前に
されたそうです。

ロゴはやっぱり魚のイワシ?



20210621115319.jpg

とはいえ、ロゴは魚のイワシマーク......?

「やっぱりそうやん」という声が聞こえてきそうですが
元々、ロゴを作る事は考えていなかったとのこと。

ある時、仲良くなった作家のお客様がロゴを
考えて持ってきてれたそうです。

魚編に弱いと書く「鰯」、そこに共通点を見出し、
こちらのロゴが採用となりました。

お客様とのご縁から出来上がったロゴは、
今では店主も大満足なようです。

注目! 「IWASHI COFFEE」の見どころとは

20210621120011.jpg

見どころ、といえば全部です!

と言いたいところではあるのですが、
私的に毎回スポットを当てている箇所があります。

それは「人」と「空間」についてです。

今回も上記2点について、お伝えしていきます。

見どころその1 ~ 店主 真下さん ~

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店名の考え方、お店の進め方を聞くと、
なんだか人柄も少し分かりそうな気もしますが......

ゆっくりとした空気感、そして訪れた際の安心感は、
まさしく真下さんだからこそ作り出せるもの。

お店を訪れて真下さんの顔を見ると、
なんだか「ただいま」と言いたくなります。

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そして、お客様との出会いや、人とのご縁を
なにより大事にしているのが真下さんです。

置いているケーキ類など焼き菓子は
それぞれお菓子職人のものを用意。

食器もお客様としてこられていた作家さんのものを
使用していたりと、出来た「ご縁」を本当に大事に
しているようです。

そんな真下さんのお店だからこそ、
皆が憩いの場として集まるのだと感じました。

今後の展開は......

今後は、お店の一部場所を使って、
作家さんの器や食器も販売しようと準備中。
ぜひ、お楽しみに!

見どころその2 ~ 京都の良さが詰まった空間 ~

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やはり気になる内装のこと。

京都の町家を改装した店内は、
新旧入り混じった京都らしい雰囲気。

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リノベ中もこうしていこう、という計画を練って
施工したわけではなく、壁を剥がして良い雰囲気だったら
そのままに、作業しながら今の空間を作っていったとのこと。

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昔ながらの土壁と現代的な塗り壁
のミックスは、リノベ建築の見どころの一つであり、
私的注目ポイントです。

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そして、なんだか安心する要素の一つがこの和室。
やはり日本人だからか、この空間は無条件に
落ち着きます......

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また、中庭があるのもなんだか
味わい深く、嬉しい所です。

本を片手に立ち寄る場所。

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ゆっくりと、落ち着きたいとき。
考え事をしたいとき。
はたまた、自分時間をたのしみたいとき。

落ち着く空間で、
また雨の日の「IWASHI COFFEE」で読書なんて
乙な感じもします。

真下さん一押しの「カフェオレ」片手に
ぜひ楽しんでください。

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そして、

「コンセプトは持たず。それが結果的に正解だった。」

と真下さん。

これからも人とのご縁・繋がりができれば
その都度お店も変わっていくとのことですが、
今後の展開も楽しみでなりません。

皆さま、ぜひご注目ください。
それでは、また。

お店の基本情報

店名IWASHI COFFEE
住所〒602-8353 京都市上京区長門町414
電話番号なし
営業時間【木・金・土・日 営業】
12:30~17:30
URLhttps://iwashicoffee.base.ec/about
みんなの保存数:23

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