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お店の家具の一斉メンテナンスレポート
年末に向けて家具のお手入れをしよう。

こんにちは。
Re:CENO KYOTOの室之園です。

今年も残すところ
あと1ヶ月となりました。

店舗には今年1年で
数多くのお客様にお越しくださいました。

リセノの家具を見に、わざわざご足労いただき、
非常にありがたい気持ちでいっぱいになります。

本当にありがとうございました。

多くのお客様にお越しいただいているので
店舗の家具も、それだけたくさん
お試しいただいております。

少しずつではありますが、傷も目立ってきました。

そこで今回は、年末のタイミングに合わせ、
店舗にある家具の一斉メンテナンスを実施いたしました。

ネジ締めやクリーナーでの清掃はもちろんですが、
今回は、普段なかなか出来ていなかった
傷や凹みなどの「補修」に焦点を当ててご紹介します。

皆さんのご自宅にある家具にも
当てはまる内容があると思いますので
ぜひご参考にしていただければ幸いです。

それでは、行っていきましょう。

割れの補修

20211123185213.jpg
ノルディックスツール ナチュラル

木製家具を使用していくと、
時々表面にひび割れが起こる事があります。

特に今の時期、エアコンなどの暖房によって
木が一気に乾燥する事もあるので、
木の割れが起きやすい時期でもあります。

店舗にある木製家具にも
いくつかひび割れが見つかったので
補修していきたいと思います。

20211202165435.jpg

傷の補修には、下記の道具を使用します。

  • 木工用のパテ
  • ハケ
  • マスキングテープ
  • 紙やすり

20211123185417.jpg

まずはマスキングテープで
余計な所を塗らないよう
傷口以外を保護していきます。

20211123190243.jpg

たくさんパテを塗ってしまうと
勿体ないですし、あとから研磨する作業も
大変になりますので、マスキングは
貼る事をオススメします。

20211123190438.jpg

マスキングテープを貼り終えたら
パテを塗っていきます。

割れ目に入るよう、
入れ込むように塗ってください。

塗り終わったらマスキングをはがして乾燥させます。

20211123190715.jpg

パテが固まったらヤスリで削っていきます。
番手は少し細かめの240以上のものを使うと良いです。

「ヤスリは木目に合わせて動かす!」

木材を研磨する際には、
木目方向と平行に動かすことをオススメします。

木目に対して直角に研磨すると
削ったあとが目立ってしまいます。

木目と並行に動かすことで
研磨した跡が木目に馴染み、綺麗に仕上がるので
ぜひ参考にしてみてください。

20211123190817.jpg

割れ目がふさがり、綺麗になりました。
ぱっと見では、どこを補修したのか分かりません。

作業もすごく簡単なので、
ご家庭でもぜひお試しください。

傷の補修

20211201123709.jpg
Re:CENO product|伸長式ダイニングテーブル folk

続いて行うのが、傷の補修です。

家具を使いつづけていくと
ぶつけてしまったり、モノを落としてしまったりして
塗装が剥げてしまうことがありますよね。

店舗の家具でも複数個所、
そういった傷を見つけたので
綺麗にしていきたいと思います。

20211201134247.jpg

傷の補修には、下記の道具を使用します。

  • 使わなくなった布
  • 傷隠しペン
  • ファニチャークリーナー

今回使用するファニチャークリーナーは
MYLANDS(マイランズ)という
英国の老舗塗料メーカーさんのクリーナーを使います。

アンティーク家具修復用塗料・ワックスの分野において
非常に高い品質の塗料を数多く扱っているので
ご興味がある方は、ぜひお調べください。

20211127192450.jpg

まずは色が剥がれた部分を
ペンで着色していきます。

ペンのお色はお使いの家具に合わせた物を
選んでいただければと思います。

薄く塗り重ねていき、
周りのお色と近くなるように塗りましょう。

20211201134505.jpg

色が塗り終わったら、
クリーナーで余分な部分をふき取ります。

ウレタンやラッカーに付いた部分は取れて
傷がある木部はそのまま残るので
全体的に拭いてください。

20211127192611.jpg

傷口から乾燥が進まないよう
保護膜の代わりにもなるので、
一石二鳥で作業を行うことができます。

20211202172801.jpg

傷が目立たなくなり、
綺麗に仕上げる事ができました。

ちなみに今回行ったメンテナンスは
「ラッカー塗装」「ウレタン塗装」の家具に
用いる方法になります。

「オイル塗装」の家具には別の方法を用いますので
下記ページをご参考にいしていただければ幸いです。

凹みの補修

20211202172910.jpg

続いて行うのは、凹んでしまった部分の補修です。

木は凹んでしまっても
ある方法を使えば、元に戻るのです。

今回用いる補修方法は木製家具の
「オイル塗装」「無塗装」の家具の場合のみ
使える方法になりますのでご注意ください。

20211125154223.jpg

凹みの補修には、下記の道具を使用します。

  • 使わなくなった布
  • アイロン


20211125153512.jpg

まずは凹んだ箇所に水を数滴垂らします。

あまりびちゃびちゃにしないよう、
必要な部分にだけ水を垂らしましょう。

20211125153820.jpg

凹みの箇所に濡れたウエスを重ね、
アイロンを押し当てます。

膨らむ仕組みとしては、
蒸気を発生させて、蒸すことで、
木を膨張させているのです。

自然素材の特徴を生かした補修方法で
なんだか面白いですよね。

蒸している際には、木の良い香りがして、
なんだか癒されました。

20211125153924.jpg

凹みが膨らんだら、軽くペーパーやすりで削って
最後にオイルを塗ってあげて下さい。

20211202173021.jpg

凹みがなくなり、綺麗になりました。

今回の補修方法は動画でもご紹介していますので、
よろしければ、そちらもご覧になってみてください。

家具をメンテナンスして長く愛用しよう

20211202172219.jpg

いかがだったでしょうか。

毎日行うのは大変でも、
1年に1回だけでも日頃の感謝も込めながら、
メンテナンスを行ってみてはいかがですか。

家具は大事にすれば、
ずっと長く愛用することができますので
ぜひ実践してみてください。

今回行ったメンテナンス以外にも、
色々な方法で家具をお手入れすることができます。

Re:CENOのWebマガジンで、
それらを見ることができますので
よろしければ、そちらもご覧いただけますと幸いです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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