センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「空間配置」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-06-28.php公開日 2025年12月17日(水)
【わたしの愛用品】AGRAソファーと相性がいいアイテム6選と、心地よいリビングの作り方をご紹介します。
こんにちは。編集部の江上です。
わが家では、3年ほどAGRAソファーを愛用しているの
ですが、このふかふかクッションに埋もれて過ごす時
間は、今ではなくてはならないものになりました。
わたしにとってAGRAソファーは、無心スイッチをいれ
てくれる場所――考えごとを手放してただ「くつろぐ」
ことに集中できる場所になっています。
ソファーは、リビングの主役と言っても過言ではない存
在。ソファーを中心に、居心地のよい空間を作ることで
何でもない日常さえも、癒しの時間に変わります。
今回は、実際にわたしがどのようにAGRAソファーの周
りを整えていったのか、「スタイリングの手順」と「相
性がいいインテリアのアイテム」をご紹介します。
AGRAソファーをお持ちの方や検討中の方、またリビン
グの模様替えを検討中の方にもぜひ参考にしていただけ
たらうれしいです。
まずは、スタイリングの考え方を知ろう。
<空間を「上・中・下」に分ける>
ソファー周辺の装飾は、下部分にアイテムが集中しがち
で、全体のバランスを取るのが意外とむずかしい場所。
私自身も長らくリビングの装飾に苦戦していました。
そんな悩みが解決へと向かったのは、とあるセオリーの
考え方を知ったことがきっかけでした。
セオリー① 空間を上・中・下に分けて、スタイリングする。
簡単にまとめると、それぞれの空間ごとに「足りない」
を認識して、必要なアイテムをバランスよく配していく
ことで、お部屋が美しい空間に仕上がるというものです。
詳しくは、以下のwebマガジンや12/26発売の書籍『ふ
つうのお家を、美しく。』にてご紹介していますので、
具体的に知りたい...!という方はあわせてご覧ください。
webマガジン
新刊の1ページを抜粋
わが家を例に、装飾の手順をご紹介します。
インテリアは要素が多いため、初めから全てのアイテム
をバシッと揃えるのはなかなか難しいですよね。
だからこそ、印象を大きく左右する部分から着手
するのがおすすめ。そうすることで、基本の部分が整っ
た状態で、少しずつお部屋を育てていく楽しさを感じる
ことができました。
ステップ① 壁を装飾する
ソファーを装飾するとき、まずはじめに着手すべきは、
「上空間=目線の高さ」です。
わが家の場合は、ソファーを壁付けしているため、より
上空間のぽっかり感が際立ちます。
ということで、上空間を装飾してみます。
気に入ったアートポスターを1枚飾り、ポスターと棚の
間にモビールを吊るしました。
モビールを吊るした意図は、四角いもの同士をモビール
の「円」が繋ぐ役割を担ってくれるから。丸いものを間
に置くことで、ひとつのお部屋としてまとまりを感じら
れるだけでなく、柔らかさを与えてくれるんです。
家具はどうしても下に集まりがち。上空間を彩ることは
手っ取り早く、大きな変化を感じられる方法です。
ステップ② ソファーを装飾する
続いては、「中空間=主役の家具であるソファー」を彩
ります。
AGRAソファーは、60センチサイズの大きなクッション
が5つのっているデザイン。(わたしは4つだけソファー
で使って、残りの1つは座布団代わりにしています。)
ひとまわり小さい45センチサイズと、さらに小さい長方
形のクッションを追加すると、バランスよく整います。
その上で、シープスキンやブランケットを足してあげる
と見心地が良くなり、何よりソファーで過ごす時間に温
もりを与えて快適にしてくれました。
ステップ③ サイドテーブルとラウンジチェアを配置する
最後は、「下空間=面積の大きな床あたり」をスタイリ
ングします。下空間は、ラグマットやかごなどで装飾す
る方法が一般的ですが、わが家では使い心地をあげるた
めに「家具を足す」方法を取り入れてみました。
具体的には、ソファー前にスツールを置き、サイドテー
ブル代わりに。そして、複数人でも心地よく過ごせるよ
うに、ラウンジチェアを足してみました。
くつろぐ場所の選択肢は、いくつあってもいいですよね。
AGRAソファーと相性がいい家具・インテリアたち
AGRAソファーは、ベーシックなデザインで、どんなイ
ンテリアアイテムとも調和しやすいのが嬉しいところ。
そのため今回は、これなら絶対に合う!というよりも、
こんな組み合わせのAGRAが好き!という個人的な目線
で、相性がいいと思ったインテリア・家具をご紹介しま
す。(私は、北欧ヴィンテージ×モダンが好みです)
ただ1点だけ、アイテム同士がチグハグな印象にならない
ように「レピテーション」のセオリーは必須で取り入れ
るように意識しました。
レピテーションとは、同じ要素を繰り返すことで調和を生むテクニック
アートポスター「Mid3」、モビール「Flensted」
リビングの雰囲気にこっくりとした深みを足してくれる
ブラックのアートを取り入れました。黒は、線で取り入
れると柔らかい印象になりますが、空間にインパクト
(引き締める要素)が欲しかったため、面のデザインを
選びました。
モビールは、アート・ライト・棚などそれぞれ孤立して
みえる四角い直線のアイテム同士をつなぐ役割として、
丸い形をチョイスしました。
「オールドキリム」「ナトゥーラボンボン」のクッション
クッションは、ヴィンテージキリム柄を選び、こっくり
感を足しました。黒・茶・ベージュなど、アートと同じ
色味を拾ったデザインを選ぶことで、空間全体が調和す
るように意識しています。
また、正方形の45cmクッションもソファーと同じリネ
ンのベージュと、アートのブラックを拾い、レピテーシ
ョンしました。
「artek」のホワイトスツール
続いては、ソファーでくつろぐときに使うテーブルとし
て、artekのスツールを選びました。
北欧発の名作家具は、ひとつ取り入れるだけで周りの家
具までも上質でより素敵なものに見えてしまうマジック
があるな~と、日々感じています。artekの代名詞とも
言える曲木デザインは、シンプルながらも飽きない奥深
さがあってだいすきです。
「folk」シリーズのラウンジチェア
最後は、くつろぐ場所の選択肢を広げてくれるラウンジ
チェアを追加してみました。
AGRAソファーは、クッションにしっかりとしたボリュ
ームがあり、柔らかく包み込むような存在感が特徴。
そこに、folkラウンジチェアの線の細いフレームを合
わせることで、空間にほどよい軽さが生まれます。
また、AGRAの張地がもつやわらかな質感や、ベージュ
を基調とした色合いは、folkのオーク材やペーパーコ
ードのナチュラルな色味と相性がよく、素材と色のト
ーンに共通点があります。
異なる個性を持ちながらも、トーンが揃うことでチグ
ハグな印象にならず、ひとつの空間として自然にまと
まってくれる点も、相性のよさを感じる理由です。
AGRAソファーと組み合わせるラウンジチェア選びに迷
ったら、folkラウンジチェアを選べば間違いありませ
ん。
AGRAソファーと作る
心地よいリビングのつくり方をお届けしました。
AGRAソファーを迎えてから、わが家のリビングは、
「ただ過ごす場所」から「自然と集まりくつろぐ場所」
へと変わりました。
スタイリングというと、難しそうに感じてしまいがちで
すが、空間を「上・中・下」に分けて考えてみると、今
の暮らしに何を足せばいいのかが少しずつ見えてきます。
すべてを一度に整えなくても大丈夫。
まずは、いちばん目に入る場所から。
少しずつお部屋を育てていく過程も、インテリアの楽し
さのひとつ。AGRAソファーをお持ちの方や、これから
迎えようと考えている方のスタイリングのヒントとして
今回の記事がお役に立てたら嬉しいです。

設計士さんも、リノベーションも不要。ふつうのお家でも驚くほどに美しく、暮らしやすくなる「25のセオリー」を分かりやすく紐解いていきます。
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「ふつうのお家を、美しく」というテーマのもと、お部屋を美しくスタイリングするためのセオリーを提唱し、オリジナルの家具や雑貨を展開するインテリアブランドです。
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カメラマン 岡
店舗MG 岩田
カメラマン 三原
元編集部 岩部
スタイリスト 清水