埼玉県　S様 邸

コーディネート概要

人数が増えても、全員がくつろげるリビング・ダイニングをテーマに、コーディネートいたしました。

ご依頼内容から、ご家族だけでなく、2名以上のご来客がおありと存じます。

6名以上でお過ごしの際も、できる限り全員の居場所があるように、家具のサイズや仕様を工夫いたしました。

カラーは落ち着いたブラウンで統一し、木のぬくもりと、上品さを感じられるコーディネートに仕上げています。

また、キッチン収納の仕様を工夫することで、お料理の際の導線を、カバーいたしました。

レイアウト

壁付けキッチンのメリットは、対面式のようなカウンターが無く、リビング・ダイニングのスペースを広く取れる点にございます。

そのメリットを存分に活かし、ソファーは最大3名で使える幅185cm、ダイニングテーブルは6名以上で使える幅170cmと、ゆとりあるサイズの家具をレイアウトいたしました。

ソファーはダイニングやキッチンに背を向けて、TV側を向くようにレイアウトしています。

こちらの配置にすることで、ソファーに座る方には、ダイニングやキッチンからの目線や、慌ただしい様子が視野に入りません。

ゆったりと、自分のペースでおくつろぎいただけますので、複数人でお部屋に居ながらも自分の時間を過ごしたり、

ご来客をおもてなしをする際に、ぴったりのレイアウトです。

レイアウトにつきましては、こちらのWEBマガジンにて、詳細をご紹介しております。

付せて、ご参考くださいませ。

▼ 家具の配置で、居心地の良さが変わる！
リビング・ダイニングのレイアウトの基本をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/school/u19/2018-01-09.php

続いて、各アイテムのポイントをご紹介いたします。

ソファー + 床座りで、みんながくつろげるリビングスペースに。

ソファーは、ふんわりと包み込まれるような座り心地が特徴の3人掛けソファー folk、ラグマットは、ウレタンに厚みのあるcolette+

＜190×190cm＞をセレクトいたしました。

底付き感がなく、ふかふかと心地よいラグマットを敷くことで、ソファーだけでなく床も、くつろぎのスペースにいたしました。

今回のコーディネートの場合、リビングのラグマットを円形にすると、お部屋のアクセントになります。

しかしながら、円形は角がない分、床座りのスペースが狭くなってしまいます。

床座りをされる方にも、広々とおくつろぎいただけるよう、今回のお部屋には、四角形のラグマットをお勧めいたします。

また、ご希望いただきました「収納できるテーブル」は、折りたたみテーブル Tomte をご提案いたします。

ご使用されないときは、折り畳んでソファーの下に収納することが可能です。

天板の高さは35cmで、床座りでも、ソファー座りでもお使いいただきやすいサイズです。

よりコンパクトなテーブルをお考えの場合は、ソファサイドテーブル Tomteもお勧めでございます。

折りたたみ式ではございませんが、リビングの場所を取らず、省スペースに設置することが可能です。

ソファーに座ったままPC作業をしたり、手のそばに飲み物を置くことができるため、ソファーで長くお過ごしいただく際に、重宝するアイテムです。

サイドテーブルを設置される場合は、リビングに 190×190cm の余裕がうまれます。

例えば、空いたスペースにはオットマンを設置して、足置きやスツールとして、お使いいただくのも1つです。

床座りより、ソファー派のご家族が多い場合には、こちらのレイアウトもよろしいかと存じます。

人数の増減に対応できる、ダイニングテーブルを。

ダイニングの主役となるテーブルは、伸長式ダイニングテーブル folkをセレクトいたしました。

folkは幅170cmの、ゆとりあるサイズであることはもちろん、「可変性」と「柔軟性」を兼ね備えたテーブルです。

真ん中の天板を取り外すと、円形テーブルに変化させることができます。

円形の場合も、直径は110cmございますので、ご家族4名でお使いいただくには、十分なサイズです。

ご来客の頻度が月1～2回であれば、《普段は円形 → ご来客時に楕円形》に伸張いただく使い方を、お勧めいたします。

また、角がない楕円のテーブルは、使用する人数に決まりがなく、四角形のテーブルよりも、多くの人数で食卓を囲むことが可能です。

人数が増えても減っても、柔軟に受け入れてくれるので、ご家庭の中心で長年活躍してくれるアイテムです。

ご家族や親しいご友人とテーブルを囲んで、温かい団らんタイムを、お過ごしいただけると存じます＾＾

▼ 「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯と、コンセプト設計についてお話します。
https://www.receno.com/pen/receno-product/u7/2019-08-06.php

お料理の動線をカバーする、キッチンカウンター + バックパネル。

リビング・ダイニングを広くお作りしている分、工夫が必要となるのが、キッチン収納です。

今回のレイアウトの場合、キッチン収納は、お部屋の奥へ設置する必要がございます。

その場合、キッチンと、家電や食器類との間に、どうしても距離ができてしまいます。

こちらに箱型のキッチン収納を置くと、さらに側面の板が妨げになり、キッチン側からレンジに手が届きにくかったり、箱の内側にあるものが見えにくくなってしまいます。

今回は、MONTの「カウンター」と「バックパネル」を設置することで、家電や食器類へのアクセスと、見渡しを良くしました。

バックパネル式で、側面に板の無いMONTは、キッチン側からレンジに手が伸ばしやすく、カウンターにある調味料や食器も、ひと目で見渡すことが可能です。

距離を埋めることが難しい分、使い勝手を工夫することで、日々のごはん作りの、ちょっとしたストレスを軽減いたしました。

なお、MONTシリーズには、ゴミ箱をカウンター内に収めていただけるタイプもございます。

収納されるものの量によりましては、向かって右側のカウンターをこちらにご変更いただくと、よりスッキリとした印象にまとまります。

食器やカトラリーの収納量に応じて、ご検討くださいませ。

その他のアイテムに関しまして

ブラウンを基調とした、落ち着いたお部屋の世界観に合わせて、壁面収納はユニットシェルフR.U.Sをセレクトしています。

収納量に応じて、棚板やキャビネットを増やすことができ、お子様の教科書類もたっぷりと収納いただけます。

ダイニングの照明につきましては、シンプルで美しいフォルムと、真鍮のゴールドが印象的なペンダントランプ Padellaを吊るしました。

真鍮素材は、ゴールドであってもギラギラせず、しっとりと光る上品さがございます。

木製の素材が多いお部屋の中で、キラリと目を引くポイントになり、お部屋をより上質な印象に仕上げてくれます。

全体的に、素材の上質さを感じさせるアイテムをセレクトし、落ち着いてくつろぐことに重点を置いた空間にいたしました。

担当：お客様係　山崎