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カーテンの透過性、どう考える? 
素材別での透け具合を比較してみました。

こんにちは。
商品部の関です。

唐突ですが、みなさまは、窓回りのカーテンについて、
どこまで気にかけられておりますでしょうか。

長年、実店舗にてお客様よりご相談を受けていた中、
正直、カーテンにこだわりをお持ちの方は、
全体の中でも少ない印象でした。

カーテンは、一度購入すると、
あまり買い替えるという事が少なく、その割には、
「簡単に」決めてしまいがちなジャンルです。

そこで今回は、カーテンの選び方でも重要なポイント、
透過性についてご紹介いたします。

透過性を簡単にお伝えすると、透け具合の事です。

今回は、リセノで人気なドレープカーテンを例に、
素材別の透け具合を比較し、透過性が生活に
どう影響するなどをご説明いたします。

ぜひ、最後までお読みいただき、
カーテン選びのご参考にしていただければ嬉しいです。

それでは、進めていきましょう。

カーテンの透過性とは?

mar_自宅撮影_清水_2311_10.jpg

それではまず、透過性について触れておきます。

冒頭でも軽く触れましたが、

透過性とは、「透明(透けて見える)である性質」
もしくは、「透過(透けて見える、通り抜けられる)である性質」

出典:Wikipedia

という事で、こちらをカーテンに当てはめると、
光がどれぐらいカーテンを通過できるか
という事になります。

簡単にお話しすると、

  • 透過性が高い物は、光を通しやすい
  • 透過性が低い物は、光を通しにくい

となります。

ここは、使用されている素材が大きなポイントになり、
その部分は、後ほど触れていきます。

それでは、その透過性がお部屋に影響する
大きなポイントを2つご説明いたします。

① 室内の明るさ

2-b.jpg

まず影響するのは、お部屋の明るさです。

先ほどの透過性のポイントを、
お部屋に取り入れた際の例にすると、

  • 透過性が高い物は、光を通しやすい = お部屋が明るくなる
  • 透過性が低い物は、光を通しにくい = お部屋は暗くなる

となり、窓向きや近隣の建物環境など、
外的要因の影響もありますが、お部屋の明るさに
とても影響することがお分かりかと思います。

そうなると、目指す理想のお部屋において、
極力自然光でお部屋を明るくしたい場合は、
透過性が高い物を選ぶ。

反対に、生活リズムとして、夜勤などがおありで、
日中は比較的暗くしたいという場合は、
透過性の低い物を選ぶという具合です。

② プライバシー

★7-2.jpg
画像上:カーテンなし / 画像下:カーテンあり
続いては、プライバシーへの影響です。

カーテンは、日中の日差しを遮る役割のほかに、
外からの視線を防ぐ役割もあります。

窓が道路側に面している場合や、
マンションの同じ階層で向かい側にも窓がある場合、
共用廊下のような外からの目線が気になるところ。

光を通すという事は、外から室内が透けて
見えてしまうのではないかという心配です。

こちらは、透過性の高いカーテンであれば、
多少透けて見えてしまいますが、素材面や、
対策を講じることでクリアにすることができます。

そちらは後半にて詳細に触れますので、
ご覧いただけますと嬉しいです。

カーテンの透過性を「素材別」に3つの商品で比較

8-b.jpg
左:Mar、真ん中:Soft、右:Breeze

それでは、リセノで人気のドレープカーテン3枚を、
素材別にどれぐらい透過性が違うのか比較しました。

今回は、

  • Mar(麻 100%
  • Soft(綿 48%、ポリエステル 38%、アクリル 14%
  • Breeze(ポリエステル 100%

を対象に検証します。

検証ポイントは、

  1. 日中、室内がどれぐらい明るいのか
  2. 夜間、外から室内がどう見えるのか
    (レースカーテンは無い状態)

を見ていきます。

また、今回検証に使用するカーテンでの結果となり、
世間的な一般全てに適応するわけでは無い旨、
事前にご了承くださいませ。

それでは、順番に見ていきましょう。

Mar(麻 100%)

1-b.jpg

リセノで永く人気のある「Mar」は、
天然素材を贅沢に使用したドレープカーテンです。

柔らかい風合いで、風になびく姿は、
空間を落ち着いた雰囲気に仕上げてくれます。

日中、室内がどれぐらい明るいのか


20210611104058.jpg

こちらのリネン素材は、程よく光を遮ってくれますが、
程よい透け感で、室内が暗くなるという事は
ありません。

窓向きによっては、かなりお部屋も明るくなります。

mar-blog3.jpg

窓際では、読書も行えるほど明るいので、
ドレープを閉めた状態でも、
お部屋に程よい明るさを確保することができます。

夜間、外から室内がどう見えるのか


mar-blog7.jpg

少し窓から離れた位置にある照明の光源も
ある程度見え、光源の前を通ったりすると、
人が動いていることは確認できます。

レースカーテンもあわせて閉めれば、
もう少し見えにくくなります。

Soft(綿 48%、ポリエステル 38%、アクリル 14%)

soft-blog1.jpg

続いては、一見シンプルな無地に見えますが、
ぽつぽつとした節模様が特徴のネップ生地を使用した、
ヘリンボーン柄のカーテン 「Soft」です。

2種類以上の素材を使用した混紡で仕上げられ、
天然素材の軽やかさと、化学繊維が形状を永い期間
保たせてくれます。

日中、室内がどれぐらい明るいのか


soft-blog10.jpg

コットンが主な素材のSoft も一定の光を遮り、
室内を程よい明るさにしてくれます。

先ほどの Mar に比べ、生地感は少し厚手になり、
少し透過性は低くなりますが、
比較的明るいと言えるでしょう。

soft-blog3.jpg

窓際では、十分読み書きができるほどの明るさです。

夜間、外から室内がどう見えるのか


soft-blog7.jpg

こちらも光源の位置が分かりますが、
窓から離れた光源などは見えなくなりました。

少し離れた位置であれば、光源付近を通っても
人が歩く姿などは見えません。

先ほどの Mar(麻100%)に比べ、
室内は見えにくくなりました。

Breeze(ポリエステル 100%

★11_カラーの話(ベージュ)_遮光カーテン-ブリーズ_247A1282.jpg

最後にご紹介するこちら「Breeze」は、
ポリエステル100%のシンプルなカーテンです。

形状安定加工が施され、永い間、
きれいな状態を保たせることが可能です。

日中、室内がどれぐらい明るいのか


★5_プロジェクター(ベージュ)_遮光カーテン-ブリーズ_247A1292.jpg

Breeze は、遮光機能1級の仕様で、
日中でもカーテンを閉め切れば、
プロジェクター投影ができるほど暗くなります。

生地感も、今までの2種類に比べ厚手で、
少しゴワっとし、重量感も少し感じられます。

breezet-blog20.jpg

7色の中からお選びいただける Breeze は、
カーテンの色味が濃ければ濃いほど遮光率も高く、
閉め切れば真っ暗に近い暗さになります。

夜間、外から室内がどう見えるのか


比較.jpg
画像上:カーテンなし / 画像下:カーテンあり
こちらは、光源の位置も全く分からないほど、
室内の様子は見えません。

透過性・遮光性ともに、高いことが分かります。

比較結果

3比較.jpg

人気の3種類を例に比較しましたが、結果としては、
麻や綿を使用した Mar / Soft の透過性が高く、
ポリエステルの Breeze は、透過性が低くなりました。

Breeze は、遮光機能が含まれておりますので、
透過性が低いのは当然ですが、傾向として、
天然素材の物は透過性が高くなります。

また、軽やかな印象に見せるため、生地感が薄い
という事も影響しています。

上記を踏まえ、冒頭でお伝えした、
透過性がお部屋与える影響部分の、

  • 室内の明るさ
  • プライバシー

を考えていく必要があります。

次の項目では、その影響部分について、
もう少しご案内いたします。

カーテンの透過性にまつわるご提案

では、素材別での透過性の比較ができたところで、
オプション機能など、透過性にまつわる内容を
ご紹介します。

遮像機能付きレースカーテンを併用する

poudre-blog5.jpg
【レース】機能性カーテン Poudre
遮像カーテンとは、昼間のみならず、
夜間も外から中の様子が見えづらいという機能です。

今回ご紹介した Mar や Carly のように、
ある程度光を室内に取り入れたいが、夜間外からの
見え方が気になる方は、こちらも併用すると安心です。

poudre-blog6.jpg
画像上:カーテンなし / 画像下:カーテンあり
さすがにこちらのレースカーテンのみでも、
夜間では光源位置が分かる程度になりますが、
ドレープとあわせれば、より見えなくなります。

一般的にカーテンは、ダブルレールといわれる、
前後に2枚(ドレープ・レース)吊るす方法が多く、
レースも取り付けることがほとんどだと思います。

薄手のドレープで、日中は室内へ光を入れたいが、
夜間は少し心配という方は、
特にレースと合わせた設置がオススメです。

ドレープカーテンの遮光レベルを上げる

breezet-blog2.jpg

遮光機能、すなわち光を通さないように、
ある程度暗くなる3級から、かなり暗くできる1級まで、
オプションにて機能を付けることができます。

こちらは遮光機能の付いた裏地を付ける方法になり、
天然素材の軽やかな物などに付けると、
軽やかなどの特徴を損なってしまう恐れはあります。

ですので、

軽やかなリネン素材 x 裏地遮光

などの場合は、軽やかさと遮光の両立は、
少し難しくなってまいります。

この点においては、少し慎重にお考えいただく方が
良い部分となります。

こちらについては、詳細に触れている別記事が
ありますので、そちらをご覧くださいませ。

遮光カーテン等級を徹底解説!1級と3級の比較や選び方のコツをご紹介

ブラインドの取り入れも視野に入れる

イメージ.jpg

それでは最後に、窓回りのアイテムについて、
カーテンではなく、ブラインドの取り入れです。

ブラインドは、少し取り付けにハードルが高いと
思われがちなアイテムですが、今では、比較的簡単に
個人でも取り付けられる器具です。

  • 光の取り入れ
  • 風の取り入れ
  • 窓回りをスッキリさせる

という部分において長けており、
私の自室も腰窓にブラインドを取り付けております。

post_231113_12 (1)_1.jpg

ブラインドのメリットなどは、
こちらも別記事にて詳細に触れておりますので、
そちらをご覧いただけますと幸いです。

失敗しないブラインドの選び方は? 種類や素材の違いを解説
カーテンとブラインドどっちを選ぶ? メリット・デメリットを徹底比較

カーテンの透過性を把握し、暮らしにあったカーテンを選びましょう。

20210224122432.jpg

カーテンの透過性について、
いかがでしたでしょうか。

最後に少しまとめておきます。

カーテンにおいての透過性は、

  • 透過性が高い物は、光を通しやすい
  • 透過性が低い物は、光を通しにくい

それによる影響として、

  • 室内の明るさ
  • プライバシー

がある。

透過性にまつわるご提案としては、

  • 遮像機能付きレースカーテンを併用する
  • ドレープカーテンの遮光レベルを上げる
  • ブラインドの取り入れも視野に入れる

です。

居住空間のお部屋には、ほぼ必ずある窓。

面積や視界に入りやすい場所という事もあり、
インテリアにおいても、重要な場所になります。

インテリア性と暮らし方を掛け合わせ、
最適なカーテン選びと、暮らしに役立てれば幸いです。

窓回りアイテム一覧はこちらから。

カーテンの生地サンプルも無料で郵送可能ですので、
ぜひ気になる生地などございましたら、
お気軽にお申し込みくださいませ。
※各カーテンページにお申込みフォームがございます。

リアルショップでは、大判の生地サンプルを
展示しておりますので、全体のイメージ掴みの際には、
ぜひ店頭にてご確認くださいませ。

それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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