【くちぶえエッセイ】クリスマスの飾りと、
こたつのぬくもり

ハロウィンが終わったと思ったら、
もう街はクリスマスの顔をしています。

毎月イベント続きで、
今の子どもたちは本当に
楽しいだろうなぁ。

娘もその波にしっかり乗っていて、
「早くツリーを出そう！」と
目を輝かせています。

今年は少し装いを変えたくて、
オーナメントを買い替えました。

箱を開けた瞬間のきらめきに、
娘より私のテンションが
上がってしまいます。

去年より高い位置に
飾り付けをする娘の姿を見て、
この1年でまた成長したなぁとしみじみ。

気づけば、こたつの季節もやってきました。

スイッチを入れた瞬間、
そこに吸い込まれていく家族の足。

ああ、この季節が始まった。

寒いのは苦手だけど、
こたつの気持ちよさを堪能できるのは、
この季節だけなんですよね。

そして、今年初の鍋も無事デビュー。

簡単で美味しくて健康的で、
しかも片付けが楽...
主婦の味方すぎます。

「今日は鍋でいい？」と
言える日が増えるだけで、
心の余白がぐっと広がります。

実は先日、庭にこたつを出して、
鍋をやってみました。

冬のキャンプにこたつを
持っていく人もいるので、
それならば、庭でやってみようと！

なんだか異世界の不思議な感覚で、
これはこれでハマりそう。

まるで冬の露天風呂に入っているような、
特別な時間になりました。

庭のスモークツリーは、
いつの間にやら赤く色づいています。

今年の夏もよく育ってくれました。

長いところで2m以上も...！

葉がすっかり落ちたら、
伸び切った枝を剪定しなければ。

こちらも我が家の恒例行事になりました。

家の中も外も、季節の変わり目に合わせて
やるべきことが増えていきます。

「言ってる間に年末だなぁ」とつぶやくと、
娘が「もう？」と驚く顔。

そう、もう。

大人の時間は本当に早い。

今年こそ、早めに年賀状を仕上げたい。

最近では紙で送らずに、
データを送るようになりました。

ちょっと味気ない気もしますが、
その分、良いものを作らねば！
という気持ちがあります。

だから、時間がかかるのです...
という言い訳を並べて、
毎年ギリギリに完成...。

いや、今年こそは必ず！

2025年もあと少し。

思い残しのないように、
ひとつずつ片付けていきたい。

お部屋も、庭も、心も。

寒い中で娘と一緒に
落ち葉拾いをしていたら、
お部屋でこたつが呼んでいます。

ほっと座った瞬間、
動けなくなるのは親も子も同じ。

今なら宿題を後回しにする
娘の気持ちが分かります。

年賀状は...ちょっと...まあ、
また明日。