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【蚤の市で見つけた偏愛品】
シスターのキャンドルスタンド

コロナ情勢は「古いもの界隈」にも
等しくやってきて、月に一回の蚤の市から、
さらに遠ざかる時期もあったり。

そんなディスタンスを埋めるべく身についたのは、
ネットで古いものを探すという、悪習。

情緒も節操もないけれど、ひと同士の出会いも
多様化しているのだから、一体何が悪いものかと、
開き直るのにも慣れてきたころ。

ひとつだけ分かったことは、古いものの神様は
ちゃんと画面の中にもいるということだ。

NIK_3096.jpg

そのキャンドルスタンドに出会ったのは、
ヴィンテージを扱う北欧のサイト。
シスターを象った、2つ揃えのアートピース。

久々にビビッとくる。
送料の高さに怯む心に、囁く。
「いま逃したら、もう出会えないかも」

それは、古いもの歴2年の直感か。
それとも、自分を都合よく甘やかす悪魔か。

いつも通り、古いものの神様のせいにして、
意気揚々と個人情報をフォームに打ち込む。

英語のメールはよく分からないけれど、
「Order Update」の文字が送られてくるたびに、
心が踊った。

待ちわびた小さなダンボールを開ける。
それは、とても綺麗な品だった。

深みのあるテラコッタと、練乳みたいに白い修道衣。
キャンドル文化が息づく、北欧よりの使者。

NIK_3307.jpg

さっそく、飾ってみる。
並んで置いてあると、何だか井戸端会議でも
している風情で、早くも親近感が湧いてくる。

「最近引っ越してきましたの」
「あら、私もですのよ」

そういえば、キャンドルを買うの忘れてたなぁ。

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