公開日 2023年03月16日(木)
更新日 2023年07月30日(日)
【さて、どう暮らそう。】住むということ
はじめまして。
今回から、連載をさせて頂くことになりました、
空間コーディネーターの平野美香と申します。
インテリアは、見せるためのものではなく、
自身や家族の心と身体を心地よくさせるもの。
どんな空間で日々を過ごしたいか、
その答えをご自身で導き出すお手伝いを
させて頂いています。
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職業柄、ご新築やリフォームなどのお家づくりに
携わることが多い日々です。
「どんなお家をつくるのか。」という時に、
まず考えたいのは、こんなこと。
- どんな暮らしをしたいのか?
- どんな風に一日を過ごしたいのか?
- 今だけでなく、何年先でも自分たちらしく
過ごせるのは、どんな空間だろう?
暮らし方の視点から考えていくと、
住みたい家が自ずと見えてくるなと思う毎日です。
例えば、私のことで言うと。
結婚して、18年が過ぎました。
夫と小学5年生の息子、2年生の娘との
4人暮らしです。
今の住まいは、5軒目。
ずっと賃貸暮らしを続けています。
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結婚をした時に住んだマンションは、2LDK。
息子が1歳のときに、
3LDKのマンションに引っ越し。
娘が生まれる直前に3LDKの
お庭付きのマンションに引っ越しました。
2年前に、結婚した当初に
住んでいたマンションに戻り。
昨年、戸建ての賃貸に引っ越し、
今に至ります。
私の住まいに対する考え方が変わったのは、
3回目の引っ越し。
結婚当初のマンションに戻ったときでした。
期間限定での引っ越しでしたが、
家族4人で2LDKは狭いと思いながら戻った場所。
けれど、ここに住んだからこそ、
「暮らす」ということに対して、
原点回帰になりました。
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ひとつ屋根の下で暮らす家族だからこそ、
寄り添ってひと所に集っていたい時期もある。
毎日顔を見合わす家族だからこそ、
時には、いい距離が必要な時もある。
ところ狭しと過ごした1年間で、
「家族はチーム、長く大切にしたい仲間だからこそ、
私たち家族にとってのその時々の距離の大切さ」
に気付くことができました。
その気付きを糧に、移った今の住まいは、
LDKと個室が3部屋あります。
その個室、一般的には夫婦の寝室と
子供部屋2つと考えがちですが。
我が家では、3部屋それぞれにテーマのある
お部屋作りをしてみました。
模様替えが楽しくて、仕方のない日々です。
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そして、暮らすことにもう一つ大切な事は、
どんな家具と日々を共にするのかということ。
我が家に置いてある家具は、
私がインテリアの仕事に就いた25年前から
少しずつ集めてきたもの。
どんな家に住むかとか、広さのこととか、
未知数の中で購入したものばかりですが、
どの住まいでも、その場その場のいい表情を
見せてくれながら、私たち家族の暮らしに
寄り添ってきてくれました。
要は、何が言いたいのかというと、
冒頭にも記載したように、
「どんな風に暮らしたいか」がしっかり
自分たちの中にあれば、モノ選びもスムーズ。
5年後も、10年後も、飽きることなく
ずっと共に暮らしていけるものと
出逢っていけると思うのです。
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家族も何年たっても、飽きることなく
ずっと一緒に過ごしていきたいチーム。
家具をはじめ、生活を共にするアイテムは、
家族と同じくらい大切なメンバー。
自分たちの人生で、最高のチームを作るためには、
自分たちの軸を知ること。
そんな軸の見つけ方について、
これから少しずつお伝えしていけたら
いいなと思います。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。










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