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【ほんとうの、美味しいって?】
暑い夏のひと皿。冷製ラタトゥイユ

猛暑が続いています。

こんな暑い日には、
冷たくて、酸味が効いてて、みずみずしくて。
スルスル食べられるけど、でも食べ応えはあって。

そんなものを食べたいと思いませんか?

今回は、そんな夏の食欲が全て揃った料理
「冷製ラタトゥイユ」のご紹介です。

理想のラタトゥイユとは?

レシピをご紹介する前に、まずは僕の思う
「理想のラタトゥイユ」についてお話させてください。

ポイントは3つあリます。

  • 味のバランス
  • 切り方
  • 火入れ

味のバランス

DSCF0063.jpg

好みはあると思いますが、
僕はトマト缶を入れるのがあまり好きではありません。

トマトが強すぎるんですよね...
ラタトゥイユは「野菜の煮込み」であって、
「野菜のトマト煮込み」ではない! と思っています。

野菜がくったりしてきた時の、
あの旨味の重なり合いがいいんです。

もちろんトマトも入れますが、
全体のバランスを崩さない程度の割合で。

あと、チキンスープ的なものを入れるのも「なし」。

暑い日に食べる夏野菜のライトな感じがいいわけで、
味を重ねて深い味わいにする必要はないんです。

切り方

DSCF0030.jpg

切り方でも、味の雰囲気が大きく変わってきます。

おすすめは、少し大きめの一口大の乱切り。

ズッキーニやナスを輪切りにすると、
煮ている最中に、中心部分がゆるゆるになって
くにゃくにゃになりませんか?

しまいには、穴が開くことも...

その点、乱切りは安定感があります。

火入れ

DSCF0032.jpg

火の入りやすいものから順番に...
なんてスキルを伴うやり方もありますが、
夏野菜の火の入り具合はだいたい一緒。

何から何まで、全部一緒に入れてしまいましょう。
この簡単さも、ラタトゥイユのいいところ。

野菜から出る水分で蒸し煮にして、
くたっと火が通ったら、煮汁を煮詰める。

最後に煮詰めるのが大事です。
じゃないと、水っぽくって
ボケた味になってしまいますからね。

では、作ってみましょう。

1.jpg

ここまで、僕の考える理想のラタトゥイユを
ご紹介させていただきました。

これを、しっかり冷やして、
レモンを絞るか、白ワインビネガーを加えたら
「冷製ラタトゥイユ」はほぼ完成です。

トマトの酸味はもともとありますが
はっきりした酸味を加えると、味が引き締まるんです。

あとはお好みでハーブやバジルを合わせてみて下さい。

材料(3〜4人分、調理時間20分)

DSCF0028.jpg

  • ズッキーニ 1本
  • ナス    1本
  • パプリカ  1/2個
  • 玉ねぎ   1/2個
  • トマト   1個
  • ニンニク  半片
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 塩      2つまみ
  • レモン   2カット分
  • バジル   適量

作り方

1. 野菜は全て、一口大の乱切りにする。

2. ニンニクはすりおろす。

3. 鍋に材料を全て入れて火にかける。
  しんなりしてきたら、蓋をして弱火で10分蒸し煮。

4. くったりしてきたら、蓋をはずし
  強火で水分を煮詰めていく。

DSCF0038.jpg

5. ボールに入れて、冷蔵庫でしっかりと冷やしたら、
  レモンを搾り、よく絡める。

6. ちぎったバジルを絡めて完成。

DSCF0042.jpg

おもてなし料理を作るとき、夏らしい冷菜が一つあると
食欲も増し、他の料理も引き立ててくれますよ。

それでは、また。

DSCF0067-2.jpg

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